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「飼育マニュアルに吠えろ!」という本を読まれた方いますか?
「飼育マニュアルに吠えろ!」という本を読みました。 著者はムツゴロウ王国の石川さんで、いままでの犬のしつけや飼い方に関して真っ向から否定する内容もありました。 納得できる部分もあれば、従来のしつけ方のほうがよいのでは? と思うこともしばしば・・・ 本を読まれた方でここは納得できないと思われた方いますか?
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第一章の、犬と人との関係は上下関係でなく、母子関係、という主張と、第五章の従来のしつけ方法批判のうちの何点かについては、ひっかかかる所がありました。その他のところは、犬への愛と常識にあふれた意見だと思いました。 犬と人との関係は上下関係ではない、ということについてですが、そのように言うことで人がリーダーシップを取らなければならないことがうやむやにされるのはまずいと思います。リーダーシップの欠如によって人との共存のためのルールを守らなくなる犬もいます。また、犬の中には生まれつき人を甘くみる、従順でない性格の犬もいます。そうした犬を、反抗的な息子と言うか、または人をなめて上下関係ができていないと言うかは、呼び方の問題ですが、呼び方によって重要な点が覆い隠されるようなことになってはかえってよくないと思います。 また従来のしつけ方法批判についてですが、「従来のしつけ」として提出されているものの中に、ほんとにこんなことが一般的に言われているのだろうか、と疑問のものもありますが、それらについての批判はもっともと思います。わたしが?と思ったのは、「問題犬は飼い主がボスになることで防げます」ということへの批判と、しつけに無視を使うことへの批判です。 吠える、噛む、他の犬と仲良くできない、というのが三大問題だと言うことです。たしかに、噛む、犬と仲良くできないという問題は、十分な期間(三か月以上)親兄弟といっしょに過ごして犬との社会化ができている犬には出にくいし、吠えることについては犬種的なことや犬の習性的なことに由来しているかもしれません。 けれども、吠えや、社会化ができていなかった犬の噛み癖は飼い主の対応によって大きく変わります。メリハリをつけて時には犬にがまんをさせる飼い主のリーダーシップは必要なことですし、服従訓練によって飼い主のコマンドに従うことを学ばせることも、「ボスになる」という言い方を仮に避けたとしても、犬を飼い主に従順にすることであって、実質そう変わらないような気もします。 また、特に分離不安について、無視をしつけに使うな、ということですが、これについては経験者として声かけするほうがひどくなると思います。犬によるのかもしれませんが。ともかく、常に仲間の犬がいる状態で主人が留守にする犬たちと、一頭飼いの家庭犬とは同列に論じることはできないと思います。 全体として感じたことは、十分な期間親兄弟と一緒に育った健全な犬を広いところで多頭飼いしている場合と、犬との社会化が不十分な一頭飼いの犬について、同じように対応できないことがあるのではないかということ、主従関係批判はリーダーシップを取る必要がないと受け取られかねない危険がある、ということです。
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- aki-kao
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しつけ本ってたくさんありますよね。 私もおっしゃっている本、読みました。他もたくさん読みました。 でも結局は自分の生活状態や犬の性格から、その通りにいかない事もたくさんあります。 うちは多頭飼いなのですが、みんな性格が全く違います。 同じ接し方でうまくいくわけがありません^^; 最終的にはその子の性格にあったやり方を飼い主が考えて教えていくことがしつけなのでしょうね。 でも色々な本を読むことは全部じゃなくても参考になりましたよ~^^
お礼
私もいろいろな本を参考にしたいと思います。 回答ありがとうございます。
- inusuki
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はじめまして。 私もこの本を読みました。 我が家の飼育方法が、この本の内容と似ている部分が多いので、読んでいてうれしかったです。 犬と人間の出会った歴史を考えると、とても納得できる部分が多いと思いました。 (ムツゴロウさんの本に犬は生きていくために人間をパートナーに選んだとあります。) ワンコの性格・健康状態や飼っている環境によっては、石川流は当てはまらない場合もあると思います。 完璧な飼育マニュアルなんてありませんから、自分とワンコとの暮らしに合う部分だけを参考にするだけで良いのでは? 私は、さすが動物王国で何千匹の犬達と過ごしてきた方の本だと思いました。
お礼
確かに石川流ですね、それはすごく感じました。 参考程度に捉えることにします、回答ありがとうございます。
お礼
私も分離不安予防に無視をしないという部分が引っかかってました。 たしかに、石川さんの環境と一般の飼い主の1頭飼いでは考え方に相違は起きるのでしょうね。 分かりやすい解説をありがとうございました。