基本的に山小屋は予約が要りません。
(ごく稀に必要な小屋もないことはないですが)
宿泊を断られることもありません。
普通に入口から入れば、夏のシーズン中なら
小屋の人がいますから、
客「こんにちわ~泊まりたいんですが、○人ですが。」
小屋「はい、お疲れ様でした。じゃあ、こちらに記入してください」
と、宿泊カードに記入を求められます。
朝、夕、弁当の有無も記入します。朝3時頃に出発する人もいますので、
カウンターにおいておいてもらうなどの連絡事項も書くこともあります。
大抵、部屋を教えられますから、そこに荷物を置きます。
荷物は奥の足もとにたてておく等、寝るスペースは常にあけておく、
他の人に極力スペースを空ける等配慮する。
後は、夕食まで自由です。食券制のところもあります。
または指定された席でとることもあります。
(そのへんはチェックイン時に注意があります)
夜は遅くとも9時消灯、就寝が普通です。
もっと早い時間に寝ている人もいるので、寝室では常に静かに
するのが原則。会話などは食堂、談話室などで静かにします。
たまに酔っ払ってノーマナーの人もいますが、気にせず寝ます。
朝食は夕食と同じ。チェックアウトはなしで、そのまま出発します。
それでも小屋の人には「お世話になりました。行ってきます」くらいは
挨拶したいですね。
と、これはあくまでも一般的な常識となんら変わりありません。
(早寝、早立ちが違うくらいです)
いつ頃、どのエリアの、どの小屋にいくのかにもよります。
北八ヶ岳の小さい小屋などのように、アットホームなところもあります。
オフシーズンで「小屋主はいません。勝手にやっておいて。
お金は○○円で缶にいれておいてください」のような場合もありますし。
(そういう意味では予約が必要なケースもあるかも)
トップシーズンの穂高、表銀座のように、1畳のスペースで
3-4人寝る。頭と足を交互にして、いわしのフレーク状で身体を
横にして寝る。(上を向いて寝るスペースはない)
トイレに行ったら、寝る場所がないので、人の上に無理やり乗っかって
自分のスペースを強引に確保するか、廊下のあいたスペースで寝る。
ようなときもありますし、穂高でも少しシーズンをはずせば、
こたつ独占で布団も使い放題の時期もあります。
混雑している場合は、またルールがちょっと独特です。
(荷物は置くだけ、布団を敷く時はスタッフの指示にしたがって一斉)
どんな山小屋でも歯を磨くくらいは何にも云われません。
(手や顔はまあ洗えます。)
髭はそりません。1週間くらいまでなら重量を減らす意味でも気にしません。
下山して温泉でも入りながら鬚をそります。
お礼
山小屋を利用したことがなく、不安でしたが一連の流れが分かり安心しました、詳しく教えていただきありがとうございます。