こんにちは!
30代女性で、私のバックグラウンドもアメリカの美大出身で現在日本で働いています。
私のアメリカでの美大時代の友達の卒業後の経緯を話しますと
・Photography専攻の友達は、
専門学校で教師してる人や、各メディアを顧客にし全うに写真家として活動している人(この間グループ展を開き大盛況、でも本人貧乏)や、テレビ局やCNNで記者として働いている人、卒業し帰国後、お金をためてドイツの写真家へ弟子入りした人もいます。
・Fine Arts専攻の友達は
都心のギャラリーで定期的に個展を開く傍らおしゃれなレストランを経営、Webデザイナー、絵本や雑誌向けのイラストレーター、(とても裕福な家庭だったので)しばらく引きこもり期間を経て島へ生活拠点を移した人もいます。あとは、日本で芸大卒業後デザイン会社に勤務したけどなんか違うとすぐに退職、その後はオーストラリアに留学し帰国後はテキスタイル系のアーチストとして、東京、NY、ロンドン、パリで個展を開いていた人もいます。あとは、普通の企業に勤めつつイタリアへ再び留学した人など。
・Animation、Illustration, GraphicDesign専攻の友達は
Webデザイナー、ゲーム製作のデザイナー、テレビ局でCG関係の仕事に従事しその後独立して年収2500万程度の人、IT企業に入社して埋没した人、結婚して専業主婦の人、映画のDreamworksで背景書いている人、CG製作系でLucasfilmやILMに転職した人もいます。
・Film専攻の人は
アメリカの大学中退後、各企業を経て大手製作会社のハワイ支社でCEOとして勤務。
・音大出身の友達は
フランスで各メディア相手に作曲家として活躍、NYでスタジオ経営、中には日本に帰国後チンドン屋のサックス担当で街を行脚してる人もいます。
特に芸大出身の方ではないんですが、アフリカのジャングル奥地まで花を見に行ってしまうほど花が好きでしょうがないフラワーアレンジメントしている方(日本人女性)がいるんですが、その方はNYのSOHOにある日本人が経営しているギャラリーで定期的に個展を開いていました。(たしか顧客に富豪ドナルドトランプもいたような・・・)
ざっと書いて(上記はすべて日本人)みましたが、1つ言えることは卒業後の仕事はなんであれ、日本だけじゃなく世界で自分って素材を生かしつつ経験を積んで活躍の場を広げている人が多いです。またFine Arts, Illustration専攻出身の人によると、学生の内にコンペで賞をとっておくとその後の就職活動に有利だそうですよ。
私は仕事柄、製作がらみで海外とやり取りしてますが、とにかく日本は技術大国なんで欧米と比較すると美術界は規模は小さいし、まるで日本人みたく大人しいしアピール力が弱い印象があります。でも今日本の現代美術が海外で人気なのでこれからの世界への広がりが楽しみです。FineArtsで生きていきたいならその時代の流れに乗るのもいいかもしれませんね。
アーティストは年齢制限がないんで、いい職種ですよね(^^)。私自身も晩年にMasterpieceを作ってポックリ逝くことが夢なんですよ~(笑)。
参考にしてもらえると幸いです。
お礼
こんなにたくさんの助言を書いていただいて、ありがとうございました!! そして、お礼が大変遅れてしまい、本当にすみませんでした!! (回答を書いていただいた後すぐ読みました。でも、お礼は後でゆっくり書こうと思ったまま、忙しさにまぎれ書くのを先延ばしにし続けてしまいました。) 実際の例を多数書いていただき、とても興味深いです。皆さん、本当に人それぞれですね。 PinkyMadamさんの回答を見て、私はとりあえず、「学生の内に賞を取る」という事は目標にしようと思いました。 そして、職というか収入源は日本だけに限定せず、いろいろ探してみようと思います。でも最終的には親兄弟、友達のいる日本に住みたい気持ちがあります。 なんというか、まだモヤモヤしているのでちょっと書いてみます。 うまく表現できないのですが・・・私はPinkyMadamにこんなにたくさんの例を書いていただいた後でも、まだ、自分が大学が終わった後にポジティブな気持ちで働いている姿がイメージできないのです。不安です。 それでも今、イギリスで美術を勉強したいという気持ちはまちがっていない気がしています。そして大学に入って勉強を始めたら、また新しいものが見えて来るはずだと思っています。 ただ、学費も生活費も高く、親から多額の借金(返さなくて良いと言ってくれますが、そこまで裕福な家ではないです)をして経済的負担をかけることになる事が気になっています。「美術をやりたい」という気持ちが間違っていないにしても、そこまで親に負担をかけてまでやる事か?と罪悪感がかなりあり、だから高収入の仕事をしてお金を返したいのです。