- ベストアンサー
マルチエフェクターのME-50のバイパスやバンクスイッチについて
- バイパスやバンクスイッチの意味とは何でしょうか?
- マルチエフェクターのME-50にはバイパスやバンクスイッチが省略されているようです。
- これらの機能について詳しく説明します。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「バイパス」は、普通はエフェクトをすべてオフにして、ギターの生音がそのままアンプに行くようにする…という機能のスイッチです。 「バンクスイッチ」は、マルチエフェクターの場合、あらかじめいくつかのエフェクト設定をエフェクターに記憶させておいて、ライブなどで自分の作った音を自由に呼び出して使う…という機能がありますが、マルチエフェクターに搭載されているペダルスイッチの数よりも多くの設定を記憶させてある場合に、ペダルの設定を切り替える機能…という説明では難しいかな。 ME-50ならペダルが3つしかないですね。 仮に、設定を3つ記憶させているなら、ペダル1は設定1、ペダル2は設定2、同3は設定3…で、各ペダルを踏めばいつでも1~3の音が出せるわけですが、設定を6つ記憶させて使いたいな…という時は、 バンクの1番=ペダル1が設定1、ペダル2が設定2、ペダル3が設定3 バンクの2番=ペダル1が設定4、ペダル2が設定5、ペダル3が設定6 ・・・ というように、各ペダルと設定の関係を「バンク」という単位でどんどん追加して記憶させることによって、バンクさえ切り替えれば、3つのペダルでも何種類もの設定を呼び出せるようにするという機能です。 で、上位機種のGT-8なんかには、バンク切り替え用のペダルスイッチが付いているけど、ME-50には付いていないので使いにくい…というようなことが、感想にあったということでしょう。 ただ、ME-50はバイパスやバンク切り替えができないというわけではなく、3つのペダルの踏み方(同時に2つ踏む等)によってエフェクトのON/OFFやバンク切り替えも可能にはなっています。また、別売のフットスイッチを繋いで、バイパスやバンク切り替え専用にするという機能もあります。 詳しくは、メーカーのWEBでダウンロードできる取扱説明書を見てみて下さい。 http://lib.roland.co.jp/manual/jp/dl_04-01490/ME-50_j2.pdf 参考で、 http://lib.roland.co.jp/manual/jp/dl_04-04901/GT-8_j5.pdf 直接リンクに飛べなかったら、参考で機種名を検索のこと。
その他の回答 (1)
先の回答に被りますが… この場合の「バイパス」というのは、ギターからの入力を、内部のエフェクトをすべてパスしてそのまま出力することを言います。便宜上はエフェクトを一切かけない状態の、クリーントーンが出力されることになります(ただ、内部的にはすべてのエフェクトをオフにしただけで、完全に別経路を通してエフェクター内部の回路を迂回(トゥルー・バイパスと言います)しているわけではない場合も多くあります。厳密にいえば、エフェクトの回路の中を通過するだけで入力と出力の信号には違いが出てしまうのが普通です)。エフェクトがかかっていない音との比較などをする時には、この機能があれば便利です。 バンクスイッチについてはマルチエフェクター特有のもので、パッチと呼ばれるエフェクターの設定のプログラムを管理する整理棚のようなバンク機能というものについて、それを操作するためのスイッチです。 マルチエフェクターには通常、内部のいろいろなエフェクターのオン/オフやパラメータの設定を保存して、使いたい時にその設定をすぐに呼び出せるようなパッチと呼ばれる記録を取る機能があります。ME-50の場合はメモリーモードと呼ばれますが、このパッチをあらかじめ作っておいて、実際の演奏の時にはそのパッチを切り替えることでかかるエフェクトを一動作でまとめて変更するということができるという、便利な機能になります。 通常、パッチを呼び出して使うモードでは、フットスイッチの一つ一つにパッチが割り当ててあり、フットスイッチで操作をするのが一般的です。ただ、その場合フットスイッチの数しかパッチが記録できないと言うことになってしまいます。そのため、そのパッチの一揃いをバンクという単位で括り、バンクを切り替えることで各フットスイッチに割り当てられる記録領域が切り替わるようにすることで、記録できるパッチの数を増やすのが普通です。 このバンク機能については、整理棚のようなものとして捉えるとわかりやすいでしょう。縦に10段、横に3つに仕切られた棚があるとして、縦横の段にそれぞれに順に番号を振ったものをイメージしてください。このとき、それぞれの仕切りの中に一つのパッチを入れることが可能です。これをエフェクターの内部機能に置き換えると、縦の段の一つ一つがバンク、横の仕切りがフットペダルに相当します。つまり、作っておいたパッチについて、それをBank・1の1番のフットスイッチに記録する、などのようにパッチの記録を管理することができます。実際のパッチを使う時には、バンクの番号と、フットペダルの番号を合わせて目的のパッチの記録場所を整理し、呼び出して使うことになります。 多くのフロアタイプの大型マルチエフェクターでは、フットスイッチが5つ以上あり、フットスイッチのうちの二つがバンクの切り替えスイッチになっています。フットスイッチであれば、演奏中にもバンクを切り替えることができるため、ギターを握ったまま屈みこまずに操作することが可能になり、パッチの選択もやりやすくなります。しかし、ME-50にはフロントパネルにはフットスイッチが3つしかなく、バンク切り替えのフットスイッチが省略されています。ME-50単体では、バンクを切り替えるためには、手でバンク切り替えボタンを押さなければなりません(バンク切り替えスイッチは、つまみの密集する奥にある小さなボタンで、足での操作は極めて困難です)。ME-50は、その点では不便です。 一応、追加オプションとしてフットスイッチFS-5などをつなぐことで、バンク切り替えのフットスイッチ(FS-5U)を増設することも可能ですが、そのためには追加の買い物が必要になります。しかも、バンクを上下で切り替えるためには二つフットスイッチが必要になり、また専用のケーブルも揃える必要があります。ME-50は、メモリー・モードで使う時には非常に制約が多く、不便な機種と言えるでしょう。 なお、ME-50については質問文にある通り、また上にも書きましたが、バイパスモードはなく、フットスイッチでのバンク切り替えは追加のフットスイッチを購入する必要があります。ME-50本体についているフットスイッチを二つ踏んで切り替えられるのは、左と真ん中の二つで「チューナーモード」との切り替え、右と真ん中の二つで「メモリー・モード」と「マニュアル・モード」の切り替えです。ギター用ME-50ではチューナーモード時に自動的に出力がミュートされるため、バイパスモードとの兼用にはなりません(ベース用ME-50Bでは、チューナーモードがバイパスモードとの兼用になります)。また本体のみでフットスイッチによるバンクの操作はできません。 (マニュアルモードというのは、その時点での各つまみの位置やエフェクトのオン/オフを、そのままエフェクトのパラメータとして反映するモードです。コンパクトエフェクターがまとめておいてあるような状態として使うモードになります) 蛇足ですが、ME-50についてはパッチモードではなく、マニュアルモードでコンパクトエフェクターが集積したものとして使うのに適したマルチエフェクターだと思います。私も実際にME-50を所持していますが、パッチを作る際には各パラメータがディスプレイで表示される訳ではないために以前のパラメータ設定を確認することがほぼ不可能(パッチに記憶させたパラメータを変更する場合、一度メモリーされた値につまみを動かしてから調整を行うことになります。そのため、以前のパラメータはつまみを回して合わせられれば確認することも不可能ではないのですが、現実的にはまず無理です。)のため、後日セッティングを微調整すると言うことが困難です。パッチを切り替えた時に一瞬できる無音時間(音切れなどと呼ばれます)も、他の機種に比べて目立つ気がします。個人的には、パッチを頻繁に切り替えて使うのにはあまり向かないマルチエフェクターだと思います。ただ、それ以外の点においては、入門用のマルチエフェクターとしては十分以上の品質を備えていると思いますよ。 参考まで。
お礼
回答ありがとうございます。 そうですね。使っていて少し不便だなーと思うこともあったんですが、エフェクトの操作性についてはほぼいうことが無いんじゃないかなと思います。
お礼
分かりやすい説明ありがとうございます。 ME-50買ってみました。その「バンクスイッチ」というのが無かったらやっぱり足では操作しにくいですね。 別売りのフットスイッチなんてものもあるんですね。お金があれば買ってみたいと思います。