『アイ・アム・サム』のショーン・ペン&ダコタ・ファニング
精神薄弱の父親役という難しい役どころをユーモアを交えて見事に演じきったショーン!頭脳明晰で可憐な少女役の天才子役ダコタ!
この二人の演技は必見です。
ダコタちゃんには、本人の身体の成長に逆らうように低俗な役者に変わり果てていった多くの天才子役の轍は踏んでもらいたくはないと心から願っております。
『チャンプ』のリッキー・シュローダー
残念ながらこのリッキー坊やはこの時が彼の役者人生の絶頂だったようですが、映画史に残る名演を見せてくれます。基本的に子供と動物を登場させての感動物は製作サイドのあざとさが目に付いて好きではないのですがジョン・ボイト、フェイ・ダナウェイの名優を脇に追いやった彼の演技は色褪せることはありません。古い映画ですが今でも自然と涙がこぼれます。
『ユージュアル・サスペクト』のケビン・スペイシー
恐らく、多くの方がこの映画における彼の演技を絶賛されると思います。脚本そのものも素晴らしいできですが、ラストシーンで単なる下っ端のショボイ親父の顔から残忍で冷静な主犯への変化を足の動き一つで演じきったケビン!なんたる恐るべし怪優!
『シャイン』のジェフリー・ラッシュ
公開当時、何の予備知識も無いまま鑑賞した一本。あまりの素晴らしさに友人に勧めまくった記憶があります。すべては、言語障害を負った元天才ピアニストを演じた主演のジェフリーの演技に尽きます。主人公が発する口癖の『i.i. it's a mi. mi.miracle』!
決して観て損は無い映画だと思います。
『セント・オブ・ウーマン』&『セルピコ』のアル・パティーノ
いまさら言うまでも無い名優アル!その中でも私の一押しが盲目の退役軍人役でオスカーを獲得した『セント・オブ~』です。
目は開いているのに本当に光が見えていないのではと錯覚させる迫真の演技力!もう脱帽するしかありません。若かりし頃の『セルピコ』での苦悩する刑事役もなかなかのもんですよ。
『羊たちの沈黙』のアンソニー・ポプキンス
いまさら説明の必要もありませんよね!静かなる狂気を見せ付けた圧倒的な存在感。この人は本当に凄い役者さんです。
最後に邦画から一本
『麻雀放浪記』での高品格
当時、TVドラマの老刑事役ぐらいでしか拝見したことが無かった彼の一世一代の名演技!年老いた勝負師の内なるオーラを見事に表現していてこの映画の質を2ランク程上げているのでは!と個人的には思っています。
とりあえず、簡単に思いついたものを挙げてみました。1作品でもご参考になるものがあれば幸いです。
お礼
おお!これまたツボが近い方かもしれません。 「アイアムサム」と「ユージュアルサスペクツ」の俳優さん達は まさに質問文にも入れたかった方達なので! 素晴らしい演技ですよね。 ボクシングにあまり興味がないので「チャンプ」は観たことなかったのですが、 涙がこぼれる名演と言われると気になってきました。 「シャイン」!! 観たい観たいと思いつつ、そのままになっていた一本です。 思い出させてくれてありがとうございます! しかもオススメ文読んでますます楽しみになりました。 「セント・オブ・ウーマン」は観たことがないのですが、目が開いているのに見えない役というのは役者の腕の見せ所だと思うので、ぜひ観てみたいですね。 「羊たちの沈黙」は恐くて観られません(^^; 恐がりですみません。 いっぱいあげていただいてありがとうございました!