まぁやっぱり根本的な原因は戦後に潰れたか潰れなかったかですね。
戦後のアニメでは日本もアメリカも大して変わりませんでした。
トムとジェリーやバックスバニーなど日本でおなじみの作品も沢山あり、日本もアメリカもアニメを見るのは子供だけでした。
しかしアメリカのアニメはそこで終わりです。
テレビが普及し、テレビドラマが台頭してくると、制作費が馬鹿みたいに高いアニメなど製作してられなかったのです。
しかし日本では製作会社側が異様な低賃金を実現する事によって制作費を抑えしぶとく生き残ります。
そのアニメを子供の頃からずっと見て育った世代が今のアニメを支えてるわけで、外国でもアニメ文化が潰れなければソレ相応の文化として育っていたでしょう。
後は邦画が全く外国との競争力を持ってなかったので、そこからアニメに流れてきたのもあると思います。
しかし労働面については、そもそも動画の方が最終的なアニメ作品を左右する重要な役割を持ってるので、拘りをもって動画を続ける人は多いですね。
明らかに技量があって毎月凄まじいスピードで仕上げても全然収入がないのはさすがに困るでしょうねぇ。
どんなに視聴率が上がってDVDやCDが売れまくっても製作会社に直接入らないからどうしようもないですね。
ただ根本的にアニメの売上げだと漫画家みたいに成功すればドカーンと儲かる事はないと思うので痛い所ですね。まぁ現状を考えればマシになるとは思いますが。
唯一ジブリが映画放映だけで制作費の10倍売上げてるわけですが、マニア間だけの大当たりじゃなく世間を巻き込んだ大当たりが沢山出てほしいもんです。
お礼
なるほど、とても参考になりました。 しかし、根本的なシステムの欠陥を抱えているのは痛いですね…; 有難う御座います。