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戦争は悪ではないのですか?
こんにちは。 先日、サークルの先輩が尊敬してやまない、という30代後半の商社マンの知り合いを皆に紹介したいから、とのことで飲み会に連れてきました。 ペラペラよく話す人で、アメリカに長く住んでいたとかで、アメリカと比較した上での日本のレベルの低さ、日本人の自意識の低さ、とか、押しの弱さ・・・ みたいな日本批判と、こう変わっていかなくてはならない・・・ といった話を沢山聞かされました。 その中で特にブッシュ政権に関する事を熱心に演説していて、皆少しウンザリしながら半ば流し聞きしていたのですが。 話の中で誰かが軽いブッシュへの批判発言をしたら、「そこの若いのよ、もっと世の中のことを勉強しろ」と始まり、「如何なる状況においても戦争は悪いことだ、なんていう輩はただのアホだ」「戦争は悪い事だと思わない」といった発言をしていました。 経済が何たらかんたら、といった類の内容が多かったように記憶していますが、正直私には良く分かりませんでした。 そこで、抽象的な内容で恐縮なのですが、質問させてください。 「戦争は悪い事だと思わない」と思う人は世の中に結構いるものなのでしょうか? また、そういう人は、なぜ悪くないと思われるのでしょう? 彼が言っていた経済効果云々・・・ というのは、戦争を起こすことによって儲かる企業(軍事兵器製造に係わる企業とか?)があるから、とかそういうことなのでしょうか? もしくはもっと大きな視野での事なのでしょうか? そういった企業の利益が国益に繋がる、ということで戦争をする、という部分があるのであれば、その兵器は物の破壊、人の破壊(殺人)を目的としたものですから人を殺して国が潤う・・・ と考えてしまいます。 こうした考えは、この彼が言う「思考が狭いただのアホ」という輩になるのでしょうか? まだまだ勉強することが多すぎる私ですので、戦争を交渉決裂後の避けられない最終手段、とした見方はあっても、「悪くない」と言い切ることに戸惑いを隠せませんし、その理由付けが出来ません。 過去のQ&Aも読んでみました。 重複する部分があるのも承知で、皆さまからのご指導をいただけましたらうれしいです。
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私も戦争=悪とは思いません。ましてや善ともいえません。 自分の場合は戦争は『必要悪』と思っています。 だから戦争を完全否定する人は貴方が言うように「思考が狭いただのアホ」と言えるかもしれません そのような人は逆に平和ボケしていて逆に怖いです。 よく考えましょう 戦争の反対とは何ですか? それは平和ではありません 『平和』の反対は『混沌』 『戦争』の反対は『話し合いです』 つまり避けるべきは『人の死』であり『理由無き大量量虐殺』であり、『無法』状態です。 戦争は話し合いが不可能だからこそ武力をもって相手に言う事を聞かせる『手段』です。 例を挙げると つまり『混沌』の一つ自国政府による虐殺 ・カンボジアのポル・ポト派(クメール・ルージュ)による虐殺 ・イラクによるクルド人虐殺 ・ユーゴスラビアにおけるユーゴスラビア紛争、特にボスニア内戦時の民族浄化 ・ムスリムに対する大量殺戮(スレブレニツァ大虐殺) ・レバノン内戦におけるサブラ・シャティーラ事件 ・ルワンダ紛争における虐殺 ・ダルフール紛争における集団虐殺 これを止める手段として国連平和維持軍によつ武力介入、いわば『戦争』としての手段を見出せませんか? 実際、戦争によって集団虐殺や内戦と止めた例など上げれば ・リベリア ・エチオピアとエリトリア ・コンゴ民主共和国 ・シエラレオネ ・西サハラ ・ネパール ・東ティモール ・インド/パキスタン ・グルジア ・コソボ ・キプロス ・レバノン ・ゴラン高原 ・クゥェート …etc これらの地域は『戦争』という武力介入によって『平和』が生まれました 多くの人の命が救われたのです。 我々が目指すのは『平和』であり『話し合い』が理想です。しかし『平和』を生み出す為に 『戦争』という手段は必要な場合があるのです。 だから自分は戦争を必要悪と考えています まぁ逆説的に考えれば…国連で軍事介入を許している時点で、国連加盟国は平和を維持するために 戦争を必要な物と考えているといえます。 つまり、貴方の考えが世界的に見れな少数派と言えるでしょう 国際連合の前進、国際連盟がなぜ失敗したかを見れば、 『戦争』=『悪では無い』=『平和の為に必要な物』と歴史が証明しています
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- Tori_30
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人を殺すのは・・・悪だと僕は思います。ただ、これは僕”だけ”の主観です(他にもそう思う人はいるでしょうが、”主観である”という事を強調したいので)。状況も事情も何も考えないとしての話です。 他の方が既に仰られてますが、自国民の利益を追求するというのは国民に対する約束なんですよ。 『戦争をする』というのもとり得る一つの手段に過ぎません。実は国民がそう望むなら国家としては戦争もアリなんです。(ただ、侵略戦争というのは犠牲が多く、大体失敗しているというのは歴史の示すところ。自国民の人命を守る事が詰まるところ最大の国益ですからね。各国間で話の通じる今は、話し合いで何とかするのが常識です。国民もわざわざ戦争を望んだりしないでしょう。) 戦争ってのは割りにあいません。まず誰かが死にます。国家の利益を考えるなら誰かが死なない方法を提示するべきです。 ハッキリと悪とは言えないでしょうが、『戦争をせざるを得ない』というのは国家の無能を示す恥ずべき事だと思います。もし自国民が誰も死なないのなら施策としてはアリですけどね(道義的な感覚はとりあえず置いといて)。しかしそれは無理な話です。 『悪ではないが、無能である。』とは言えると思います。 最後に。 ブッシュ大統領のはハッキリ言って失策ですよ。3千人(だっけ?もっと多かったかな?)っていうのは異常です。(結果論、でしょうけどね・・・) もし5年後に日本国民(例えば自衛隊隊員)が3千人死んだらかなり内閣は批判されるでしょう。場合によっては内閣全員が戦犯扱いされるかもしれません。国会議員全体にその責任は波及するかもしれませんね。それだけ大変な事なんです。いまどき、しかも先進国で3千人死ぬという事は。 で、何かアメリカの利益になったか?というと、せいぜいブッシュ大統領(彼の場合は自尊心ですかね?)と軍需産業、石油会社が潤ったに過ぎない。9.11の報復といってもハッキリとした首謀者を捕まえたり殺害したわけでもない。アメリカの株は下がった。と、どっちかと言えばアメリカにとって悪い事の方が多かったような気がします。 3千人死ぬまでそれに気が付かなかったアメリカ国民の識見のなさも同様に批判されてしかるべきだと思います。『馬鹿じゃねぇの?死んだら何もかも終りだろうがよ?マスコミに騙されやがって。』と言われるような散々な結果でしたね。
- aburakuni
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こういった抽象概念についての論議は、基本的には噛み様がありませんので、それぞれ自分の感覚に近い部分で折り合いを付けるしかないですね。 まず「悪」とは何かと言う部分に共通認識が無ければ、論議自体が成り立ちませんが、「神は死んだ」以降の善悪の彼岸に云々と言う哲学上の問題に解答を持つ人はあまり居ないでしょう。 戦争=悪という考えは、単純に言えば「人を殺すのは悪」という事に根ざしており、「死よりも悪い事が在る」という思想からは別の答えが出てきます。 話していたという米人さんが、そこまでしっかりと考えた上での結論であれば、在る意味で賛嘆に値しますが、聞きかじりの論理の都合良い部分を使用しているだけと言う気がします。
- jamiru
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悪を知りて善を為す。 戦争は悪である。悪では無いと考える方が危険である。 史上の名将は戦争の悪を確実に把握している。 とすれば、戦争は悪と考える方が賢明であると思う。 心がけとしてはそう思っておいたほうが良いでしょう。 悪だと分かるからこそいざという時に冷静に見れるのですからね。 戦争は悪だと思いますが、戦争をしないのとは違いますよ。
- cse_ri2
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いろいろと言いたいことはあるのですが、なるべく簡略にまとめます。 1)戦争(軍事力行使)によって、救える命もあること No.5の方が述べているシエラレオネの件が、よい事例でしょう。 逆に国際社会の関心が薄く、適切な時期に軍事介入しなかったため、大量虐殺が発生した事例もあります。(ルワンダ問題、ダルフール問題) 2)国際社会は実質無法社会であり、戦争は悪だなどとのんきなことを言っていると国益を損なうこと 1で述べたダルフール問題が関係しますが、ダルフール問題が発生しているのはスーダンでは石油が産出しています。 しかし、スーダンで石油利権をもつ中国が、安全保障理事会でスーダンに圧力を加える決議に反対しているため、国連は未だにダルフール問題に関与できません。 裏を返せば、中国はダルフールで何万人も死んでいる人の命の上に、石油をスーダンから入手しているのです。 もちろん中国が悪いとまではいかなくても、責任の一翼はあると思いますが、彼らを悪いと決め付けたところで問題は何も解決しません。 逆に言えば、国益追求のためには善悪もへったくれもないという中国の姿勢こそが、現在の国際情勢を正しく現していると言えます。 日本国内で戦争は悪いなどという議論をするのは自由ですが、国際社会ではそんな寝言は通用しないという現実は、きっちりと認識しておくべきです。
- phj
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安全保障という概念があります。 国は、自国安全保障のためには、最大限の努力をすることが求められています。それが、その国に住む国民との約束です。 もちろんその中には、戦争も入っていますし、宣戦布告(つまり戦争するということ)は国際法上、主権を持っている国家の権利と規定され、どの国でも戦争をすることができます。 ここには、良い・悪いで振り分けることができない、冷徹な政治があるだけです。 北朝鮮の拉致を見ても分かるように、自国の利益のためになりふり構わないことをする国はたくさんあります。アメリカも見方によってはそうです。 そのために、自国(と自国民)を守るために「話し合い」で解決できないこともたくさん出てきます。 また自国民を守るという点から見ると、戦争が起きたとき、当事者でなくても軍隊が必要になる場合があります。 日本の場合でいうと、湾岸戦争の時、英・米・仏などの国民は、自国の軍隊が救援機で帰国することができましたが、日本には対外戦争をしてはいけない仕組み(救援機に攻撃を仕掛けた相手を援護戦闘機が打ち落とすのも戦争です)でしたので、米軍にたよるしかありませんでした。 また、ペルーの日本大使公邸占拠時も、同じ理由でペルー軍・警察に頼むしかなく、自国領土内(公邸内は日本の領土)の自国民の生命を他国にゆだねるというのは、独立した国家としては情けない話でしかないのです。 戦争というのは、大規模な○○戦争と名のつくものだけではありません。ちょっとしたいざこざが、外国にいる邦人の生命を危険さらすことがあるのです。国民を守るという国家の義務を果たすために相手と戦うということは、すなわち戦争といえるのです。 単純に戦争が悪い・良いとはいえないのです。
- hiroki0527
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戦争は極端なこと言えば「外交手段の一つ」でしか有りません。 「必要悪」しか有りませんけど。良いも悪いも無いと思いますし、どっち側から見るかによっても変わります。 太平洋戦争ではアジア各国では日本が戦争したことを悪く言っていない方が多いです。なぜか、日本が戦争したことにより欧米による植民地化していた(してなかったのはタイ位)のが解放されたからですね。悪く言っているのは中・韓・北と朝日新聞(笑)位です。 外交手段ですから一方が譲歩しても片一方が戦争したければ戦争になってしまいます。 何でもかんでも外交問題だけで解決はしません。 というか外交で戦争回避って歴史上あったのか? 「平和憲法持っていれば戦争にはならん」とか「無防衛宣言」しておけば戦争にならん」なんて妄想爆発な事言っている馬鹿が最近多いですが、攻めたい側が戦争したければ戦争になってしまうって事がわからんのかね? 戦争回避の努力は最大限すべきですが、戦争になったら「負けてはいけません」勝つ必要はありませんけど。 ま、人類はなんだかんだいって戦争大好きなんですよ。
- kita33dr
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「戦争は悪い事だとは思わない」 この解釈で悩んだのですが、これは 「(全ての)戦争は悪い事だとは思わない」という主張なのか、 「戦争は(全て)悪い事だとは思わない」という主張なのか。 前者なら戦争の全肯定であり、後者なら戦争の全否定をしない、ことになります。 前者の主張をする人はほとんどいないでしょうが、 後者の主張をする人はそれなりにいると思います。 そういう人達にとって、「如何なる状況においても戦争は悪いことだ」という戦争の全否定は賛同しかねることでしょう。 戦争も手段の一つです(最後の手段であり、最も下策しょうが)。 そして戦争になる理由もさまざまあるでしょう。 その理由を検証することもなく、戦争が「悪い」と言い切ることも「悪くない」と言い切ることも、思考停止におちいることになると思います。
人生色々、戦争も色々です。 経済的社会構成体により、戦争の原因も目的も性格も違ってきます。 やっぱ、ここは、個別に考えるべきでしょう。 例えば、奴隷制時代の戦争は、奴隷の獲得が主な目的だったでしょう。 封建社会では、土地の争奪戦、陣取り合戦が主だったと思います。 近世では、植民地獲得のための戦争、植民地の分割と再分割のための戦争。 昨今では、米国の世界戦略の阻害要因を除去する干渉のための戦争。 昨今では、米国の世界戦略自体を維持するための侵略のための戦争。 昨今では、米国の石油利権を庇護するための露骨な支配のための戦争。 米国が展開している干渉戦争、侵略戦争、支配戦争の類は、悪そのものです。 米国が展開している侵略、略奪、支配を目的とする戦争は、善とは無縁です。 私らの小さき頃には、インクと言わずにインキと言っていました。 それが、対米従属を強める過程でインク一色に変化してきました。 多分、サークルの先輩の頭は、インクの類の単語と論理で一色なのでしょう。 悲しき対米従属の申し子です。 まあ、戦争は、経済的社会構成体の有り方と密接なものとして考えることです。 そうすれば、その原因、目的、性格がより明瞭に見えてきます。 抽象的に、「戦争は悪か善か?」と問うても水掛け論に終ると思いますよ。
色んな人がいるんだから色んな考えもあるでしょう。 個人の自由です。気に入らなければ受け入れなければいい、気に入れば受け入れればいいんですし。 >アメリカと比較した上での日本のレベルの低さ、日本人の自意識の低さ、とか、押しの弱さ・・・ みたいな日本批判 比べるようなものではないでしょう。そもそも国の形態が違うんですし。まあ確かに現代の日本人の自意識の低さは問題というか異常だと思いますが。 あと戦争についてですが、そもそも悪という定義自体が曖昧です。必然的に勝った方が正義、負けた方が悪になってしまいます。 ただ現時点での国際情勢を見る限り最後の手段として「戦争」というカードを用意しておかなければならないのが実情でしょう。 >人を殺して国が潤う 悲しいことですが事実です。 第二次世界大戦によって人類は飛躍的に発展しました。 現時点でこのような状況を変えるという事は不可能でしょう。 人類は既に滅びの道を歩み始めてきたのかもしれませんね。 それも運命でしょうか。
- Morris-B
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他の人もちょっと書かれていますが、 まず戦争は政治です。 なぜなら、大多数の人が思い込んでいる「戦争の反対」は「平和」ではありません。『戦争」の反対は「話し合い」だからです。 もちろん誰だって戦争はいやです。 でも、いやだから悪いというのは短絡的過ぎます。 もちろん好きだから悪くないというものでもありません。 投稿者さまが話をされた方はどこまで考えて(多少アメリカ寄りな考え方をなさるようですが?)そうおっしゃったのかはわかりませんが、私なりにいろんな本を読んででた結論は、 (戦争は)必要なことがある。 悪ではない。 ということです。 悪であるかどうかというのは、戦争にどうしてもついてまわってしまう、人の死が大きくかかわってくるからでしょうね。 戦争にまつわるどの本を読んでも、戦争の悲しい側面ばかりクローズアップされてしまっています。 特に今の日本では、戦争は人が死ぬことだ、(=だから悪いことだ)という本しかなくて、半ば洗脳されているような気がしてしまいませんか? 戦争=人が死ぬこと という考え方しかできないようでは戦争については語ることができません。 政治の一環である、ということを踏まえて考えてみれば投稿者様も今までとは違った戦争に対する意見が持てるとおもいます。 長文失礼いたしました。 小林よしのり氏の「戦争論」一読くださいませ。 この本には反対意見も出ると思いますが、戦争というものに、別の視点から考えることをおしえてくれた本です。
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