アメリカ、カナダ、ヨーロッパなどの豊かな国ではチップは置きません。特に米・加ではチップを置くことが習慣になってしまえば、いつかそれが義務になってしまい、レストランでのチップように数%徴収されるようになってしまうかも知れません。
そもそもホテルの料金には、税の他にいろいろ徴収されていますよね。その中にベッドメイキングの分も入っているんですよ。その事を欧米人は知っています。日本人はチップの習慣が無い分、どアでもチップを落としていくようですが、それがやりすぎに見られます。
アメリカ人の友人とイタリア・ローマ旅行した時、レストランで彼が15%のチップと置こうとすると、ローマ人の友達から「こんなに置かないで」と言われました。イタリアのレストランのチップは15%ではなく、料金に少し上乗せした位のものなのです。それがもし観光客が皆15%残すようにしていったら、その内イタリアでも15%になってしまうのが嫌なんだと言っていました。
同じように、ベッドメイキングのチップは今のところ義務ではありませんが、皆が皆置き始めると、いつそれが義務になるか分かりません。最初は相場2ドルだったのが5ドルになるかも知れません。
アメリカのレストランでのチップは15%が最低で、18%を義務付けているところもありますし、20%としているところもあります。人が多くチップを渡すようになるにつれ、その分義務のチップも膨らんでいくのです。
わたしはメキシコとか、安賃金で生活を余儀なくされているところでは、メイドさんにチップを渡しています。チップというよりDonationといった感じですが。