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保護猫の通院中に不安な対応と結果が発生、ご相談です
- 保護した小柄なメス猫が獣医の先生から歯石と骨のゆがみのために10歳以上と言われ、体調が悪化している
- 先生は保護猫で金額を抑える治療をすることを話し、腎不全や膀胱炎の薬を処方している
- しかし、病状は悪化しており、先生の治療方法に疑問を持っている
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No.1で回答させて頂いた獣医師です。補足文も読ませて頂きました。 実際の症例を診察していないという状況下では、No.1でコメントした内容程度の事しかアドバイス出来ないと考えています。 細かな点で補足を付けさせて頂くと、点耳薬として処方されているウェルメイトL3という薬剤は 抗生物質、抗真菌薬、消炎のためのステロイドが合剤になったものです。 主に細菌性及び真菌性外耳炎にたいして使用する薬剤です。 今回の耳下の腫れが化膿だと仮定した場合、外耳炎が悪化しておこった耳の中からの化膿であれば この薬剤は一定の効果をもたらすと思います。しかし、喧嘩などの外傷で耳とは関係なく 化膿巣が形成されている場合はその化膿巣に対しての薬剤の効果は疑問です。 (耳の中が原因ではないため、耳の中に薬を入れても・・という意味です) 主治医の診断としては「外耳炎からの化膿巣形成」と診断されていると推測される治療ですがいかがでしょうか? その際に「腫瘍の可能性はないのですか?」と正直に疑問に思ったことを聞いてみるべきだと 思います。治療計画や経過を気兼ねなく質問できない関係であればホームドクターとしての関係も築けないのではないですか? また、次回診察まで数日あるようですので、場合によってはセカンドオピニオンとして 近隣の違う病院にかかってみることも検討されてみてください。セカンドオピニオンイコール転院ではなく、2件目の病院でも 同じように「化膿」と診断されればやはり「化膿」である可能性は高くなりますし、 「腫瘍の可能性はないでしょうか?」という前提でセカンドオピニオンを受けられた場合、たいていは FNAといって細い針で実施する、麻酔を必要としない細胞の検査、しかも数十分で検査結果が出る腫瘍の検査を 実施されると思います。 言うまでもない事ですが、そういった検査が実施可能な病院を選ぶ、という事が大前提にはなります。
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- arry_k
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獣医師です。 耳下の腫れとの事ですが、切開して膿を出した後にも関わらず悪化したように感じられるのですね? ネコの耳の下に3cm角の硬い腫瘤ということになると単純な化膿なのか?という疑問がまず浮かびます。 通常の化膿巣ならば、軟らかくプヨプヨとしたものが多いのですが、硬くて大きさも大きくなってきた、 という経過があれば「腫瘍の可能性はないのか?」という点から診断を再検討する必要があるかと思います。 初診時の検査で細胞診といって細い針で腫れている部分を刺して、どんな細胞があるのかをチェックしたり、 病理検査のためにもう少し多い量の組織を採取したりされていて、検査結果も「化膿巣」「肉芽種性炎症」などの結果で すでに出ているのであれば腫瘍の可能性は否定できるかとは思いますが、そういった検査を実施されていないのであれば まずは腫瘍なのか、ただの炎症なのか、その点をはっきりさせてからの方が 今後の治療方針は立てやすいのではないでしょうか。 腫瘍ではなく、通常の化膿であれば切開して膿を出す手技は正統な手段です。 感染が制御出来ていないのであれば抗生物質の選択が本当に正しいのか検討する余地があります。 現在の治療に関しての私の意見としては上記のようになります。 金額的なものは治療内容や使用した薬剤、器具などによって様々ですから、一概に高い、安いのコメントは出来ません。 原則、獣医療は自由診療ですから、「これくらいかかりますがいいでようか?」と獣医師が治療にかかる金額を提示して その金額に飼い主さんが納得されれば契約は成立します。 ただ、検査を重ねていった結果、初診時の見立てよりも症状が重篤だった、というようなケースも多々あります。 そういったケースで最初にお伝えした金額よりも総治療額が高額になってしまう事はあるわけで、 逆に「この子が治るのにいくらかかりますか?」と言われてもある程度の試算程度は出せるけれども 細かな金額は治療してみないと分からない、というのが正直なところです。 ですので「○○円で直して下さい」と言われた経験もありますが、そういったケースは私の場合は丁重にお断りさせて頂きました。
お礼
この度は獣医師の先生直々にお答えいただき誠にありがとうございます。非常に勉強になりました。何点かお礼(お答え)させていただきたいと思います。 >通常の化膿巣ならば、軟らかくプヨプヨとしたものが多いのですが、硬くて大きさも大きくなってきた、という経過があれば「腫瘍の可能性はないのか?」という点から診断を再検討する必要があるかと思います。 先生のおっしゃるとおり腫瘍という考え方もあるのですね。正直膿がでていてぷよぷよしていたので膿がたまってしまっているのだとばかり思っていました。実は私も多少違うのですが虫歯を放置して膿でふくれてしまい切開して出していただいたことがあるからです。また先生にご教示いただいた細胞診といった形での検査は検査料の詳細から見るに、行っていないようです。土曜日に担当の先生とその可能性についてもお話してみます。 また、治療方針についてですがおっしゃるとおりです。私の中で(勝手に)野良ちゃんなのでキズから膿んでしまったのだろうといった憶測があったのでその前提の治療費しか考慮していませんでしたのでそこも含めて再度検討したいと思います。 ※ちなみに手術料としては化膿巣処置という明細となっておりました。 >腫瘍ではなく、通常の化膿であれば切開して膿を出す手技は正統な手段です。感染が制御出来ていないのであれば抗生物質の選択が本当に正しいのか検討する余地があります。 そうですね。上記させていただきました通り、私自身も膿を切開で出して頂き、非常に楽になりましたので早く切開して楽にしてあげたかったという思いが先走っていたのかもしれません。また抗生物質ですが、点耳薬としていただいている物は動物用ウェルメイドL3という薬剤のみで、あとは名称不明の黄色の5mm程度ののみ薬を膀胱炎用としていただいていますが、「これは耳のほうにもきくので」とおっしゃっていたのでもしかするとこれが抗生物質なのかもしれません。 -----長くて入らないので分割させていただきます
補足
-----続きです。 あとは金額に関してですが、正直なところ人と違い保険が摘要されないので高くなる認識は私も当然持っています。ただ感情論となってしまうかもしれませんが、何も言わない状態で先生のほうから金額は4万円を上限程度として考えて・・・とお話をされていたので心構えが出来ていなかったということがまず一つあります。あとその段階では膿をなるべく切らないで、最終的には切るしかないけれどもその場合でも4万円・・・と先生が自発的におっしゃっていたにもかかわらずそこまでの治療で5万6千円(明細を調べたら入院費は入っていなかったのでそこを含めるとの金額です)かかっていたので先生の当初想定されていた段階での治療費で0.5倍近い誤差が出ていることです。 想定外の治療による増額は当然起こりえると私も考えていますのでそこの部分は別途としての認識は私も持っているとお考え下さい。 あとは担当の先生の治療方針ですが、腎臓を気にしていただいたことはわかったのですが先生のおっしゃるように腫瘍であるという疑いを2週間の間に5回通院していて考えていただけなかったのか?また、目に見えて腫れがひどくなっていってしまったのに処方などが変わらずにそのままの状態で、最終的にはやはり切開という形でしたので結局長い間先生の診断が甘かったのではないのではないか?という疑問を感じてしまったことです。そこで客観的なご意見を頂きたくここに質問させていただきました。 こう書いてしまうとそう思うなら他の先生に見ていただくしかないのでは?と言われてしまうような気もしますが、先生とお話をしていたときにここらへんの野良猫ちゃんは良くうちにくるんだよね。といっていたその人柄を出来ることなら信用したいということと、近所であるということから腕に問題がなければホームドクター?のような存在になって欲しいという願いがあるからなのです。。。 以上となります。この度は本当にご参考になるご意見を頂きまして誠にありがとうございました。また、私からのお礼の文章をお読み頂き、「ここはちょっとzapsoftの考え方はおかしくないですか?」という点、また先生の個人的で結構ですので、私の愛猫の担当の先生への評価をご指摘いただけると非常にうれしく思います。 本来ならばすでに良回答として質問を締めるべきなのですが、切羽詰まっていてなるべくギリギリまでいろいろな方のご意見をお伺いさせていただきたいと思っているため続行させていただくことを深くお詫びさせていただきます。本当に感謝しております。 本当にありがとうございました。引き続きなにかありましたらご指導のほどよろしくお願い申し上げます。 失礼いたします。
お礼
お世話になっております。 お忙しい中何度もご教示頂き誠にありがとうございます。 実際の症例を見てみないことには・・・とのことですがおっしゃるとおりですね。また私の提供できる数少ない情報からここまで分析して頂きまして誠にありがとうございます。 点耳薬についてですが初診時は単純に腫れていて野良だったのを保護してすぐからの処方で、担当の先生がおっしゃったのは最悪中耳炎ではないかとのことで処方して頂きました。ちなみに二週間以上たった現在でも「外耳炎か中耳炎かの判断はつきかねる」とのことでした。ですので先生のおっしゃるとおり外耳炎との判断での処方かと思います。 また先生との関係ですが、非常に心配して常時妻より詳細を聞き、このようなことを聞いてきて欲しいという形で実際に私が先生にお会いしたのは二回しかありません。このあたりは仕事の都合上とはいえ私のほうの努力不足があるので反省すべき点と考えております。 ただ先生も気を遣ってくださっていて、金額面でのお話等に関しては幾度か私と電話でお話して頂きました。そのときに疑問はぶつけさせて頂いておりますので回数を重ねれば信頼関係をより築くことは可能ではないか?と希望を持っています。 そのような気も遣える方で物腰も柔らかな先生ですので正直信用したいという願いは切にあるのですがarry_k先生のお話を頂き別の面でも考えなければいけないと感じました。 -------また文字オーバーなので分断して記述させて頂きます。^^;
補足
-----続きです それは先生の最後の一文で書かれていらっしゃる、 >言うまでもない事ですが、そういった検査が実施可能な病院を選ぶ、という事が大前提にはなります。 というところです。 動物病院といわれているところで大きい病院にかかったことは正直ないのでいわゆる通常の町のお医者さんといわれるサイズの医院の先生ですので正直どの程度の検査ができるのかはまだわかりません。愛猫にはかわいそうなのかもしれませんが幸い食事等は食べてくれますので土曜日にarry_k先生に教えて頂いた情報をもとに(特に腫瘍の可能性の有無、再検査という私の提案に対しての先生のとらえ方、またFNAの実施が可能かどうかを中心とする予定です。)質問させて頂きたいと思います。そこで判断をしてセカンドオピニオンも考えたいと思います。(arry_k先生にご教示いただいた内容も素直に検討材料として考えてくれるような先生でなければセカンドオピニオンの存在も認めてくださらないでしょう。という判断です。) 最後に余談ですが、私はコンピュータの技術者件、小さな会社の経営をしており、このコミュニティで回答をこの間して感じたのはコンピュータの分野は相互補助でできてきた世界でもあり、私もフリーソフトなどを提供しておりますが、やはり無償でプロの方が答えるというのは非常に責任も重大ですし(特に命にかかわる質問ですのでお医者様は格が違うと感じます。)、本来ならばarry_k先生にお伺いするだけで料金が発生するべきものだと考えております。その中でもこうして善意でご回答して頂き(失礼ながら非常にうれしく思ったのと自分の勉強の為に先生のいままでの回答を全て熟読させて頂きました。)、こういった場所でも勉強されて、かつ自分の知識を有益に使って欲しいという先生のお気持ちに心を打たれました。本当に感謝すると共に私自身も勉強させて頂きましたことを非常に感謝します。 先生のことはブックマークという機能(名称が不適切で何か嫌ですが。)でこれからも拝見させて頂きますのでよろしくお願い申し上げます。また私の知識ももし先生に活用できるようでしたらその分野でしかお返し出来ないのですが気軽にご質問ください。(ブックマークから先生の質問を探します(笑)) 残念ながらこのコミュニティでは特定の相手に直接連絡は出来ないようですので、先生にうちの愛猫たちを是非診て頂きたいと感じているのですがそれが出来ないのが残念でとても悔やまれますが出来ることであれば今後とも機会がありましたらおつきあいのほどをよろしくお願い申し上げます。 毎回長文で大変申し訳ございません。 本当にありがとうございました。