残念ながら、何のデメリットもなしにスネールを撲滅する...
そんな都合の良い方法はありません。
例えば、アベニーパファーやトーマシー,バジスバジスなどは、スネールを食べてくれますが、気の荒い魚ですので、
他の魚を追いかけ回したり、ヒレを囓ったりする問題が別に出てきます。
適度な緊張状態なら良いですが、ストレスで魚を殺してしまっては元も子もありません。
また、人工餌を食べないものもいますので、冷凍赤虫などを冷凍室に入れるのを嫌がられるような家庭では問題があります。
次に、市販のスネール捕獲器ですが、あまり良い成績を上げていません。
捕獲器内以外に、枯れ葉など餌が一切無い状態にしなければならず、撲滅などは夢の夢でしょう。
水草などからスネールを持ち込まない...などとよく語られますが、透明+非常に小さいため、(ある程度の効果は見込めますが)
チェックで見逃してしまう事が発生し、完全に排除するのは至難です。
銅イオンを成分とする薬品による撲滅法がありますが、貝だけでなく、エビや濾過バクテリアもダメージを与えます。
濃度や種類次第で魚が死ぬこともあるでしょう。
なので、潔く諦めてください............ではダメですよね。(笑)
基本的にスネールが爆殖するのは、弱アルカリ性,高硬度といった環境です。
弱酸性,低硬度なら、水中のカルシウムイオンが不足し、繁殖速度が激減し、ある程度手で取れば、気にならないレベルで抑えられます。
ご質問者さんの水槽の水質と、飼育魚と水草の水質の許容範囲は把握していらっしゃるでしょうか?
なお、何が何でも水槽内にスネールがいてはいけない...というのであれば、それは飼育者の考え方に問題があります。
閉鎖水域で魚を飼育するためには、魚だけいれば良いというものではありません。
小さな生態系が出来ている水槽の方が、遙かに環境が安定します。