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オーケストラの方々のレベルについて
今大人気のドラマ”のだめ”のような登場人物のモデルは、楽器演奏はどのくらいのレベルなのでしょうか? 小さい頃からバイオリンなどの習い事をし、かなりの腕前がないと音大には入れないのですよね? 音大に入ったところで、よくテレビで観ている奏者になれるのはほんの一握りの人なんでしょうか。 お金やルックス、能力・・・? どうか教えてください。
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やはり、比較的小さな頃から(ヴァイオリンでは4~5歳位)始めて、一通りのことはほぼマスターしてから音大受験します。 (大体、ロマン派の協奏曲が1曲くらい実技試験にありますので、受験前は先生に就いてすらすら暗譜で弾ける様、猛練習します。あと、ピアノやソルフェージュ、聴音も実技試験にありますので一通りやる必要があります) また、学科試験は芸大などの国公立大は、当然ですがセンター試験があります。(私立大も、概ね文系2~3科目といったところ) のだめ・・・のオーケストラはそこの音大の学生オケですので、レベル的には程々といったところでしょうが(それでもひと通りの水準はいってるでしょうが)、卒業してからプロのオーケストラに入るのは並大抵ではありません。 よく聞くところの「オーディション」を受けなければなりません。 大体、3次試験位まであります。 例えば、ヴァイオリンでは ・1次・・・古典派(モーツァルトの3、4、5番から一曲選ぶ)の協奏曲から第一楽章(カデンツァ付)。 ・2次・・・ロマン派(メンデルスゾーン、ラロ、ブルッフ、ヴィニアフスキー、サン・サーンスなどの協奏曲の中から任意の一曲の第一楽章または第三楽章)。 ・3次・・・オーケストラ・スタディ(実際のオーケストラ曲のパート譜から部分的に抜き出した、弾くのに特に技術や音楽性が必要なものを何曲か選び事前に受験者全員に送りあらかじめ練習させておき、試験当日、オケ奏者としての適正をみる) ・この他、無伴奏のソナタを弾かせたり、試験が全てパスして仮入団が許されて半年から1年後、楽団員の投票で最終的な正式入団が決まるようなところもあります。 まさに、東大に入るよりもはるかに難しいのでは?と思います。 オーケストラ・プレイヤー(奏者)でもこのくらいの「狭き門」です。 ソリストと呼ばれる独奏者や独唱者になるような人はそれこそこれらの方たちよりも高い音楽性や才能・テクニックを持った、まさに天才的な人なのです。
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- pyonpyon123
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#1さんのご回答に続いて、なんですが・・・・ プロの演奏家になるのは、「資格試験」で合格すればよいというわけではなく、(そういう試験制度がない)演奏技術ももちろん大事ですが、 それに加えて、オーケストラに入るのなら、「募集」が行われる必要があるのです。しかもこの募集、定期的にあるわけではありません。 「退団」などで補充をするときくらいしか、もしかしたらチャンスはめぐってこないかもしれません。また、演奏技術が客観的に見て十分にあっても、 「うちのオケの色に合わない」という理由ではじかれることだってあるんです。 そして巷で誰もが知っている「有名な音楽家」になるには 「ルックス」「話題性」「スター性」「明確なキャラクター」などが 自然と求められて、その中での「運のよい」一握りの人だけ有名になっていくのです。 まぁ、ただ音楽を職業にしたいと純粋に思っている人は、 有名になることは希望していない人がほとんどかもしれません。
お礼
オーケストラの一員になるのも大変なんですね。 何気なくテレビで見ていたのですが、今後は見る目が変わりそうです。 毎年大勢の音大卒業生の方々は結果として就職できているのでしょうかね~? 他人事なのにちょっと心配になってきましたね。 ご回答いただきありがとうございました。
お礼
うゎー。とっても大変なんですね。 ”東大より狭き門”とは・・・ 何気なくテレビなどで拝見していましたが、今後は見る目が変わりそうですね。 とても勉強になりました。 ありがとうございました♪