mellow91さん こんばんは
単に高性能なカメラ・レンズと言う事になると、日本製のカメラだけではないわけです。例えばライカ・ハッセル等、レンズで言えばツアイス等昔から高性能なカメラ・レンズを作っていました。しかし日本と昔から高性能な光学機器を作っていたヨーロッパ諸国(特にドイツ)とは、考え方の違いが有りましす。ヨーロッパ諸国(特にドイツ)では、高性能を追求した結果として値段が跳ね上がっても仕方ないと言う考えが有ります。かたや日本の場合は、高性能を追求する中にも「商売」と言う感覚が有るんです。
写真を撮影する方が全世界に何人いるか解りませんが、その内「写真を撮影する事で生活している人」(俗称「プロカメラマン」)はほんの一部だと思います。そう言う「プロカメラマン」だっら撮影のために必要な機材は、例え100万円・200万円またはそれ以上しても購入するでしょう。しかし、多くのアマチュアカメラマンがそんな高価な機材を買う方が何人いるでしょうか??と言う事を考えると、「世界で一番の高性能」とまで行かなくてもそこそこ十分使えて誰でも買える値段帯のカメラが台数的に売れるのは解ると思います。そう言う意味で「単に高性能を追求する」中に「商売」と言う観点を含めた製品作りをしている日本製のカメラが売れるのは解ると思います。
それ以外ですと、最先端の技術開発力と言うことでは日本は欧米諸国には敵いません。しかし誰かが開発した最先端技術を使って製品化する能力は、欧米諸国より日本の方が優れています。今のカメラは昔のカメラ式に有る程度の撮影技術が無いと綺麗な写真が撮れないと言うのではなくて、AFや各種AE機能が備わっていて初めてカメラを触った方でもそこそこ綺麗な写真を撮る事が可能です。そう言う便利な機能を備えたカメラを一早く製品化出来る能力は、日本が優れているわけです。そう言う便利なカメラはカメラ初心者だけの物ではなくて、「プロカメラマン」だって歓迎なんです。それは今までのカメラと違ってピント・露出等色々な事に気を使う率が少なくなりますから、構図・フレーミング等に集中出来るわけです。
以上が現時点で全世界のカメラ販売のシェアの多くをとっているのが日本製のカメラと言う理由の一部です。歴史的には皆さんの言われている通り、朝鮮戦争の従軍カメラマンがニコンのカメラを使って高画質な写真を撮影したと言う事も有ります。そう言う両者が相まって、技術的にも信頼性的にも日本のカメラが人気度No1なのではないでしょうか???
お礼
売れる製品を日本のメーカーが作ったということですね。なんか誇りに思います。ありがとうございました