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東京大学経済学部学士入学について
現在、海外の大学で理数系専攻の者です。卒業単位を埋めるために取ったビジネスのクラスで経済学に興味がわき、通っている大学で博士号を取得した教授が東京大学経済学部で教鞭をとられているので、学士編入試験を受けようと思うのですが、東京大学における学士入学の難易度はどの程度なのでしょうか?経済学の基礎から学びたいので、大学院ではなく学部から始めようと思っています。 以下のpdfファイルに詳細が載っているのですが、受験科目は英語と論文です。英語試験の代わりになるTOEFLに関しては現在の総合スコアは640でリーディングのセクションのみだとスコア650です。 論文の「広く社会科学にかかわる主題についての論述」がよく分かりません。この場合の社会科学というのはどのような事を勉強すれば良いのでしょうか? 詳細の書かれたPDFファイル http://www.e.u-tokyo.ac.jp/gakushi.pdf
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- mark-wada
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東大経済学部卒の者です。 他学士入学ですね。かなりの難関だと思います。毎年、合格者は1名程度のはずです。 私の知人も、他大学経済学部卒後、東大学士入学を目指していましたが、あきらめたようです。 「広く社会科学にかかわる主題」 これは試験当日、テーマが発表されてそれについて論述するのだと思います。(私が受けたわけじゃないので、確認できませんが。その意味では経験者じゃないな) おそらく大学受験や大学の学部編成としての「社会科学」(→法学部、経済学部など)ではなく、もう少しアカデミックな意味での「社会科学」という意味だと思います。 人間(行動)や、社会について考える実証科学としての社会科学ということで。 ○方法論としては、「経済学、社会学、政治学」が典型、場合によっては「心理学、人類学」なども含む。 ○分析対象としては、「法、経済、経営、社会、教育」などを想定している。 ○また、「歴史的な物の見方」「統計学や統計処理についても基礎は分かっている」 ↑これくらいのことを期待している、のだと思います。 もちろん、これらが完璧にできなければ不合格というわけではありませんが、社会科学全般にわたる幅広い素養を持って、当日に論述できることが要求されるのでしょう。 ただ現実問題として。試験を受けるライバルは他大学の経済学部卒の場合が多いでしょうから。社会科学一般がそれなりにできる、というだけでなく、やはり経済学についても一定の知識・学力がないと見劣りすると思います。 難関だとは思いますが、がんばってみてください。
これはこのままじゃなくて、その当日、ある大きな主題について公表するので、そのテーマについて書くようにという意味ではなかろうかと思います。 つまり、この試験は経済学というタコツボ的な学識だけでなく(専門バカではなく)、幅広い社会科学の知識を問うということであろうと思います。したがって、哲学、法学、政治学、社会学など、他の学問にも少し精通しておくことが必要となるでしょう、 過去問が公開されていれば、それをかならず見たほうが良いと思います。 といっても、ようするに受験者の専門性を尊重するということでもあって、門を広くかまえているということでもあります。経済学とはいってもいろいろありますし、学部は法学だったけど経済学にすすみたいという人もいます。大学院試験というのは基本的に選択肢を多く、どこも門を広げていることが多いです。