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Pixus560iのプリンタヘッド
- Pixus560iのプリンタヘッドについて質問です。
- 使用中に突然印字できなくなり、エラーメッセージが表示されました。
- ヘッドの故障確率や修理代について知りたいです。
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質問者が選んだベストアンサー
プリンタの修理屋です。 ご指名ありがとうございます(笑) (1) ノズルの総数は数千にもなるはずですが、接点はそんなには無いはずです。マトリクスで各ノズルを制御しているわけです。大体8系統くらいで仕切っていたはずですが、最近はノズル数が増えたのでもう少し分割制御されているかも知れません。 ヒーターが入っている訳ですから、オーバーヒートによる過熱、火災に対してはかなり神経質な設定がされているようで、内部に温度ヒューズ的なものも多々組み込まれているようです。 少々オーバーなような気もしますが、修理していてヘッド付近から煙を吹いた(少しですけど)ケースはいくつかあります。 ですから、おおもとのヒューズが切れてしまえば全部のノズルが噴射しなくなります。 今回のケースはこれではないかと思われます。 (2) エラーの発生タイミングについては微妙なところで、時々発生して、1ヶ月くらい経ってから完全にダウンと言うケースもあります。 (3) ほぼヘッド不良と考えていいです。確率では99%以上です。ごくごくまれにメイン基板のトラブルやキャリッジ(ヘッドの受け側)の故障があります。 我々でも交換しなければわからないほうが多いですね。ただし、他の部分が故障している場合でもヘッドはたいていダメージがありますのでセット交換になります。 定額修理ですので、こういった場合の修理は赤字です。 キヤノンの窓口では7,350円(税込み)です。ヘッドは3,806円(税込み)ですが、たいていは取り寄せになるでしょう。 なお、このヘッドは汎用性が高く、PIXUS 850i、iP3100、iX5000、MP700、MP710、MP730、MP740と共通です。(iX5000だけは古いヘッドをつけないように) 身近なところで上記の機種を使っている人がいたら、借りて確かめるという手もあります。 (4) 累計印刷枚数は確認する方法はありますが、サービスマン専用ですので、お客様には公開していません。私も守秘義務がありますのでここまでにします。 なお、レーザープリンタの場合は丸秘でもなんでもありません。 ステータスプリントで確認する場合とドライバで確認する場合、カウンタが装備されていないものと3種類あります。 ヘッドのライフはかなりばらつきはありますが、設計上はモノクロオンリーで30,000ページ、カラーオンリーで10,000ページ(850i、560i) iX5000では18,000ページ(いろんな紙の印字比率を設定しています) 安定した条件で使う場合はこれ以上のものも珍しくありません。一般的には数千ページ程度で交換になるケースが多いのですが、すべての機種が修理に来るわけではないので、平均すると10,000ページは超えるでしょう。 機能的には現在でもなんら問題にならない機種なのですが、やはり新しいものと比べると見劣りします。 iP4300が比較対象になるはずですが、機能的にはCD-Rの印刷が簡単になったのがありがたいですね。カセット給紙もありがたいです。 能力的には、早くなっているのは確実なのですが、写真の印字速度が比べ物にならないほど速くなったと感じます。(iP4200以降) 欠点もいくつかあります。インクタンクにICチップが装備されましたのでインク補充派には不評ですね。 また、写真印刷以外では使わないフォトブラックがクリーニングのたびに消耗していきますので、ランニングコストが若干上がります。 また、新しいインクは以前のものに比べ、小売価格も上昇しています。 小売価格は少し下がって1万5千円程度、これをベースとした複合機はMP600ですが2万5千円+α。560iを購入したときの価格を考えれば、新規購入に流れる人が多いのも納得できます。
補足
早速の回答ありがとうございます。やはり見てくれましたね(^_^) 貴殿のことですので適切な助言予想していました。納得。 プリント枚数出せるんですか?さすがC社。 明日から平常業務に付かれると思いますが、頑張ってください。又今後も適切な助言を続けてください。超初心者もたくさんいますので!感謝。