フィードバック奏法は、基本的にアンプからの音に弦を共振させる奏法です。ですので、まずは弦を共振させるだけの音量でアンプを鳴らす必要があります。結構な大音量になるので、スタジオなど防音の整った環境で試す必要があるでしょう。
アンプの音量さえ確保できれば、あとはスピーカーの向いている方向を見て、音を直接受ける位置にギターを持っていくだけです。音には指向性がありますので、スピーカーが向かっている方向に強く飛ぶ傾向があります。それさえきちんと見極めれば、さほど難しい奏法ではありません。
ですので、アンプの設置位置とギターとの位置関係を整えることが焦点になります。フィードバック音が出る位置を、アンプの前を歩き回って見つけるのが良いでしょう。また、ギターとアンプの位置関係などによって、得られるフィードバック音の加減は変わります。そのあたりも、実験して感覚で掴むようにすると、面白いと思います。
なお、フィードバックを得る際には、歪ませた方が容易です。音作りに関しても全般的に見直して、良い加減を探るのも良いでしょう。また、歪みが深い場合、スピーカーの向いている方向にミュートをかけずにギターを持っていくだけでもフィードバック音は出るはずです。フィードバックが得られる位置を探るときは、ただギターをぶら下げてゆっくり歩き回るだけでも良いと思います。
参考まで。