アマ四段のつたない棋力からお答えします。居飛車VS右玉(振飛車)の定跡はありません。ですから手将棋の世界です。お勧めできるのは、「風車の美学」(毎日コミュニケーションズ・1200円)です。別にこの本の宣伝をしている訳ではありませんが、対居飛車の右玉はひととおり理解できると思います。風車戦法を使うこなすには、強靭な受けの力が必要で、歴史的には、強い人の立場で、弱い人に面白い場面を体験させてから最終的に強い人が勝てるということで、賭け将棋の強い人の営業用の戦法と聴いています。駒落ち将棋の上手の得意な人には向いているかもしれません。ただ、現代将棋を考えると、スピード、玉の堅さからかなり合理的になっているので、風車のように手数がかかって自玉が危険になる戦法では、アマのトーナメントは勝ち抜けないものと思いますが。しかし、いろんな将棋を指すことも楽しいので、一度指してみて下さい。なお、振飛車への右玉居飛車作戦というのもあります。