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うつ病に処方される薬の役割
鬱病といっても、人によって症状に差があり、また、薬の種類も多いですが、 薬を処方される場合、その薬は、どういった効果を狙って処方されるのでしょうか? いろいろなケースがあると思いますが、大まかにでかまいませんので、教えてください。 また、処方がずーと続く場合があるようですが、それは、もう回復しないということなのでしょうか? それとも、何か遺伝的等の理由があって、継続的に処方せざるおえないということなのでしょうか?
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鬱病といっても、色々な場合があります。躁病とどの程度関係があるか、とか、他の色々な精神失調症状が伴っている場合は、それらの症状に対しても、処方が必要になります。 鬱病は、「気分」と「身体的失調」の二つが主に症状としてあります。「気分」は、憂鬱になり、塞ぎ込んだ状態、不安感、心理的疲労感、悲観観念などがあり、身体的失調は、身体的疲労感、身体が動かない、だるい、すぐ疲れてしまうなどがあります。 また、バイオリズムが狂い、不眠症状が出、また朝起きづらくなります。 >薬を処方される場合、その薬は、どういった効果を狙って処方されるのでしょうか? >いろいろなケースがあると思いますが、大まかにでかまいませんので、教えてください。 参考URLの質問の方が、自分の処方を記しています: >朝夕1錠「トリプタノール錠25」、寝る前に「ハルシオン0.25mg錠」・「ユーロジン2mg錠」・「リスミー錠2mg」・「トリプタノール錠25」・「ピレチア錠25mg」・「テトラミド錠10mg」を飲んでいます。 この薬について見ると、間違っているかも知れませんが、まず、「トリプタノール」は、おそらく「抗鬱薬」です。鬱病の人には、抗鬱薬を基本的に処方します。これは、沈んで憂鬱状態になっている気分を持ち上げ、身体的な調子も回復する、「鬱」に対抗する薬です。 気分や感情と、身体のコンディションやバイオリズムの回復、持ち上げを行う薬で、普通、かなり長期間服用する必要があります。 「ハルシオン」と「ユーロディン」は、催眠薬です。催眠薬は不眠と、朝方の目覚めのために複数処方するのが普通です。鬱病は、心理的にも身体的に、極度に疲労した状態とも見なせるので、十分に睡眠を取れるように、催眠薬を処方するのです。 催眠薬は、入眠催眠薬と、持続的なものの二種類が大きくあり、症状に応じて、強い睡眠薬と弱いものを組み合わせたりします。入眠催眠薬は、服用して、すぐにきいてきて、眠りに誘いこむ薬ですが、2時間ほどで効果が切れます。もっと長い時間、8時間とか、作用が続き、途中で目が覚めないようにする催眠薬と組み合わせるのです。 「リスミー」は、これは弱い精神安定薬のはずです。精神安定薬は、心を静め、眠りやすくなる状態を作るので、催眠薬と併用したり、単独で、弱い催眠薬としても使います。 「ピレチア」と「テトラミド」は何か分かりません。多分、精神安定薬か、抗鬱薬だと思います。 鬱病で、「躁」の要素が混じっている場合や、「不安」や「悲観」や「精神が混乱」するような、症状が強くある場合は、昼間にも、精神安定薬を処方します。上の方は、昼間には、トリプタノールだけしか処方されていませんから、「鬱」が主要な症状なのだと思いますが、確実には、薬を処方した医者に聞くしかありません。 >また、処方がずーと続く場合があるようですが、それは、もう回復しないということなのでしょうか? それとも、何か遺伝的等の理由があって、継続的に処方せざるおえないということなのでしょうか? 鬱病は、体質や気質と関係あることが知られていて、体質や気質は遺伝します。けれども、同じ体質や気質を受け継いだ兄弟姉妹のなかで、全員が病気になるということはなく、何かのきっかけで、ある人が発病することがあります。 「鬱」の因子と「躁」の因子,その他、色々複雑な原因があって、鬱病になるようです。鬱病というのは、一つの病気というより、色々な病気や症状が重なっている状態だとも言えます。 ある人は、他の人も分かる、例えば,人間関係で心に負担がかかり、鬱状態になり、それが鬱病へとなることがありますが、別の人は、理由が特に分からないのに、生きていることに希望がないなどと言って、鬱病になることがあります。 鬱病は、規則正しい生活をし、睡眠や休息を十分取り、薬を持続的に飲んでいると、早い人で一ヶ月、数ヶ月また六ヶ月ぐらいで直ります。ただ、直った後、また何かのきっかけで鬱状態になるということがあります。 鬱病は再発することがあり、鬱病→回復→鬱病→回復……というようになると、医者の方も、回復と見えて、再発しないように、普段から心を安定させる薬を処方することがあるので、ずっと薬が続いているという人もいます。 回復した後は、十年間何もなかったとか、それ以降、鬱状態とは無縁になったという人もいます。鬱病は、薬をきちんと飲んでいると、基本的に回復する病気です。 「遺伝的理由」というのは、あまり考えられません。別の症状が混じっている場合、鬱状態が治ると、次に躁状態になってという風に、安定しない人もいますが、「遺伝的に」決まっている訳ではありません。 鬱病の場合、仕事ができないなどという焦燥で、悲観したり、現実状況でも追い詰められ、病気は治ったのに、現実状況がまた鬱病へと誘導するというようことで、直っているのですが、その効果がよく現れる前に、次の鬱状態に入るなどして、長く治療に時間がかかることがありますが、治療を続けていると、大体、回復します。 (鬱病の場合、仕事ができなくなったり、失職したり、再就職できなかったり、できても、前より条件が悪くなり、悲観や絶望などが払拭できなくなり、長く回復に時間がかかることがあるのです)。 >No.329975 質問:うつ病の薬とうつ病が治る瞬間と仕事への復帰について >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=329975
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- tofra
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あまりにも広い質問で、お答えに困りますね。 わかる範囲で・・・。 >うつの薬はどういう効果を狙って処方されるか うつ病で現れる病状(抑うつ、不安、おっくう、焦燥、不眠など)を 抑えるための抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬 >処方がずーと続く場合があるようですが、それは、もう回復しないということ? そんなことはありません。 うつ病の場合は、時間はかかっても、治ります。 自殺念慮だけに気をつければ、だんだんよくなります。 入院という手もありますし。 とにかくストレスを排除し、よく休むこと、適切な薬物治療をすることで、 うつ病はよくなります。 時に、難治性うつ病というのもありますが、まれです。 >何か遺伝的等の理由があって、継続的に処方せざるおえないということ? うつ病の発病素因は、遺伝的な要因も言われていますが、それよりもとにかくストレスです。 そのため、遺伝のために継続的に治療を行うということは考えにくいです。
- kintaro009
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私の父親が鬱病のようになったときには精神安定剤、睡眠薬を主にもらっていたみたいです。 夜に動悸が激しく寝れないような状態が続くと体力的にも辛いものがあります。 寝るということが重視されているのでしょうね。直接の治療法というのは難しいと思うのでとりあえず表に現れる症状を押さえようという狙いがあるのではないでしょうか? 処方がずっと続くのは焦らさないようにするためだと思います。 私が情緒不安定になった時、お医者様からは「薬を飲まずに様子を見ますか?」といったことはありませんでした。 薬を止めるとなれば患者さんは「もう薬がもらえない」「後○日分の薬しかない」と考えて必要のない不安に襲われるかもしれません。 心療というのは「完治した」と断言するのが難しいために、患者さん自らもう大丈夫だと言えるまでそっとしてあげているのだと私は思います。 専門家でもないのに偉そうなことを語ってしまいました。こんな程度の発言しかできなくて申し訳ないです。
- hanakomail
- ベストアンサー率28% (151/533)
専門家じゃないので 検索した結果だけを・・・ うつのお薬は落ち込んだ気持ちを前向きになるのを助けるものです ・お薬を急にやめると反発的な症状がでることがある ・1~2年くらいは続けることになる というようなことが 下記URLの「うつの薬1~4」に書いてました^^