>DTPということが言われるようになってから、印刷物、出版物の質が落ちたように感じています。
組版ルールとか、それ以前に誤字・脱字とか・・
同感ですね。
一方では手作り職人が見直されているのに、マスプロの世界では職人の価値が下落して、新人と区別もされなくなってしまいました。職人受難の世紀になっていますね。
それはさておき、奥付にノンブルが打ってあったということですが、編集ルールにも、#1さんがおっしゃるように、カタログやパンフレットに類する出版物はまた別の世界で、ハウスルールというか、既存のルールにこだわらないデザイナーさんたちは(ここには編集出版畑の人が介入していない世界)、一般慣行の他にハウスルールで表1からノンブルを数えたり、表2からp1を付けたりしますね。
また#1さんのように、ノンブルは索引のためにあると弾ずるのは、学術書のような出版物の世界には当てはまるとしても、文芸書には当てはまりませんね。
ノンブル(隠しノンブルでも)が表紙から始まるのをよしとするかどうかは、新しい美を創ろうとする意欲を買うかどうかですね。もちろん表紙共刷りの場合は、面付け工程を考慮しているなどの技術的理由もあるでしょうしね。
私は常々、伝統は守るべきものにあらず、創り出すものと思っていますから、そこに何らポリシーもなく無知な故に無秩序に乱れることとは一線を画すべきものではないでしょうか。
カイゼンという日本語が世界共通語となったように、職人もただ先人に追随するだけでなく、常に上を目指して一世代前の職人を凌ぐようカイゼン努力する・・・職人の心意気を復活させるためにもそんな世界を取り戻したいですね。
お互いがんばりましょう。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 大変参考になりました。(^-^) DTPということが言われるようになってから、印刷物、出版物の質が落ちたように感じています。 組版ルールとか、それ以前に誤字・脱字とか・・ 安かろう(早かろう)悪かろうという流れを感じて、寂しい気がします。 今回の質問のきっかけは、奥付に奥付固有の情報(著者とか発行者の類です)しか掲載されていないのに、そこに柱とノンブルが印刷されている出版物を見かけたからなんです・・。