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ウィーンで現地通貨引出しの手数料について
3日後に旅立つのですが、現地で日本の口座から引き出す際の手数料に付いて教えて下さい! 今までは郵便局のシティバンク口座を使ってましたが、今回イーバンクの口座も作りました。 シティーバンクは1回ごとに利用料の200円?と手数料が取られるらしいんですがイーバンクについては『クレジットより安い』との事しか書いてなく迷い中です。利用法自体は同じなので、できれば安い方を利用したいです。手数料の安い方をご存知の方!情報を分けてください。よろしくお願いします。
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ご質問の二者の比較でしたら、利用すべきカードは迷うことなくイーバンクマネーカードです。 レートの良し悪しを論じるには為替用語を避けて通れませんので、まずその説明からさせてください。 ・銀行間レート ニュースなどで「午前の東京外国為替市場は1ユーロ=166円75銭から80銭で取り引きされています」と報じられているレートは「銀行間レート」などと呼ばれます。その名の通り外国為替市場で金融機関間の取引に使われるレートです。一般の顧客はこのレートでの取引きはできず、いくらかの手数料を上乗せして払うことになります。 ・公示仲値 銀行間レートは常時変動しており、窓口の両替業務などを銀行間レートを基準にして行うと処理が煩雑になります。そこで各金融機関は銀行間レートに代えて「公示仲値」というレートを定め1日を通して基準レートに用います(*1)。公示仲値は厳密には銀行間レートとは一致しませんが、銀行間レートを参照して決めているので乖離は一定範囲に収まります。 ・クレジットカード会社が定める換算レート クレジットカード会社も海外利用分の決済を行う関係上、各通貨間の換算レートを毎日定めます。これも銀行と同様に、外国為替市場での銀行間レートを参照して決定します。銀行間レートとの乖離は通常±0.4%以内、為替の変動が激しい局面でも±1.0%以内で大体収まります。 上で挙げた三つのレート「銀行間レート」「公示仲値」「クレジットカード会社が定める換算レート」は厳密には一致するものではありませんが、後の二者がいずれも銀行間レートを参考に値を定めているため、基本的には三者の数字は同一視して差し支えありません。 それでは各カードでの引落し額を比較します。イーバンクマネーカードでは「VISAインターナショナルが定めるレートで日本円に換算し、これに1.63%を加算した金額」が引き落とされます[1]。「VISAインターナショナルが定めるレート」とは「クレジットカード会社が定める換算レート」にほかなりません。利用の都度の手数料についてはイーバンクのサイトには記述がないのですが、実際に利用した人の話[2]からするとかかっていないようです(*2)。 他方、シティバンク銀行が「海外ATMで現地通貨を引き出せる」として宣伝しているサービスには、(A)郵便局などと提携した「ワールドキャッシュ」と(B)シティバンク銀行自身のキャッシュカードである「バンキングカード」の2種類があります。ご質問では「郵便局の・・・」とありますので(A)の「ワールドキャッシュ」を指しておいでかと思います。 ワールドキャッシュでの引落し額は「現地通貨を所定のレートで米ドルに換算し、その米ドルの額をシティバンク銀行の対顧客電信売レートで日本円に換算、さらに3%の手数料と利用の都度の手数料200円を加算」です。「所定のレート」ですがこれまでに利用した経験からは銀行間レートと同等と推定できます。またシティバンク銀行の「米ドルの対顧客電信売レート」ですが、これは公示仲値に1ドルあたり1円を加算した数字になります。 以上が分かれば引落し額の推計が可能となります。銀行間レート/公示仲値/クレジットカード会社が定める換算レートの三者がいずれも1ユーロ=167円00銭、1ドル=117円00銭のときに、現地で500ユーロを引き出した場合の日本円の引落し額を試算します。結果は明らかで、軍配はイーバンクマネーカードに上がります。 ・イーバンクマネーカード 167.00×500×1.0163=84,861円 ・シティバンクワールドキャッシュ 167.00×500÷117.00×(117.00+1.00)×1.03+200=86,940円 クレジットカードのキャッシングについての指摘がありますので併せて説明します。キャッシングに適用されるレートは前出の「クレジットカード会社が定める換算レート」で、これに利息が加算されます。利率は年利で15~25%程度、利用日から引落し日までは25日~55日くらいですので、利用額の1.0~3.8%を利息として上乗せして支払うことになります。なお「利息のほかに海外利用に伴う手数料1.63%も加算される」と主張する回答を見かけますが、それは過去の計算法です。現在は単純に利息のみの加算です。 利用日から引落し日までごく近くて利息が1.63%以内に収まるなら、わずかの差ですがクレジットカードでのキャッシングの方がイーバンクマネーカードより有利ということになります。繰り上げ返済をすることで利息を1.63%以内に抑えた場合も同じです。逆に引落とし日まで間があって利息がかさむ、繰り上げ返済は可能だが振込手数料が自己負担といった場合であればイーバンクマネーカードが有利です。 その他の現地通貨調達法については参考ページ[3]でも触れておりますので、ご興味があれば参考までにご覧頂ければと思います。 参考ページ [1] http://searchfaq.ebank.co.jp/je/faq.asp?fid=30243 [2] http://www.cairnscairns.com/bbs/read.php?id=1188619635 [3] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2700619.html *1 一日に数回の改定を行う銀行もあります。 *2 参考ページ[2]では2007年8月29日の利用で、200豪ドルを引き出して引落し額が19,190円だったとあります。一方で8月28日から29日にかけての銀行間レートは1豪ドル=94円10銭~94円60銭ほどで推移しました。仮に最も安い94円10銭だったとして、1.63%込みでの引落し額は 94.10×1.0163×200=19,126円 ということになります。19,190円から単純に差引きすると64円ですが、利用の都度の手数料が100円を切る額に設定されているとは考えにいです。「VISAインターナショナルが定めたこの日のレートは1豪ドル=94円41銭、利用の都度の手数料はなし」の解釈の方が合理性があります。 *3 海外ATMで現地通貨を引き出す場合、ATMの所有者が手数料を徴収することがあります。その額は典型的には1回50円~200円ですが、イーバンクマネーカードでもシティバンクワールドキャッシュでも同じようにかかるので、有利不利の見極めには直接は影響しません。
その他の回答 (1)
- furiten555
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1回あたりの引き出し額などによって変わってきますが、多くの会社のキャッシングの利率が下がりつつある今、金利を払ってもクレジットカードでキャッシングをした方が、安全・便利・お得です。 早期返済するとさらにお得ですね。
お礼
素早い回答ありがとうございます。 カード会社でも金額違うんですねぇ 勉強になりました。 そして利率が下がってることも知りませんでした。 ありがとうございました。 素敵な秋の日をお過ごしください(ノ∀`*)
お礼
ありがとうございます! プロの人に説明してもらえたくらいの詳しい説明で勉強になりました。 この説明のお陰で心おきなくイーバンク利用できます。 出掛けるギリギリにバタバタと質問したので心配でしたが本当に助けられました。ありがとうございます。感謝感激です。 素敵な1週間をお過ごしください+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+