そういう録音の仕方をしているからです。
ご存知かとは思いますが、録音するときは、テレビで歌っている時のように、全員で一斉に歌うということはしません。3,4人ずつだったり、あとで一人だけ重ねたり、部分によっては全員だったり(でもマイク、すなわちトラックは何本も使う)。
その中で、ソロなどでその子だけを際立たせたいときは、その子の声だけを、「前へ」持ってくるような音像の作り方をするのだそうです。(音量を上げているだけではありません、念のため。)こういうものを、私たちは、「エフェクター」と呼んでおります。
山下達郎さんによると、これが最近はエスカレートしているので、モーニング娘。に限らず、最近のうたは、メインボーカルが顔の前にへばりついて、歌われているように聴こえる。とのことです。
顔の近くで歌ってくれるなんて、ファンにとってはうれしいかもしれないが(あ、ごめんなさい、不謹慎でした…)。特にモーニング娘。は、途中で一人一人がかわるがわる出てきて歌うスタイルなので、そうなるのでしょう。
そういえば、プロモーションビデオを見ると、モーニング系の子たちは、ソロのところになると、画面いっぱいがその人の顔になりますよね。あれを、私はファンサービスだと思っていたのですが、本当にその距離から歌っているように聴こえるんですね。そういう録音方法なのです。
だから、全体のハーモニーや、一体感を味わいたいと思って購入した人にとっては、期待はずれかもしれません。ちなみに、今のちっちゃい子達が入る前は、私も時々テレビで彼女たちの唄を聴いていました。あの子達、あの年齢にしては、ビックリするほど、しっかりした歌唱力を持っていますよ。
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