> 当然1ヶ月半以上はおいています。
> 1ヶ月以前だと肌には刺激がきつすぎて有害なはずなので
なるほど。
私以上に石鹸シャンプー剤のことが詳しいのかもしれませんね。(というか,私が石鹸シャンプー剤に興味がないだけなのかもしれませんが・・・)
では,すすぎ不足もあると思いますが,たぶん,pHコントロールが出来ていないことが原因と見て良いと思います。
ご存じのように,石鹸シャンプー剤を使用しますと,髪の毛や肌の表面がアルカリ性に傾きます。
このとき,髪の毛のキューティクルは開いてしまい,そのため,すすぎの最中などのようにシャンプー剤の泡というクッションがなくなったときに,髪の毛がギシギシするようになるのですが,もし,pHコントロールがうまくいかず,弱酸性に傾かないでアルカリ性のままですと,キューティクルが開いたままになるため,髪の毛内部のタンパク質が分解されてシャンプーのためなど髪の毛が濡れますと,アミノ酸が髪の毛から流出し,これがベタベタの原因となることがあります。
また,頭皮の於いては,頭皮表面がアルカリ性のままになっていますと,角質が収斂するか捲れてしまうかして,角質にひび割れが出来るようになり,そこから空気が侵入するようになり,表皮がこの空気によって刺激されるため,痒みを覚えるようになるのですが,この刺激から肌を守ろうとして皮脂の分泌量が増加するようになり,それによって,頭皮や髪の毛がベタベタするようになる場合もあります。
石鹸シャンプー剤を使用した場合,これら以外にも,頭皮の免疫機能が低下してしまい,雑菌や危険物質などの侵入を許しやすくなるなど,きちんとpHコントロールをしませんと,いろいろな問題が起きやすいため,石鹸シャンプー剤を辛抱している人は驚くと思いますが,実際は,市販のシャンプー剤よりも危険なのです。
といっても,これは,正しい知識を持って正しく使用していれば,石鹸シャンプー剤であっても市販のシャンプー剤であっても,その危険性は避けることは十分可能です。
でもまぁ,現在では,メーカーサイドで言えば,石鹸シャンプー剤ですと正しく使用するように指導書などが添付されているようですが,市販のシャンプー剤の場合は,それがありませんから,一般的な消費者である皆さんは,市販シャンプー剤よりも石鹸シャンプー剤の方が安全に感じてしまうのかもしれませんね。(石鹸シャンプー剤販売メーカーの偏った説明には,開いた口がふさがらないのですが・・・)
お礼
とてもご丁寧にご回答ありがとうございます。 PHは7.5~8程度で、ほぼ中性に近い状態のものでした。 どれくらいから髪の内部の組織を破壊するのかよくわからないのですが これも個人差なのでしょうか。 頭皮はかゆくないと言っていたのですが 同じものを使用してこんなに違うのかとびっくりです。 アルカリ性に傾いたままだと頭皮の免疫低下がおこるというのは 私もどこかで見た知識ですが読んだ事があります。 なるほどです。 ものすごくためになりました。 ありがとうございます。