「NSR RVFなどレーサーのホイール」については、軽量化のためマグネシウムホイールですが、
「NSR RVFなどレーサーレプリカの純正ホイール」については、アルミホイールです。
ただし ANo.1 さんが既に書かれているように、レプリカ車であるNSRのSPグレードのみ、
「アルミホイールと比べ、前後輪合わせて約1.5kg軽量化」され
通称“マグテック(MAGTEK)ホイール”と呼ばれる、
鋳造マグネシウム合金製ホイール(私の仲間内では「半マグ」と呼んでいた)が採用されていました。
しかしマグテックホイール(半マグ)についても、
表面塗装にキズがついた場合は腐食防止のため、直ぐにタッチアップペイントが必要であったり、
キズ防止のため工場出荷時のバランスウエイトが専用品、なおかつ打ち込む場所が指定されていたりと、
日常維持する上では色々と気遣う点がありました。
(市販車に普及しなかった理由のひとつ、といえるかもしれません)
余談ですが、NSRのマグテックホイールとノーマルアルミホイールは一見同じ形状に見えますが、
マグテックホイールの方はリム部分が肉厚になっているのと、
ウエイトを打ち込む場所の形状が若干異なりますので、知っていると簡単に見分けがつきます。
またレース用マグネシウムホイールの比較として、
ヤマハのYZRーM1(990ccレーサー)のマルケジーニ社製・鍛造マグネシウムホイールと、
YZR-R1(1000cc市販車)のアルミホイール(サイズは若干異なるものの近似値)を
持ち比べる機会が「ヤマハ発動機コミュニケーションプラザ」であったのですが、
リヤホイール重量がたしか「R1=6kg台」(これでも十分に軽量)に対して
「M1=4kg台」と、持った瞬間にわかるほど
圧倒的に鍛造マグネシウムホイールの方が軽く造られていました。
>また他にマグなどの材質で売られてる商品はあるのでしょうか?
マグネシウム部材を使用している市販車としてですが、例えばCBR1000RRは
「オイルパン・シリンダーヘッドカバー・ACGカバー」がマグネシウム材とされています。
ワークスレーサーでいえば、NSR500のキャブレターボディが
一台分で数百万円のマグネシウム合金製であったと聞きます。