- ベストアンサー
スキャナの性能の影響
スキャナでフィルムをスキャンし、ウィナースペクトルを求めたときに、 スキャナの性能によりウィナースペクトルは変化するものでしょうか? 変化するとすれば、スキャナの何の性能による影響でしょうか? フィルムのウィナースペクトルへの影響に関しては文献なども多いのですが、スキャナ(読み込み装置)からの影響について載っている資料等がなくて困ってます。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
専門外なので外しているかもしれないので参考程度ということで。 (測定を目的として作られた装置であれば、構造やシステム構成から装置としての影響がわかるので回答の対象から除外しています。) 一般にPCの周辺機器として販売されているスキャナではCCD等の読み取りセンサの特性とスキャナ内部での画像処理回路の影響が強いでしょう。 あと機械的な構造も効いてくると思われます。 CCD等のセンサでは解像度、ダイナミックレンジの特性は明らかに影響を与えるでしょうし、入力光量と出力信号のリニアリティも影響を与えるでしょう。測定を目的とした装置ですとこのリニアリティなどは測定目的の精度を満足できるキャリブレーションが、生データの取得前後で可能だと思いますがPC周辺機器としてのスキャナだとユーザーは測定用の基準画像などを用いて出てきた生データを補正する必要が出てくるのではと思います。 機械的な構造としても、観測対象物への露光が必ずしも均一ではなくやはりキャリブレーションが必要ですし、メカニカルに動く部分ではジッタ等の影響も出てきます。 また、CCDの配列方向(主走査方向)と観測対象物の相対的な移動方向(副走査方向)でも一般には特性は変わります。 ただ問題なのが画像処理で何をしているかわからないというところです。高画質化などと謳って上記の特性を画像処理で補正しており、一般には何をやっているか公開されていないので、公開情報からはその影響を確認できません。
お礼
やはり測定用の基準画像が必要になってきますよね。 big_dipperさんが書かれているように自分で考えた結果、基準画像が必要であること、内部処理の状態がわからないという結論になりました。 回答の内容もわかりやすく大変参考になりました。ありがとうございました。