私が音楽史の先生に聞いた話によると、楽語が使われはじめたのは宗教曲が始まりだそうです。
歌曲(宗教曲)の歴史(簡単に)は主に教会聖歌から発祥しており、イタリアのローマがキリスト教カトリックの総本山だったので、歌の編纂(各地に散らばっていたのをグレゴリオ1世という法王が編集した)時に、表現をイタリア語で書いたそうです。
また、その宗教曲の歌詞のほとんどはラテン語だったのですが、歌うのは教会の僧侶だったので、(歌われていたのは最初はヴァチカンだけだったので、)公用語であるイタリア語を使いました。
17世紀(バッハの時代)から今日有名な曲が多く作曲されはじめたのですが、当時の作曲家や演奏家は宮廷演奏家や教会オルガニストといったキリスト教的な職に就いていたため、演奏用語のほとんどにイタリア語を用いたものと思われます。
ちなみにこの当時のドイツ語は文法的に統一されていなく、地方によって異なっていたのと、当時のヨーロッパの国際共通語は仏&英&伊であったこと。特に教会関係はイタリア語が主要語であったことが主な理由だと思います。
またPesukoさんがいうとおり、当時(バッハやモーツアルトの時代)の宮廷音楽界はイタリア人が牛耳っていたのも事実です。
イタリア語を勉強したら、本当に音楽用語は楽しいですよ!
今までだったら楽語=意味で覚えていたのがそれ以外の意味でもわかるようになりました(私は) 頑張ってください!
お礼
もう一度、アマデウス見直してみようと思います。ありがとうございました。