◆Naka◆
いえいえ、愚問だなんてとんでもない。
CD、MDの音質の差は、みなさんがおっしゃる通り、確かに存在します。
音質というのは、一言で言えば、「原音忠実再生の度合い」のことですから、少ないデータ量で同等のものを求めることは不可能ですよね。
一例を挙げれば、「無音」部分はMDではデータとして扱われませんが、CDではちゃんと「無音」という音の部分が存在します。
ちゃんと「無音」の空気があるんです。
元々MDは小さいデータサイズで、気軽に音楽を楽しむために開発されたものである以上、音質にこだわる人向けではないわけですから、仕方がありません。
でもlovepianoさん、「音質にこだわるなら」そもそも屋外でポータブル機を用いて音楽を楽しもう、ということ自体に無理があるかもしれません。(楽しめる場所もありますが…)
クルマ、列車、バスの中、公園や広場、飲食施設等、どこにいたって、屋外は雑音の宝庫です。
そんな中でCDとMDの音を聞き分けろ、と言われても、大半の人には無理でしょう。
でもCDとカセットの「音の違いが分かる」という部分は納得できます。これは音質の差というより、デジタルよりもアナログの方が「音の傾向」の差が出やすい、という特質によるものでしょう。
例えて言えばこんな感じです。
ある写真をコピーするとしましょう。
それを目で見ながら模写していくと、色合いが違ったり、輪郭がぼけたような印象になります。
でも、曲線はちゃんと曲線としてなめらかに表現されます。
これがアナログですね。誰の目にも明らかに別物であることがわかります。
しかしスキャンしたり、コピー機を用いてコピーすると、ほぼ元通りくっきりと表現されますが、実際には細かいドットの組み合わせで表されたものであり、よく見ると曲線もギザギザになっています。
これがデジタル、というわけですね。
その一つ一つのドットを大きくしたのがMDであると考えてください。
でも、それらを10mも20mも離れたところから見たら、区別がつかないでしょう??
屋外で、CD、MDを比較するのは、離れたところからこの2つを見分けろ、と言っているのとほぼ同じ事です。
ですから個人的には、屋外ではMDを用いて音楽を楽しむのは賛成です。
微妙な音質の差以上に、使い勝手やコンパクトさのメリットが大きいと思うからです。
そうそう、marimo cxさんの#5のご回答中に書かれていましたブラインドテストですが、私も似たような結果に遭遇したことがあります。
それについては、こう考えるのですがどうでしょうか?
もちろんソースにも左右されるでしょうけれど、一般にMDの方がメリハリははっきりしていますし、またメーカーでもそういう味付けをしているところが多いようです。(OEMが多いから当たり前か…)
オーディオファンの中には、とにかく輪郭がはっきりしたクリアな音を求める人がいますが、そういう人の場合、ポップスやロック系の曲ではMDの方が「音質がいい」と錯覚することがあるような気がします。
クラシックだったら、問題なくCDに軍配を上げたんじゃないでしょうか??(クラシックだったりして…) (^_^;)
お礼
すごく丁寧な回答ありがとうございます。 屋内ではCD、屋外ではMDで問題ないようで 安心しました。 また、家ではクラシック、外ではロックを聞く機会が 多いので全然問題にしないようでよさそうです。 ありがとうございました。