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ビラロボスノプレリュウド1とチェロの関係
ビラロボスは多くのギター曲を作っていますが、自身チェロも演奏したそうです。わたしは彼の作曲による前奏曲No1が大好きなのですが、この曲ははチェロで聴いたほうがさらにすばらしいと思うのですが、彼はチェロのことを考えていたのでしょうか。
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ヴィラ=ロボスの前奏曲を初めて聴いたときは印象的でした。 ソルやタレガ(タルレガ)の曲や,アルベニスなどスペインの作曲家のピアノ曲からの 編曲ものをよく聴いていましたので,それらとは異質で革新的な印象を受けました。 30年以上前のことで何番だったのか…1番だったような気がします。 ジュリアン・ブリームの演奏だったようにも思います。 ヴィラ=ロボスのことはあまり知らなくて,その後もずっとギター曲しかない人だと 思っていたのですが,つい最近,オーケストラ曲を聴いて驚きました。 (ギター曲だけの人だと思っていましたので。) チェロのことも知りませんでした。ご質問で知りました。 ご質問のチェロとの関係については直接的にはわかりませんが, チェロのことを知っている人なら,その知識は無意識の内にも活かされているだろうと 思います。でも,チェロの曲にはせず,ギターの曲にしたのは,ヴィラ=ロボスが チェロではなく,ギターを意識して作ったということではないかと思います。 ヴィラ=ロボスのことはほとんど知らなくて,持っているCDも前奏曲3番など, セゴビアのCDに一部入っているだけで,ご質問の答えもわかりませんが, 気になったので調べてみたら,作品数や作品内容は意外でした。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%A9%EF%BC%9D%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%82%B9 多作家としてのヴィラ=ロボスを知り,さらに驚きました。 意識的に,或いは無意識にチェロも影響していると思いますが, この膨大な作品の内容から見て,チェロだけではないように思いました。
お礼
ご親切な含蓄のある御教示をうれしく読ませていただきました。ヴィラ=ロボスのほかの曲には特別惹かれるわけではないのですが、前奏曲1番だけはなぜか特別な感じを持ちます。その理由をあれこれ考えたのですが、主旋律が魂を揺さぶるというのがつたない結論的感想でした。又カザルスの鳥の歌などを聞いているときの感じにも似ていると思ったこともあって、あの曲はチェロのほうがあっているのではないかというのが素人の感想でした。おっしゃるとおりチェロだけではないはずです。他の作品にも耳を傾けてみれば他の楽器が響いてくるかもしれないと思い、ご回答を心の糧にさせていただきます。ありがとうございました。