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オーストラリアへの海外送金

こんにちは。 海外へのお金の持っていきかたの質問です。 2年間ほど在住することになっています。 現地口座開設前に初期投資(住宅契約、家財道具購入など)のために、 持ち込みぎりぎりの100万円以下程度の額を オーストラリアに持っていこうと考えています。 (1)トラベラーズチェックとして持ち込むなら、 (そもそもこの考えはいいのでしょうか?)  円建てとAU$建てでは、どちらがおとくでしょうか? (2)また現地口座開設後の送金ですが、  現在新生銀行をもっていますので、現地口座へ円送金でしょうか?  それとも郵便局から円送金が、最もいいのでしょうか? 詳しい方いらっしゃいましたら、教えてください。

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  • Umada
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回答No.1

いくつかの為替用語についての説明からいたします。既にご存じの内容でしたら読み飛ばして頂いて結構です。 ・銀行間レート 外国為替市場において、文字どおり銀行間の取引きに用いられるレート。顧客はこのレートでは取引きできず、外貨を売るにしても買うにしても必ずいくらかのマージンを払うことになる。新聞やテレビなどで報じられているレートは特に断りのない限りこの銀行間レート。 ・公示仲値(TTM) 銀行間レートは常時変動しているので、これを窓口での取引基準に使うと処理が煩雑になる。そこで銀行はこれに代えて「公示仲値」というものを定めその日の取引の基準レートとする。公示仲値は各銀行が独自に定めるので完全に一致することはないが、どこかの銀行だけ懸け離れた値になることはない。 ・クレジットカード会社が定めるレート クレジットカード会社も毎日、外国為替市場や各国経済の動向を読みながら通貨間の換算レートを決定する。このレートは銀行間レートや公示仲値と同じ値とみなしても多くの場合差し支えない。 ・対顧客電信売レート(TTS) 外貨現金のやり取りを伴わない場合に適用される換算レート。具体的には外貨送金やトラベラーズチェック(以下TC)発行が該当する。TTMに一定のマージンを上乗せすること機械的に計算される。 両替や送金での有利不利は、上記の公示仲値(または銀行間レート、クレジットカード会社が定めるレート)に、マージンがどれだけ上乗せされているか(目減りがあるか)で判断することができます。 (1)口座のない段階でまとまった資金が必要であればTCは悪くない選択だと思います。 日本の銀行で豪ドル建てTC発行の際に適用されるレートは、1豪ドルあたり公示仲値+2円00銭~2円50銭くらいです。このほかにTC発行手数料(一般的には1%)がかかります。また現地で換金する際、銀行によっては換金手数料を徴収します。その額は典型的には1回5~10豪ドルです。 一方、円建てTCを組んでオーストラリアで両替・換金する際場合ですが、現地でのレートは1豪ドル当たり公示仲値+1.5%程度のようです[1,2]。日本でTC発行手数料、現地で換金手数料がかかる(こともある)のは豪ドル建てTCの場合と同じです。 日本で豪ドル建てTCにする際のレートへの上乗せ幅は、上で説明したように1豪ドル当たり2円~2円50銭、割合に直せば2.2~2.8%ですから日本円建てがわずかですが有利ということになります。 TCをもう少し有利に利用しようとしたら、以下のような方法もあります。 ・通販業者「セシール」 TC発行手数料が0.5%~0.7%と安く設定されています(豪ドルは0.5%)。レートは三菱東京UFJ銀行のものを使用しており豪ドルTCなら公示仲値+2円00銭と悪くありません。TCのブランドはアメリカンエキスプレス(AMEX)なので、現地のAMEX提携金融機関に持ち込めば無手数料で換金できます(提携金融機関名と支店所在地はAMEXに問い合わせください)。目減りの合計は2.7%程度と見積もられます。 ・シティバンク銀行 シティバンクは口座を持っている顧客に対しTC発行手数料を免除しています。豪ドルの外貨預金を手数料なしにTCで払い出すことも可能です。TC発行レートも1豪ドルあたり公示仲値+1円と他行より1円有利です(外貨預金レートも同じ)。TCのブランドはAMEXなので、AMEX提携金融機関か現地のシティバンクに持ち込めば無手数料で換金可能です。無手数料で換金できたとして、目減りは1.1%程度で済むので有利です。 ただしシティバンクでは、預金残高が一定基準を下回ると口座維持手数料を徴収されるので注意が必要です。外貨だけで20万円相当額以上、または外貨・円貨合計で50万円以上の残高があれば口座維持手数料は免除されます。(免除条件の詳細は[3]で) ご存じかと思いますが、新生銀行のキャッシュカードを使うと現地ATMから現金を引き出すこともできます。この際のレートは「VISAインターナショナルが定めるレートに4%の手数料を加算」です。「VISAインターナショナルが定めるレート」は冒頭の用語説明で述べたように、公示仲値と同等と考えて頂いて結構です(乖離は通常0.4%以内、為替が大きく動いたときで0.8%以内)。このほか現地のATM所有者が別途、利用手数料を徴収する場合もあります(典型的には1回50円~200円くらい)。TCを使う方法に比べると総合的なレートは多少落ちますが、差は1%程度ですのでTCを組むのが面倒ならこの方法でもよいと思います。 さて現金での持ち込みですが、まず豪ドル現金の日本での両替レートがよくないのはご承知の通りです。両替1回あたり10%も目減りしてしまいます。またオーストラリアでの日本円の両替レートもよいとは言えないので[2,4]、おっしゃるようにTCを活用するのがうまい方法と言えます。 (2)海外送金の場合のレート、手数料比較は以下の通りです。海外送金ではこのほか中継銀行や受取り銀行が手数料を徴収することもありその場合は送金額から差し引かれます。 送金時の円→外貨の換算レートは、特に断りのない限りTTSが適用されます。 ・新生銀行 新生銀行の豪ドルTTSの設定はTTM+1円で他行より有利です。送金手数料は以前は2,000円と安かったのですが今は4,000円に上がっています。なお新生銀行では円建て送金はできないので、豪ドル建てで送金することになります。 ・シティバンク銀行 シティバンクもTTSはTTM+1円で他行より有利です。送金手数料は3,500円ですが、口座残高によっては2,000円または無料になります。(送金手数料はいずれもインターネットバンキング利用時の額) TC発行時のレートも同じTTSですからあとは手数料の比較になりますが、口座を持っていて無手数料でTCを組めるならTCの方が有利と言えます。 ・そのほかの銀行の一般的設定 送金レートであるTTSはTTM+2円~2円50銭、送金手数料は4,000円前後です。既に新生銀行に口座をお持ちならわざわざこちらを使うこともないでしょう。ただし全ての銀行について調べたわけでないので、地方銀行や第二地方銀行などで特異的に安い手数料にしている銀行があるかも知れません。 ・日本郵政公社[5] TTSはTTM+2円。送金手数料は2,500円で銀行よりは安めです。口座宛て送金のほか住所宛て送金(国際郵便為替)も可能で、現地で銀行口座開設ができないときは重宝します。新生銀行との比較では1,500豪ドル以上だと新生有利、それ以下だと郵便局有利ということになります。 以前は送金手数料が非常に安くて根強い人気があったのですが、今年(2006年)4月から送金手数料が大幅に上がり最安とは言えなくなりました。 ・JCB「送金名人」[6] クレジットカード会社のJCBが提供しているサービスです。利用目的が留学生への仕送りに限られる、送金者は留学者の3親等以内の親族に限られる、対象国は限定されているなどの制約はありますが、手数料の安さが最大の特長(1回525円)です。条件を満たすならご検討下さい。 送金時のレートは「提携銀行のTTMに1.60%加算」で、今の豪ドルのレートならTTM+1円44銭ほどですから銀行送金と比べても遜色はないかむしろ有利です。オーストラリアなら対象国に含まれているのでその点の問題もありません。 このほか類似の質問[7]に回答しておりますので、併せて参考にして頂ければと思います。本問の回答はその際の回答を下敷きにしており重複する部分もある点はご容赦ください。 [1] http://www.national.com.au/Personal_Finance/Calculators/fx_exrateTable4a.php [2] http://www.anz.com/aus/ratefee/default.asp?from=anzhp [3] http://www.citibank.co.jp/service/info/avebal.html [4] http://www.national.com.au/Personal_Finance/Calculators/fx_exrateTable3a.php [5] http://www.yu-cho.japanpost.jp/s0000000/ssk20100.htm [6] http://www.jcb.co.jp/soukin_meijin/ [7] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2526329.html

参考URL:
http://www.anz.com/aus/ratefee/default.asp?from=anzhp
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その他の回答 (1)

  • neko8001
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回答No.2

最近移住してきた者です。 T/Cであれば、換算レートがまともな銀行(仲値+1円)でA$で作ってくるのが基本だと思います(シティバンクなど)。レートがいい上に、シティバンクであればAMEXのT/Cなので盗難の際の再発行もすばやいですし、多くの銀行で手数料無料で両替できます。一方他の通貨は、カジノや免税店などに持ち込めばそれなりのレートで両替出来るようですが、通常の銀行の場合、為替レートが悪い上に、ほぼ例外なく手数料を$7~$10程度取ります。 銀行送金ですが、新生銀行の場合は、送金の際に窓口へ行く必要がありますので、代理人を立てる必要があります。自分はシティバンクに送金先登録をして、必要になる都度、オンラインで送金しています。手数料も邦銀に比べて安いです。円送金は通常の銀行へ対してでしたら、レートはそれほど良くないです。(仲値+1円以上は確実にします。) 郵便局の送金は少し前に手数料が大幅値上げされましたので、今ではうまみはほとんど無いと思います。 T/Cの手数料も無料になることですし、この際シティバンクの口座を開くのもいいかもしれませんね。

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