旅費(飛行機代と宿泊費)は、行く時季と泊まる場所で全く違ってきますから、なんとも言えないです。
ヨーロッパでは学会や見本市が開かれることもありますので、そんな時にスケジュールを立ててしまうと、地方都市でも割高な宿泊費になると思います。
いっそ自由行動のあるツアーに入って、自由行動日にオペラ鑑賞日がくるようにスケジュールを組むとか、そういうツアーを選んだ方が安上がりになるかもしれません。
オペラについては、
> イタリアでオペラを見るとするならばどんなものがお勧めですか?
と言われても…。
オペラの本場であるイタリアでもお勧めのものを上演するとは限らないのですよ。
もし、ご質問者さまがオペラ初心者ならば、明るく軽く有名なものがお勧めです。
そうでなければ、他人にお勧めのものを尋ねるまでもなく『観たいもの』が決まってきます。
> どこで見るのがおすすめですか?
どこ…というのが劇場でしたら、イタリアで有名なオペラ劇場は、
・ ミラノのスカラ座
・ ローマのオペラ座(ローマ歌劇場)
・ フィレンツェのフィレンツェ歌劇場
・ ベネツィアのフェニーチェ劇場
あたりになると思います。
私自身は、まだイタリアへは行ったことがありませんが(これまでのオペラ鑑賞は、ヨーロッパではドイツ、ウィーンの方だったので)、オペラファンとしてこの有名な4劇場は行ってみたいと思っています。
チケットが日本からでも取りやすいのはこの4劇場ではないでしょうか。
他にも、
・ 古代ローマ時代の屋外闘技場跡地で夏期に屋外オペラが上演されるヴェローナのアレーナ・ディ・ヴェローナ(ここも行きたいですね。)
・ ナポリのサンカルロ歌劇場
・ ボローニャのテアトロ・コムナーレ
・ トリノのレージョ劇場
・ パルマのレージョ劇場
などがあります。
> 昔の悲劇的なお話が見てみたいです。
これに分類されるオペラを『オペラ・セリア』といいます。
有名なところでは、モンテヴェルディの「ポッペアの戴冠」、モーツァルトの「イドメネオ」、「皇帝ティトの慈悲」、ロッシーニの「セミラーミデ」という作品があります。
昔の…でなく、悲劇に分類される作品ですと『ヴェリズモ・オペラ』と言われている作品にその傾向がありますが、こちらはヴェリズモ=現実主義と訳されることが多いことからもわかるように、物語の時代設定は現代に近いので…。
前述4劇場の、今シーズンの上演スケジュールを見てみますと、残念ながら『オペラ・セリア』の作品は予定されていません。
アンハッピーエンド…という点では、スカラ座では、12月にワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」、2008年に入って、1月にアルファーノの「シラノ・ド・ベルジュラック」とドニゼッティの「マリア・ストゥアルダ」、2月にベルクの「ヴォツェック」、3月にプッチーニの三部作「外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ」、6月にジョルダーノの「アンドレア・シェニエ」、7月にプッチーニの「ラ・ボエーム」が予定されています(4月にヴェルディの「マクベス」もありますが、アンハッピーエンドと言っていいのか…)。
いずれも、毎日上演される訳ではありません。
フィレンツェでは、11月にヴェルディの「運命の力」、2008年1月にプッチーニの「蝶々夫人」、2月にR.シュトラウスの「エレクトラ」、5月にビゼーの「カルメン」があります。
ローマ歌劇場とフェニーチェ劇場では、今シーズンはアンハッピーエンドは見当たりませんでした。
この中ならば、スカラ座の来年の6月の「アンドレア・シェニエ」と7月の「ラ・ボエーム」、フェニーチェ劇場の来年1月の「蝶々夫人」と5月の「カルメン」あたりがいいのではないでしょうか。
個人的には「アンドレア・シェニエ」が好きなんですけれどね(素人・初心者向きではありませんが。)
悲劇でなくてもよければ、
・フィレンツェ 9月 ヴェルディ「仮面舞踏会」
・ローマ 11月 モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」
・フェニーチェ 12月 プッチーニ「トゥーランドット」
がありますよ。
お礼
御礼遅れました。 モーツアルトのイドメネオの曲。 大好きなので、見に行きたいとおもいます! 回答ありがとうございました!