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体外受精の準備中でも多のう胞性卵巣の卵子検査は必要?
- 体外受精への準備中でも、多のう胞性卵巣の卵子の質の検査は必要なのか疑問です。
- 質問者は多のう胞性卵巣であり、生理周期に問題はないとのことですが、最近ネットで卵子の質が悪いという情報を知り心配になりました。
- 医師の意見が一致しないため、この検査が本当に必要なのか疑問があります。どのような検査なのかも知りたいとのことです。
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こんにちは。 >私は卵子の質は、取り出すまでわからないと思っていたのですが、検査でわかるので検査しよう、と言われました。グリコラン採血と、TRHテストというのをするようです。 かなり誤解があるようです。説明を間違って聞かれたのでしょうか。 「TRHテスト」は潜在性高プロラクチン血症の検査です。通常の検査ではプロラクチン値に異常がなくても、TRHテストで負荷をかけた時にプロラクチン値が上昇するものを「潜在性高プロラクチン血症」と言います。高プロラクチン血症は排卵障害の原因にもなりますし、黄体機能不全の原因にもなります。PCOSとの合併もよく見られます。採血でプロラクチン値を調べる検査であって、卵の質を調べるものではありません。 http://www9.plala.or.jp/someya/tsukuba/trhtest.html また「グリコラン」はインスリン非依存型糖尿病の治療薬(メトフォルミン)の商品名です。PCOSの方がグリコランを服用すると血中のインスリンが減少し卵巣内のアンドロゲンが減少するため、排卵障害やOHSSになりやすさ、卵の成熟度などを改善する可能性があります。 http://ivfosaka.com/soon/ivfosakanew/momotaro/no12/pcos.html >前回までの先生は、超音波を見て多のう胞と知っていましたが、上記のような検査は勧められませんでした。今回の先生は超音波は見ていなくて、私が質について聞いたから検査を勧めたと言う感じで、聞いていなければ勧められたとは思いません。この検査は本当に必要なものなのでしょうか? 細かい事情はよくわかりませんが、せっかく体外受精をするのなら、できる検査はしておいたり、投薬で少しでも良い条件で採卵するようにという発想だとは思いますよ。 >前回までの先生は体外受精でいける、といったのに、今回の先生は顕微がいいと思っているようで、前回は体外でいけると言われたというと言葉を濁していました。 体外受精をする時に、PCOSの最大のネックはご質問文にもありますように「卵がたくさんできるけど質が悪い事が多い」ということだろうと思います。質が悪いというのは成熟度が低いという意味です。成熟度が低ければ当然、受精率が低くなります。例えば私の知る例では「30個も採卵できたのに、軒並み成熟度が低くて一つも受精しなかった」というものです。これは、私の主治医が「顕微授精がまだなかった頃の悔しいエピソード」として語ってくれたものですが、PCOSの方にはそういうことがありがちなのです。 初回の体外受精をする時、医師も手探りの部分がかなりあります。術前に特別な問題がないように見えても、実際に媒精してみると受精率が非常に悪いケースがあります(体外受精以前の治療では明らかにならない部分ですから)。最悪はETがキャンセルになってしまいますから、保険の意味で最初から体外受精・顕微授精を半々で行うことも日常的にあります。なので、誰の場合でもそうですが、PCOSである質問者さんに術前から「顕微授精しなくても大丈夫です」とハッキリ言うことはできないのです。むしろ、保険の意味で最初から「顕微授精の方が安心ですよ」と言う方が親切かもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 TRHテスト、グリコラン、共に聞いた事もなかったので、先生の説明がうまく理解できなかったかもしれませんね。 先生は、「体外受精は費用がかかるから、できる検査はして、なるべくいい状態にして確率を上げていきましょう」というようなことをおっしゃっていました。前の病院ではしなかったような検査があってよくわからなくなっていましたが、信じて検査を受け、赤ちゃんができるまでがんばりたいと思います。