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フランクフルト空港での喫煙場所及びIC、ICEについて
- フランクフルト空港での喫煙場所やIC、ICEに関する最新情報を教えてください。
- フランクフルト空港では喫煙できる場所はあるのか、それとも空港の外に出る必要があるのか知りたいです。
- ヨーロッパへの初めての旅行で、ザルツブルクからミュンヘン、ニュルンベルクへICおよびICEで移動する予定ですが、乗車前に乗車券と座席指定券にパンチは必要なのか不安です。実際のところどうすればいいでしょうか?
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こんにちは。私は1年か2年に一度ほどの割合でドイツに出かけている者です。ドイツ鉄道(DB)やオーストリア鉄道(OeBB)も何度となく利用しています。 1. 私自身は喫煙者でなく、フランクフルト空港に寄ったのも今年6月が最後ですが、フランクフルト空港運営会社のプレスリリース(2007年9月21日付)[1]から以下のことが読み取れます。 「ヘッセン州の禁煙条例が(2007年)10月1日よりフランクフルト空港でも発効する。これまで出発ホール、到着ホールにあった喫煙コーナーは撤去され、2つある旅客ターミナルビルの双方とも禁煙になる。 一般ゾーン(*1)では、喫煙したい人は屋外に出なくてはならない。旅客ターミナルビルの全ての出入口に、灰皿を備えた喫煙コーナーが新たに設置される。 第1ターミナル、第2ターミナルの乗換えゾーンでは、全面がガラスで仕切られ活性炭フィルターと排気系統を備えた喫煙コーナーがまず5か所、なるべく早い段階(予定では来年の第一四半期)に試験的に設置される。」 従いまして現状は「ターミナルビル内は禁煙」「乗換えゾーンの喫煙コーナーも未設置」であり、タバコを吸うにはターミナルビルの出入口を出たところの喫煙コーナーを利用することになります。 入国審査を受けてターミナルビルの外に出るのは面倒な気もしますが、日本を発ってフランクフルトで乗り継いでオーストリアに行く場合、入国審査はどのみちフランクフルトで受けるので大した差にはなりません。預けた荷物はよほど特殊な場合を除いてオーストリアまでそのまま運ばれます。フランクフルト-オーストリア間は国内線に準じた扱いのため、改めての出国審査や入国審査はありません。 結局、タバコを我慢してそのままオーストリア行きの便に乗り継いだ場合と、ターミナルの外に出て一服した場合の違いは下記のように、改めて手荷物検査とボディチェックを受けるかどうかだけの僅かなものです。 【タバコを我慢する】フランクフルトで入国審査を受ける→オーストリア行き便のターミナルに移動する→オーストリア行きの飛行機に乗る 【外に出て一服する】フランクフルトで入国審査を受ける→ターミナルの建物の外に出る(一服する)→オーストリア行き便のターミナルに移動し、再度手荷物検査とボディチェックを受ける→オーストリア行きの飛行機に乗る 2. ICおよびICEの乗車券ですがこれらはパンチ(刻印)不要です。刻印が必要なのは近郊区間内(交通連合体内)相互発着の乗車券のみです。 ドイツやオーストリアの都市近郊の輸送は「交通連合体(Verkehrverbund)」が運営しています。交通連合体内の運賃は大抵ゾーン制になっており「2ゾーンの移動は○ユーロ」などと定められています。また乗車券にはゾーン数に応じ「乗車から○分間有効」といった期限があります(*2)。「何時に乗車したか」を証明するために刻印機が用意されているわけです(もし刻印なしで乗れるとなると、同じ乗車券を何回でも使い回しできてしまうことになります)。交通連合体内で近郊電車、地下鉄、バス、市電を利用する際は刻印が必須です。 これに対し、交通連合体の範囲を超える長距離の乗車券は、単に「○月○日から○日間有効」と規定されています。有効期限は切符の券面で分かるので何月何日の何時に乗車したか証明する必要はなく、刻印も不要です(*3)。そもそも長距離の乗車券は8.5 cm×20 cmの横型大判(*4)のため、刻印機に挿入しようとしても入りません。 長距離列車では車掌が検札に来てその際に検札印を打ちますが、これは上記の「刻印」とは別物です。「車掌が来なくて検札印がもらえなかった」としても不正乗車になるわけではありません。逆に乗り換えながら何時間も列車に乗ると検札の度に検札印が増え、1枚の切符に賑やかに検札印が並びます。 ICやICEを含めDBやOeBBの長距離列車には何度となく乗っていますが、刻印がないことを検札で咎められたことは過去に一度もありません。安心してご乗車ください。 参考ページ [1] http://www.fraport.de/cms/press/dok/263/263296.frankfurter_flughafenterminals_ab_01_okt.htm *1 本回答においては「一般ゾーン」の語を、「搭乗券を持たない人でも自由に出入りできるゾーン」の意で使っています。 *2 1日乗車券などでは「購入時点から24時間有効」としている連合体もあります。その場合は購入時刻と日付が最初から印字されているので改めての刻印は不要ですが、当然ながらカウントダウンは購入時点から始まります。 *3 長距離でも"German rail pass"のように通用日を自分で選ぶ乗車券の場合は、乗車前に通用日を記入する必要があります。 *4 長距離でも自動販売機で買った乗車券はこれより小さいサイズです。
お礼
大変詳しいご説明ありがとうございます。往路の乗り換え時間は2時間なので 一旦外に出て喫煙するには時間的に厳しいかと思いますが、 復路の成田行きの出発まで4時間半と時間があるので、外に出て一服したいと思います。 また、ICとICEのパンチは必要ないのですね 安心致しました。 ご回答大変感謝いたします。