現代音楽の聴きかた
広い意味での(20世紀初め~現在)現代音楽に関心があって、CDなど集めているのですが、現代音楽の聴きかたとして、曲を「分析的」に聴かないと聴いたとは言えない、ということがあるのでしょうか。
もちろん、原則としてどんな音楽もどんな仕方で聴いてよい、と思いますし、音楽理論や譜面に親しんで聴いてみれば、クラシックやポピュラーを問わず、より作品への理解が深まるものだと思います。
それを前提にした上で、「特に」現代音楽に関しては、理論をベースに作品の構造を聴く、スコアを手に入れて分析しながら聴く、という聴きかたが「普通の聴きかた」なのでしょうか。
ある雑誌である批評家が、ヴェーベルンに熱中したときに、楽譜をすべて暗譜して、音列の織物のような構造を聴き取ることが、高尚な楽しみだと思って聴いていた、ということを言ってました。
ネットなどでの現代音楽のコミュティには、専門で音楽を勉強していて、趣味で作曲を少しやる、みたいな人が多く、曲の構造を理解して、「ここの、こういうところがいい」というような話し合いがよくされています。
ですので、現代音楽を「聴く」というのは、分析的に聴くというのが当たり前のことなのかな、と疑問に思った次第です。
どうぞ宜しくお願いいたします。
お礼
さっそくのご回答ありがとうございました。 Naxosの大澤寿人購入する予定です。