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どうして楽語にはイタリア語が多いのですか?
クラシックの楽語を調べていたら、とてもイタリア語が多いのに疑問を持ちました。どうしてなのかご存じの方いらしたら、教えてください。お願いします。ちなみに最近、イタリア語を勉強し始めて、イタリア語にとても興味があります。
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タダの一般人です。 映画アマデウス(モーツアルト物語?)の中で、オペラをイタリア語以外でやるのは品格が下がるとか何とか言ってましたね。 モーちゃんがドイツ語のオペラを作って周囲は「なんじゃこりゃ!」「公開反対」等言ったけど、国王が許可してしまった。 厳格主義?保守派? イタリヤ人が宮廷音楽を牛耳っていたので貴族階級の常識だったようで・・ http://homepage1.nifty.com/opera/ar01.htm http://www12.u-page.so-net.ne.jp/cj8/vamonos/weeklydaisuke4.html
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- 200717
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回答というほど確信はないのですが、、。 記譜法の歴史が関係するのではないかと思います。 15世紀の末頃のヨーロッパでは、白符定量記譜法とタブラチュア譜が主に用いられていました。これらは主にフランスで発達したものです。 一方で、イタリアを中心に鍵盤楽器のためにもう1つのタイプの記譜法が発達していました。これがのちに、現在使われている五線譜のもととなります。 五線譜がイタリアから輸出されるとき、楽語も一緒に伝わっていったのかな、と思います。 (専門家の方々、間違ってましたら訂正をお願いします。)
お礼
五線譜がイタリアで発達したとは知りませんでした。五線譜を見るときの、なんというか、見方が少し変わりそうです。ありがとうございました。
- m-tahara
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近代に繋がる音楽の確立期(ポリフォニーからホモフォニーへの転換期)は丁度ルネッサンスからバロック期に当たっており、音楽に限らず芸術の最大の中心地はイタリアでした。最新のスタイルはイタリアで生まれ、それが他の地に伝わっていったり、イタリア人が直接各国の王家・貴族などに雇われて赴任するなどの形で拡がっていきました。 そうした関係上共通語がイタリア語になっていったと言えます。 そうしたしがらみから開放されつつある近代においては自国語で表記するケースも増えつつはあるものの、世界中での理解のし易さから言うと、そうした共通ワードを使った方が良いようです。
お礼
な・なるほど。音楽に限らず芸術の最大の中心地がイタリアだったのは意外でした。ありがとうございました。
- mariandeluna
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私が音楽史の先生に聞いた話によると、楽語が使われはじめたのは宗教曲が始まりだそうです。 歌曲(宗教曲)の歴史(簡単に)は主に教会聖歌から発祥しており、イタリアのローマがキリスト教カトリックの総本山だったので、歌の編纂(各地に散らばっていたのをグレゴリオ1世という法王が編集した)時に、表現をイタリア語で書いたそうです。 また、その宗教曲の歌詞のほとんどはラテン語だったのですが、歌うのは教会の僧侶だったので、(歌われていたのは最初はヴァチカンだけだったので、)公用語であるイタリア語を使いました。 17世紀(バッハの時代)から今日有名な曲が多く作曲されはじめたのですが、当時の作曲家や演奏家は宮廷演奏家や教会オルガニストといったキリスト教的な職に就いていたため、演奏用語のほとんどにイタリア語を用いたものと思われます。 ちなみにこの当時のドイツ語は文法的に統一されていなく、地方によって異なっていたのと、当時のヨーロッパの国際共通語は仏&英&伊であったこと。特に教会関係はイタリア語が主要語であったことが主な理由だと思います。 またPesukoさんがいうとおり、当時(バッハやモーツアルトの時代)の宮廷音楽界はイタリア人が牛耳っていたのも事実です。 イタリア語を勉強したら、本当に音楽用語は楽しいですよ! 今までだったら楽語=意味で覚えていたのがそれ以外の意味でもわかるようになりました(私は) 頑張ってください!
お礼
なるほど。イタリア語を勉強するのがまた楽しくなりました。私は外国語を勉強するのが趣味?で、今までも英語をはじめフランス語、ドイツ語を学んできたけど、イタリア語は勉強すると何が楽しいかなぁなんて漠然と思っていたけど、音楽用語をさらに(本来の意味を)勉強出来るかと思うと、イタリア語を勉強する事に、特典がついたみたいで嬉しくなりました。ありがとうございました。
お礼
もう一度、アマデウス見直してみようと思います。ありがとうございました。