シックハウス問題が出てきたのは、最近の住宅の高気密性により空気の対流が少なくなっているからです。
しかし、車の場合は高気密性住宅から比べればスカスカで空気の流れる経路が常にある状態です。
常に空気が対流しているわけではなく、ごく少量の空気が入り込むことにより汚染された空気が外に流れ出し
それにより、空気の汚染の度合いが低下しているのです。
とはいえ、最近の高級車は気密性が高いためにシックカー問題が出てもおかしくなかったりもしますが
高級車を購入できる層が限られているため(数が少ないために)あまり問題が大事になっていないというのが現状でしょう。
あと、新車で車を購入する層+新車を購入できる層が車を持っている全数の中で言えば数が少なく
そして、長時間車の中で過ごすことが無いためにシックカー問題があまり出ないということも考えられます。
>エアコンメーカーの技術者に先ほどミクシーで聞いたところ、対流させようとはしているけど、今回のシックカー問題の解決になるレベルにはないそうです。
ちなみに、車のエアコンと家のエアコンは別物です
また、エアコンを作動していなくても走行していれば微量な空気が車内に取り込まれます。
そして、たいていはそれが流れ出す場所がどこかにあります。
そして、エアコンを作動させていなくても外気導入になっている場合はかなりの量の空気が車内に取り込まれています。
(このあたりはメーカによる設計思想の差もありますが)
空気の全部を取り替えるまでにはいかないが、大気汚染の物質が室内に充満して濃度が高い状態にならない程度の空気は導入しているはずですよ
>被害者がすでにシックカーの会を作る動きもあるそうで、いろいろ考えさせられます。
確かに、シックハウス症候群の人が新車に乗ると症状が顕著に出るという報告もあります。
(が、ある程度年数がたった中古車だと症状がほとんど出ないということもいわれています)
ただ、このあたりは私はしっかりと調べていないのでなんともいえませんが・・・
お礼
ご丁寧に回答いただき、ありがとうございました。 大変貴重な意見をありがとうです! でも、やはり気になるので、シックカーについてはもっと 研究している人に聞いてみたいと思います。