• 締切済み

ギターorベースの即興演奏を演る時の感覚。

お世話になります。 僕は音楽(ロック)が好きです。 物凄くかっこ良くて、魅力を感じます。 そこで質問なのですが、よくギタリストやベーシストの方達が、『即興』という楽器ソロを行う時がありますよね? あれはどういった感覚でやっているのですか? 即興というには皆さんあまりにも凄過ぎます。 頭に浮かんだメロディーが、すぐ弦で押さえられるのですか? 例えば、『ラララ~。』という心地良いメロディーが頭に浮かんだとします。 これを弾く際、頭の中で『ドレミ』に直して弦を押さえるのでしょうか?『この高さの音はここら辺かな?』という感覚だけで弦を押さえているのでしょうか? ギターorベースにおける『即興』という行為は、信じられない実力・才能から生まれるモノとしか考えられません。 素晴らし過ぎます。 わかりづらい質問ですが、経験者の方々、ご回答お願い致します。

みんなの回答

回答No.4

私が思うに、私も即興は凄すぎると思っていましたが、感性と才能をごちゃごちゃにしてます。生まれつきもった才能は、発見して伸ばすもの後天的な要素もあるしで(小さいときは指導者や環境など揃ってないと難しいし本人も気づいてない部分もあるし)。 厳密にいうとロックの即興はどっちかというと少しの知識と感性重視なので、ややこしい理論がつきまとうジャズの即興とはアプローチが違います。 ではどうやって感性を磨くのかというといいと思った音楽を聴く、映画を見る、ウィンドーショッピングをする、思いついたことは節操なくやってください。「関係ねーだろう」と思ったことでも「まぁいつか役に立つんじゃねーの」と。 でも、音楽はBGM気分で聴くより、いいなと思ったところを何故いいと思ったのか考えたりしてください。コード進行だったり、コードのハーモニーだったりあーでもないこーでもないと思考錯誤したあとに答えが出て納得すると「おおおおお」とひとり感動して幸せになるわけです。 こんなことを繰り返していくと心の貯金がたまっていくわけです。で、心の貯金と世間一般でいう意味の貯金と違うところは、使っても減らないことです。 関連URLをはっておきます。 http://rockgt.com/ http://blog.mag2.com/m/log/0000153071/108527963.html?c=ent

58912080
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 お礼が遅くなり申し訳ありません。 心の貯金、というたとえが、大変わかり易かったです。 関連URLもとても興味がそそられました。 技術以外に大事なものも重なって、より人を惹きつける演奏になるのだと思いました。

noname#199778
noname#199778
回答No.3

とりあえず、楽器を演奏することに関してですが、基本的にどんな楽器であっても、頭に浮かべたメロディーをそのまま音として作り出すことが基本といえます。これは、即興演奏に限ったことではなく、既存の曲を再現する時なども同じプロセスを踏むことになります。 楽器を演奏する上では、思い浮かべた音を楽器を通じて出すことが必要になります。そのために、どんな楽器でもそれができるように練習をする訳です。譜面を見ながらでも、暗譜したメロディーを思い返しながらでも、即興のフレーズを思い浮かべながらでも、いずれのケースにおいても頭の中でフレーズを組み立てあるいは再構成し、それを楽器を通じてそのまま出力するようにするのが、楽器演奏です。 ご質問文中の例えの話については、頭に浮かんだメロディーを楽器を通じて出すという場合、そのメロディーを音程としてイメージし、それをそのまま楽器上に展開して演奏する人も多いでしょう。ギターなどの場合は、音程のイメージとギター上の音程の配置を直結させて把握している人も多いと思います。また、メロディーを言語化して捉え、それを元に楽器上に音を展開していく人も少なからずいるとも思います。そのあたりは個人差があるでしょうし、すべての人が同じ思考プロセスを経ていると決め付けることはできません。しかしながら、いずれの場合においても、楽器を演奏する上ではイメージしたメロディーなどをそのままに楽器上で展開することが究極的な目標であることに変わりはありません。結果としては、どのような思考プロセスを経るにしても、頭に浮かんだメロディーをすぐに楽器を通じて形にできるようになることは、楽器演奏をする上では必要な能力になります。 改めてまとめますが、楽器を演奏する上では、それがどんな楽器であっても、頭に浮かべたメロディーをその場で楽器を通じて音に変えて伝えることは、基本的な能力として求められる要素になります。切り口を変えれば、楽器の練習をするということについては、イメージした音をそのまま楽器から出力する能力を身につけるためのものであるといえます。こうした楽器の演奏感覚については、大抵の人が練習を通じて身につけることができる感覚だと思います。努力と経験と勘は必要ですが、天賦の才能がなければ身につかないというものではありません。 なお、この時、イメージしたフレーズを楽器で出すというプロセスに関しては、即興演奏でも既存の曲を演奏するケースでも同じプロセスを経ることになります。即興演奏とそうでない場合との違いは、その前段階のフレーズをイメージ化するまでのプロセスの違いといえるでしょう。即興演奏では創造性を持ってフレーズを組み立てていくことでイメージを形成し、即興ではない演奏では事前に取り決めたフレーズを記憶から引っ張り出してイメージを形成するという違いがあるだけです。その点から見れば、即興演奏をしない場合でも頭に浮かべたメロディーを楽器で出すことについて、そのプロセスは即興演奏をする場合と等価に評価しても良いとも思います。 即興演奏の上で、いかにしてフレーズを紡ぎ出すのか、そのイメージを形成することに関して言えば、実際には誰にも手の付けられていないまっさらな新しいメロディーを常に生み出すということは稀だと思います。大抵の場合は、奏者の経験を通じて記憶に貯め込まれたフレーズの断片を材料として、それらをその場に合わせて継ぎはぎし、足りないところは新しいアイディアでつなぎ、そうした形で再構築を行うことで即興のフレーズを生み出すということをしていると思います。そのため、即興演奏の上では、実際は新しいメロディーをクリエイトする能力より、その奏者がそれまでに貯め込んだ音楽に関する経験がより重視されるともいえます。即興演奏は、その奏者の本質や音楽的なルーツを垣間見ることのできる機会ということも可能でしょう。 もし、即興演奏をしたいということであれば、その練習の上で大切なことは、既存の演奏を仔細にコピーし、それを自分の物にすることが挙げられます。作曲するように新しいメロディーを作ることより、そうした人の演奏を真似することの方が、即興演奏をする上では役に立つでしょう。 なお、メロディーというのは言語に似ているもので、定型句・常套句と呼ばれるような決まり文句的なメロディーというものも存在します。逆に、そうしたお約束的なものを踏まえているからこそ、メロディーの意味合いが聴き手に伝わる(聴き手がそのフレーズを解釈することができる)という面もあります。知らない言語で語りかけられても解らないように、あまりにも斬新過ぎるメロディーは聴き手に理解されないかも知れません。そういうことを踏まえれば、既存の音楽に深く通じていることは即興演奏の上では財産になると言えますし、また即興演奏であってもまったく自由奔放になんでもできるという訳ではなく、できることとできないことがあるともいえるでしょう。このできることとできないことの線引きは、即興演奏をする上では一定の基準になります。 即興演奏に関しては、それができることも一つの才能であることは否定しませんが、天才的な能力が備わっていなければできないというものというのは過大評価し過ぎと言えるでしょう。訓練と経験次第では、こちらも誰でも習得しうる能力になると思います。 だいぶ抽象的で掴みにくい内容が多くなりましたが、いくらかでも参考になれば。長々と失礼しました。

58912080
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 お礼が遅くなり申し訳ありません。 まず、『長々と失礼しました。』、なんてとんでもありません。 いただいたご回答を読ませていただいて、大変わかり易かったですし、大変感激しました。 まさかこんなに素晴らしいご回答をしただけるとは全く思っていませんでした。 『どんな楽器であっても、頭に浮かべたメロディーをそのまま音として作り出すことが基本といえます。』というのがまず凄いと思いました。 改めて、lead1976様のご回答、大変参考になりました。

  • trgovec
  • ベストアンサー率52% (2538/4879)
回答No.2

まずどこを押えればどの音が鳴るのかは見なくても分かるようになります。 「スケール練習」で音階を練習することもありますが、いろいろ曲を弾いているとある程度「パターン」のようなものが身についてきて「こういう曲ならこう来る」という風に分かってきます。 文章を組み立てるのに似ています。 「イディオム」というものがありますね。音の一つ一つを「単語」すると、単語をむやみに並べても文にならないように、ただ音をでたらめに出してもいい即興にはならないわけです(ときにあえてめちゃくちゃにして効果を出すことはあります)。文章には単語の意味のある配列があります。また文の種類、固い文か口語的な文かなどによって同じ内容でも使うイディオムが違います。 経験によってその「音のイディオム」を身に付け「引き出し」にしまっておきます。引き出しが豊かになればなるほど即興に対応できるわけです。 (例えばクラシックギターが非常に上手い人がクラシック「しか」知らないとしたらロックのソロは全く弾けない(楽器はクラシックギターを使ってもいいとしても)こともありうるのです。引き出しの内容が全く違うからです。) それでは皆同じにならないか?組合せ自体たくさんありますが、実際には「少し変化」を加えたりあえて決まりを破ってみたりします。 この「外し方」が実は一番難しいところではないかと考えます。全く外さないと無難だが新鮮味がない、悪い意味で外すと無知・空気読めてない… こういうところは理論化できないので自分で身につけるしかないのです。 とりあえず即興として一応形になるのは、そんな信じられないような才能は必要ありません。本当の意味で即興していない場合も多くあります。アマチュアがコピー曲をする場合はプロの演奏を真似しているほとんどで、プロでも散々考え抜いてソロを作りいつも同じように弾いている場合もあります(それはそれでメロディーを作る才能が必要ですが)。

58912080
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 お礼が遅くなり申し訳ありません。 才能、というより本当の実力が一番大きいようですね。 どこを押えればどの音が鳴るのかは見なくても分かるようになる、という事でも大変凄い事だと思います。 また、文章を組み立てるというたとえ、大変わかり易かったです。 こんなに熱心にご回答いただけて、大変嬉しいです。

  • vaio09
  • ベストアンサー率37% (756/2018)
回答No.1

日曜ギタリストです。 楽器を演奏される方は、ある程度作曲の技術がある/定番の旋律を体で覚えている-ということです。 ふだんの練習などで、いろんなフレーズを演奏しています。 なので、即興といっても、過去の練習で覚えたフレーズの焼き直し、といった感じです。 当然、心地よい旋律だとか弾きやすいコード進行といったものもマスターしていますので、適当に演奏しているように見えても、部分的に既存の曲をつなぎ合わせているような感じです。 とりわけギター奏者は、肌身離さずギターを抱えており、ヒマさえあれば演奏していますから、目で見なくても演奏できますよ。 私たちが日本語をスラスラとしゃべれるように、彼らもギターという「言葉」をスラスラとしゃべるのです。 ちなみに私がすごいなと思うのは、スナックなどの「流し」の方々です。何も見ずに曲をちゃんと演奏していますからね。 (これも、ある程度のコード進行パターンがあるからなんでしょうけど)

58912080
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 お礼が遅くなり申し訳ありません。 詳しく解説していただき有難うございます。 定番の旋律を覚えていたり、音を言葉の様に出せるといった説明が、大変わかり易かったです。 流しの方は拝見した事はありませんが、即興と違って既存の曲をきちんといきなり演奏するのも大変凄い事ですね。 vaio09様ご回答を受けても、やはり凄いという気持ちは変わりません。

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