(306) But if desire ……この英文はどのように訳せばよいでしょうか
(1)(ll. 618-640) But if desire for uncomfortable sea-faring seize you; when the Pleiades plunge into the misty sea 1333 to escape Orion's rude strength, then truly gales of all kinds rage. (2)Then keep ships no longer on the sparkling sea, but bethink you to till the land as I bid you. (3)Haul up your ship upon the land and pack it closely with stones all round to keep off the power of the winds which blow damply, and draw out the bilge-plug so that the rain of heaven may not rot it.
(4)Put away all the tackle and fittings in your house, and stow the wings of the sea-going ship neatly, and hang up the well-shaped rudder over the smoke.
次の文章は“Works and Days” by Evelyn Whiteの一節です。
(1)(2)(3)は連続した文章です。
試し訳と語彙について質問します。
(1)(ll. 618-640) But if desire for uncomfortable sea-faring seize you; when the Pleiades plunge into the misty sea 1333 to escape Orion's rude strength, then truly gales of all kinds rage.
(1)(ll. 618-640)
しかし、もしかすると、船旅を喜べないとの願望がお前を捉えるかもしれない。
オーリーオーンの強い力を逃れるために、プレイアデスが霧のかかった海
に突入するとき(10~11月)、その時は、あらゆる種類の憤怒の疾風が
吹く(からだ)。
<質問>
(a)あまり明解な文章ではない。
このif 文は条件節だけで、帰結節がないようです。
そのため、「もしかすると……かもしれない」という一筆の文となる。
if文→when文→then文 という構文の配列を
when文→then文→if 文 と考えことも出来る。
しかし、倒置を避けて、書かれた語順で訳したい。
この考え方と訳は正しいでしょうか。
備考;脚注1333;The end of October or beginning of November.
備考;Pleiades;冬の七つ星団、雄牛座、昴
(2)Then keep ships no longer on the sparkling sea, but bethink you to till the land as I bid you.
その時は、最早、輝く海に船を(浮かべて)置くな、しかし、私がお前に云う通りに、土地を耕すことを考えるのだ。
<質問>
(a)be think to till the landについて
be think tilling the landなら分かりやすい。
辞書にこんな例文があるでしょうか。
(3)Haul up your ship upon the land and pack it closely with stones all round to keep off the power of the winds which blow damply, and draw out the bilge-plug so that the rain of heaven may not rot it.
お前の船を陸に引き上げ、湿って吹きつける風の力を避けるように、周りを全部、しっかり石を詰め込むのだ。そして、ビルジ(船底の湾曲部)の栓を抜け、そうすれば、天からの雨がそこを腐らせることはないだろう。
備考;rain from heavenについて
当たり前のことを当たり前のように述べたのだろうか。
Heaven=Zeusを念頭においた言葉だろうか。
文字通りに訳す。
(4)Put away all the tackle and fittings in your house, and stow the wings of the sea-going ship neatly, and hang up the well-shaped rudder over the smoke.
お前の家の中に道具や付属品を全部しまい込め、そして、海を渡る船の帆を
うまくしまい込め。また、良い形の舵を煙の上に吊るすのだ。
<質問>
(c)hang up the well-shaped rudder over the smoke.について
このoverについて、「舵を吊るして、煙で覆う」ではない。
だが、「煙の上」というのも、少し変な気もする。
かといって、「天上に吊るす」とは書いてない。
家には、炉があって、その真上でなくとも、上であれば、over smokeと
いうのだろうか。overを副詞句と考えれば、
hang up the rudder overという文章が成り立つはずですが、こうい
う文章は辞書を見ても例文があるのだろうか(見当たらない)。
やっぱり、overは前置詞で、訳は「煙の上」で良いのだろうか。