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面白い映画を教えて下さい!><
今まで邦画はほとんど見なかったのですが、押井守の「紅い眼鏡」を見て感銘を受けました! 「七人の侍」もそのあと見たのですが、つまらなくはありませんでしたがあまりに王道過ぎたのか、多種多様な現代ではあまり面白くありませんでした(おそらく全ての作品の原点であると思うんですが…;) むしろ、TV放送された黒澤作品(短編集?)の方が、何だかハちゃメチャで「クセ」が強く好き勝手やってる気がして、わけが分からない内容だったんですが、何故か訴えかけてくるものを強烈に感じ、面白かったです。 たぶん、私の性格がひねくれてるせいだと思うんですが(笑)、なんというか「型にとらわれない、製作者が周囲を無視して全力で訴えかけてくる」ようなそんな作品が好きです。 かといって、王道な作品が嫌いなわけじゃありません。 ただ、「クセ」の強い作品は一部の人にしか理解されないのか、はたまた他の監督が「真似」できないせいか、後から(後世)見ても新鮮で強烈だったりします。 何だか長文で難しい注文になってしまい恐縮なのですが、映画ファンのみなさま、初心の映画への門出第一歩の為どうぞよろしく御願い致します。
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>「型にとらわれない、製作者が周囲を無視して全力で訴えかけてくる」ような なるほど、八方破れ型の作家がお好きなわけですね。ならばまず紹介したいのが石井聰亙。鋭角的な映像表現で観客を圧倒もしくは困惑させる監督です。代表作はロックとバイオレンスが横溢する「狂い咲きサンダーロード」「爆裂都市 Burst City」、小林よしのりが脚本に参加した「逆噴射家族」、静謐なホラーの「エンジェル・ダスト」など。 次は三池崇史。多作家で出来不出来が激しいのですが、「DEAD OR ALIVE」や「殺し屋1」「オーディション」なんかはその外道ぶりが全面開花しています(笑)。 古いところでは増村保造もかなりの“やりたい放題”の作家です。主演の若尾文子とのタッグはある意味“最強”。「清作の妻」「赤い天使」「妻は告白する」などが代表作ですが、圧巻は「卍」「刺青」あたりですか。緑魔子と組んだ「盲獣」も強烈です。 いまだ現役の鈴木清順監督もスゴいっス。一度観たら忘れられない圧倒的映像美(?)にはただただ唖然。代表作は「けんかえれじい」「殺しの烙印」「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」「ピストルオペラ」など多数。近作の「オペレッタ狸御殿」でも相変わらずの滅茶苦茶ぶりを発揮してます。 塚本晋也もオススメです。ヴェネツィア映画祭の審査委員も務めたこともある日本を代表する異能監督で、代表作は「鉄男」「東京フィスト」「バレット・バレエ」「六月の蛇」など。今年公開された「悪夢探偵」は“軽め”の作品だと思いますが、それでも一般ピープルは“引いて”しまうほどのアクの強さです。 おなじクロサワなら黒沢清も要チェックです。初期の「神田川淫乱戦争」「ドレミファ娘の血は騒ぐ」でのオフビートぶりには苦笑しますが、「カリスマ」がサンダンス・インスティチュートのスカラシップを獲得して以来、独自の作風が一般にも認知されています。「CURE/キュア」が一番の出来だと思いますが、これはウェルメイドなのでトピ主さんには「回路」「ニンゲン合格」「アカルイミライ」などがいいかも。 黒澤明といえば「隠し砦の三悪人」も観て下さい。「スター・ウォーズ」の元ネタにもなったアクション時代劇の傑作です。 まあ、何やかやと書きましたが、とにかく邦画は“手当たり次第に観る”ってのが御自分の好みの映画を見つける唯一の方法だと思います。私もそうでしたから(笑)。
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- Fall_Opera
- ベストアンサー率32% (11/34)
邦画で良いのですよね?ここ数年観た中で面白かった映画は、 1)クロスファイア(矢田亜希子、伊藤英明、長澤まさみ主演) 2)陰陽師(野村萬斎、伊藤英明主演) 3)ジョゼと虎と魚たち(池脇千鶴、妻夫木聡主演) 4)東京ゴミ女(柴崎コウ助演) 5)ランドリー(窪塚洋介、小雪主演) 6)スゥイング・ガールズ(上野樹里、本仮屋ユイカ主演) 7)隠し剣、鬼の爪(永瀬正敏、松たか子主演) 8)海猿(伊藤英明主演) 9)バーバー吉野(もたいまさこ主演) 10)かもめ食堂(同上) 11)解夏(大沢たかお主演) 12)座頭市(北野武主演) 13)世界の中心で、愛をさけぶ(長澤まさみ、大沢たかお、柴崎コウ主演) 14)下妻物語(土屋アンナ、深田恭子主演) 15)あずみ(上戸彩主演) 16)浮雲 17)この胸一杯の愛を(伊藤英明主演) 18)美女缶
お礼
こんなに沢山!!; というか、こんなに沢山あったのかと驚かされます; 全部見られたFall_Operaさんも凄い! 全部見てみようと思います。 わざわざ、最近のものまで厳選して頂いてありがとう御座います!
補足
みなさん全員に20ポイント差し上げられず、まことに申し訳ありません!>< 全員、20ポイント差し上げてもいいくらいだと思っています。 かなり悩みましたが、勝手に選ばせて頂きました。 皆さんと出会えてよかった!質問してよかった! これだけでもう満足です(お; でも、やっぱり全部見ます!(笑)
- yomyom2001
- ベストアンサー率46% (763/1638)
他の方の回答とダブッてしまうかもしれませんが・・・。 昔、ATG(アート・シアター・ギルド)という映画会社がありました。 このATGの映画は質問者さんの好みに合う作品が多いかも知れません。一度チェックしてみてはいかがでしょうか? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%89
お礼
何だか映画会社まで教えて頂いて恐縮です!; でも、知りませんでした。「日本映画ってこんなに奥が深かったのか~」と気づかされました。 何だか映画中毒になりそうです(笑) ありがとう御座います!
- wyco
- ベストアンサー率20% (538/2569)
SABUの作品は面白いですよ。 「DRIVE」「ポストマン・ブルース」など。「ポストマン・ブルース」のラストはへぇって思いました。
お礼
SABU監督はずっと気になっていたんですが、結局1度も見ていませんでした。 >「DRIVE」「ポストマン・ブルース」 まずはこの作品から見てみようと思います。^^ ありがとう御座います!
- hammett
- ベストアンサー率33% (13/39)
私は「七人の侍」大好きです。ベストのうちのひとつですね。黒澤作品はどれも水準以上だと思います。後期の作品は感心しませんが。 でも、いわゆるクセのある作品も好きなんですね。友人に「これ見ろって!絶対面白いから!」と強く推した映画が「くそ映画!」「どこがいいの?」とこきおろされ、酷評されたこともしばしば。映画を見て面白かったから面白かったと、素直に他人に奨めているだけで私自身はクセのある映画とは思っていませんでしたが、繰り返し、そんなことが続けば「なるほど、俺はちょっと偏った好みの持ち主なんだな」と思ってしまいます。 そんな私のお奨めをいくつか紹介します。 「家族ゲーム」森田芳光 これは超傑作。邦画のベストのうちの一つ。主演が松田優作で、そのとぼけまくった演技が最高です。頭がいいのか悪いのかわからない、一種の狂気をはらんだ優作の存在感は健在です。脇を固める、由紀さおり、伊丹十三、宮川一朗太も絶妙。最初から最後まで全部最高。この映画を語り始めると、私の話は止まりませんので、これ位にしておきます。なお、森田芳光はこれ一作が傑作で、他は大半が駄作、凡作です。 「台風クラブ」相米慎二 若かりし頃の工藤夕貴(知ってます?)が出てます。ストーリーは・・・説明してしまうと映画の魅力が半減しますので書きません。というより説明しにくい。舞台は中学校で主役は学生達とだけかいておきます。ただ、ありきたりの青春映画ではありませんので。 「逆噴射家族」石井聰互 小林よしのり(ゴーマニズム宣言でおなじみ)原案の映画。主演は小林克也。念願のマイホームを建てた主人公とその家族の崩壊していくさまを描いたもの。おお、これにも工藤夕貴が出てますね。 「太陽を盗んだ男」長谷川和彦 ある意味、王道。クセがあると言えばあるか。日本映画に詳しい人なら皆が知ってる傑作。邦画のベストのうちの一つ。主演は沢田研二。ストーリーは主人公が原子力発電所でプルトニウムを強奪し、自ら、原子爆弾を製造する話。ジュリーが最高。全部最高。観れば分かります。監督の長谷川和彦はこれ以外では「青春の殺人者」と言う映画しか撮っていません。上記の「逆噴射家族」には製作として参加しています。 「凶銃ルガーP08」 原作大藪春彦。主演阿部寛。拳銃の狂気にとりつかれた男の話。隠れたバイオレンス映画の傑作。 他にも名作、傑作はたくさんあります。 鈴木清順、石井輝男、岡本喜八、塚本晋也、阪本順治・・・。 とても書ききれません。優れた監督はたくさんいます。邦画の傑作ランキング本などを参考にしたらどうでしょう。私も本などを参考に昔は映画館を歩き回りました。それらの本がどっかに行ってしまって手元にないので紹介できないのが残念ですが。
お礼
>映画を見て面白かったから面白かったと、素直に他人に奨めているだけで私自身はクセのある映画とは思っていませんでしたが、繰り返し、そんなことが続けば「なるほど、俺はちょっと偏った好みの持ち主なんだな」と思ってしまいます。 そうなんですよね~。押井作品に感動し、「押井は実写も見るべきだ」と思って「実写はいいよ~」と知人に進めたところ、あとで「何コレ、コノエイガ意味ワカンナインダケド?;」と白けられ、たじたじでした…; どうも、熱意のこもった作品は監督の意向が理解できない(伝わらない)と、ただの下らない自己主張だけの駄作になってしまうようです…。 >「家族ゲーム」 これは、これだけは逆に周囲からすすめられました(笑) チャンスがなくて今まで見れませんでしたが、見てみます。^^ >なお、森田芳光はこれ一作が傑作で、他は大半が駄作、凡作です (笑) >「台風クラブ」 これはたしか…。 なんだかだいぶ昔にTVでやっていて、ちょっとだけつまみ食いしてしまったような…; あまりに面白そうな展開だったんで、慌ててTV消しました。 でも、題名よく覚えてなかたせいで、結局その後も見られなかったという…。違うかもしれませんが、さっそく確認してきます! (特に若かりし頃の工藤夕貴さんなんて知りませんでしたよ:笑。まさかこの頃からもう既に映画出演していたとは。これはいろんな意味で要チェックですな:笑) 他は未チェックですな…(「太陽を盗んだ男」はたしかに有名で、題名は知っていましたが内容を全く知らなかったので、ノーチェックでした。見てみます!)。 >他にも名作、傑作はたくさんあります。 >とても書ききれません。 まだ、あるんですか!; まさか、これほどとは…; レンタルショップ行ってもほとんど洋画ですし(仕方ありませんが)、邦画の紹介にお目にする機会がなかなかなかったんで、今まで見逃していましたが。 とても興味が沸きました。楽しみです。 ありがとう御座います! (>私も本などを参考に昔は映画館を歩き回りました。) (うらやましい…。私も今度挑戦してみます!)
- ribisi
- ベストアンサー率28% (247/864)
>後から(後世)見ても新鮮で強烈だったりします。 で思いついたのは 『砂の女』(勅使河原宏) 『黒い十人の女』(市川崑) 『しとやかな獣』(川島雄三) あと溝口健二はその独特の世界観と映像が、成瀬巳喜男は人間模様の絡み具合が結構独特で、他の監督が真似のできないところだと思います。
お礼
「砂の女」は原作者の阿部先生が好きで、小説にハマリました! まさか、映画化していたとは!!(笑) 他、2つは未チェックです! まさか、これほどあるとは~。 邦画は一般にはあまり知られてませんが(洋画ばかり、というか映像が凄いからそっちにみんな目がいってしまうんでしょうね)、こんなに奥が深かったんですね~。 溝口健二と成瀬巳喜男はさっそく調べてきます!(期待) ありがとう御座います!
- disease
- ベストアンサー率18% (1239/6707)
フライド・グリーン・トマト(91米)まだ人種差別の残る時代のアメリカを舞台に、強く生きようとする女性のストーリー。 恋に焦がれて(92米)高校生のシェリルは、ボーリング場の受付でバイトをしている不良のリックと出会い、急速に進展していく2人だが、ある日シェリルが妊娠する。 春にして君を想う(91アイスランド・独・ノルウェー)故郷を目指す老人の穏やかで美しい話。 顔のない天使(93米)過去に事故により生徒を死なせ、また自分も顔半分に大火傷を負い元教師と、少年との心の交流を描くヒューマンドラマ。 ソフィーの選択(82米)かけだしの作家が会ったソフィーというユダヤ人女性の過去と人生。
お礼
おお~! なんともどれも興味をそそられる感じの内容ですね~。 どれも未チェックでした! さっそく借りて雇用と思います!(メモメモ…) ありがとう御座います!
- viola1926
- ベストアンサー率39% (9/23)
私は邦画の「茶の味」が大好きです。 石井克人監督の作品で、3年くらい前の映画だったと思います。 石井監督の映画はクセがある方だと思いますが、個人的には面白いものが多いです。 ただ、最近ではB級やアングラ的なものが流行ったりするので、石井監督は王道といえば王道かもしれません。 「紅い眼鏡」をみたことがないので、質問者さんの嗜好がわからないのですが、 映画に限らず、芸術作品の評価は個人によってバラバラで良いと考えているので、 人に言われるよりも片っ端から数多く観ていく方が、良い映画に出会えると思います。
お礼
石井克人監督といえば、「鮫肌男と桃尻女」や「PARTY7」で知られる監督ですよね! 個人的にとてもみたいな~と思っていたんですが、近くのレンタルショップに何故かないという…(泣) 今度、遠出してみます! 「茶の味」はしりませんでした! なんだかとても面白そうですね! 片っ端から見れるなら見たいんですが(精神と体力と財力と時間の許し限り)、お金が掛かるのと時間が…。 そして、それだけの費用と労力を掛けたのに期待を裏切られた時のあの絶望感といったら…。 とりあえず、邦画はまだ未開拓なので色々と試してみたいと思います。 ありがとう御座います!
- poyotyan
- ベストアンサー率20% (14/69)
「七人の侍」駄目でしたか。残念です。 私自身まだ黒澤作品全部観たわけじゃないですが、「椿三十郎」あたりはどうでしょう。時間も短めなので黒澤作品を初めて観る人には1番良いかな・・なんて勝手に思ってるのですが。 「用心棒」もお勧めです。好みによって椿か用心棒か、どっちが好きか変わります。 ただ上記のものは全部娯楽性が強いものばかりなので、何かテーマを持った、考えさせられるものを観たいなら「生きる」でしょうか。 実に興味深い内容です。 黒澤以外だったら・・・俺は市川崑の金田一耕助シリーズが好きですね。
お礼
>「七人の侍」駄目でしたか。残念です。 決してつまらなくはないんです!!むしろ、非常によく練られていて…そう、それがダメでした…; 最初に見たものが悪かった(良かった?)のか、岡本太郎の「芸術は爆発だ!!」じゃないですけど、黒澤監督はむしろ繊細?な感じがするんですが、なぜか荒々しさ(力強さ)も感じました。 しかし、「七人の侍」はよく練られているんですが、逆に練られ過ぎていて、とらわれているような印象を受けました。ひょっとしたら、黒澤監督自身がわざとそうしたのかもしれないので、ここらへんはもう個人の好みだと思っています(ちなみに、私の友人は今のところほとんどが「七人の侍」は素晴らしい!!と絶賛しているので私の方が変なのかも…;)。がっかりさせてすみません…>< 「椿三十郎」ですか、実は気になってました! 「用心棒」は私の友人が「絶対見ろ~!」とすすめていました(笑) 今度、両方見てみようと思います。 「生きる」…、なんだか題名からして既にすごそうですね…; これは要チェックしておきます! >市川崑の金田一耕助 あちこちでかなり評判だと聞きますね。 なんでも雰囲気がとても良いとか…。 知り合いの教授が推理マニアなのですが、シャーロックと違って金田一は人が死ななきゃ動かないから嫌いだ、とか言ってましたが個人的にはかえって面白そうなので(暴)、見てみます。 ありがとう御座います!
お礼
ありがとう御座います! そして、お礼が遅くなってすみません…; こんなにいたとは! 1人か2人ぐらいいれば(出会えれば)いいほうかな~なんて思っていましたが、こんなに沢山の監督が日本にもいたなんて…(感嘆) そして、その監督をそれだけ知ってらっしゃるchandosさんもすごい! いろいろな意味で感動しました! 「手当たり次第に観る」…、時間とお金がちょっと厳しいですが、頑張ってみます! 本当にありがとう御座いました!!(感)