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パラ&ハンググライダー

「パラグライダー」か「ハンググライダー」を始めたいなと思っているんですけど、装備品の費用はどれくらいかかるんでしょうか。それぞれの標準の値段と、最低の値段を教えてください。 それと「ハンググライダー」と「パラグライダー」どちらにするかも迷っているんでそれぞれの利点、欠点なんかも教えていただけると助かります。

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回答No.2

 パラグライダーを10年以上前からやっている者です。  パラグライダーとハンググライダーの違いですが、一言で言えばハングは骨組みのある三角の固定翼、パラグライダーはきれと糸だけでできていて空気を孕むことによって翼が形成される自由翼です。滑空性能(よりスピードが速く、沈下が少ない)から言えばハングの方が上です。ハングの歴史の方が古いですが愛好者人口から言えば現在ははるかにパラの方が多いです。機材はハングの方が大きく重いので移動や組み立てが大変です。どちらかというとハングがより体育会系の色が強いと言うのかな・・・個人の性格にもよるとは思いますが・・・(笑)。手軽さから言えばパラの方が遙かに優っています。  と、言うことで、パラグライダーについてお話しますね。   まず、一日体験に行きましょう。一日体験でも高度10mぐらいは浮きます。もっと空高く飛びたいのであれば、タンデム(2人乗り)でインストラクターが乗せてくれるスクールもあります。いずれも1万円/日程度です。  パラ、ハングともライセンスの制度がありますがこれは国家資格ではありません。したがって無くても飛ぶことは法的に制限されることはありませんが、あちこちのエリアでビジターとして飛ぶにはライセンスの取得が義務づけられています。例外はまず無いと思ってください。したがって自分で山を持っていてそこから飛ぼうとする人でない限りライセンス取得は必須です。ライセンスは日本ではパラ、ハングとも現在ではJHF(社団法人日本ハンググライダー連盟)が唯一のライセンス発行団体となっています。パラの場合、ライセンスのランクとしてA級→B級→NP級→P級→XC級とステップアップしていきます。全国のあちこちのエリアでビジターとして自由に飛ぶ(と言っても自分勝手にという意味ではありません。そのエリアのルールにのっとて飛ばなくてはいけません)ためには、P級の取得が必要です。(中にはB級やNP級のビジターでも飛ばせてくれるところがありますが、P級所持者や教員の同伴を義務づけている場合が多い)さらに全国レベルの大会になるとXC級の所持が必要になってきます。ローカルな草大会やクラブコンペなどでは制限は緩いですけどね。  P級取得までは土日とか5月の連休、夏休みなど全てをパラグライダーにはまったとして1~1年半で取得できるでしょう。スキー場を利用しているスクールは必然的に冬場閉鎖になるのでその分取得には時間がかかります。金額的にはP級ライセンス取得までには受講料は全部で10万円ぐらいです。(スクールによって多少違いがあります)  機材ですが、B級取得~NP課程ぐらいまではスクールのレンタルがあるので必要ありませんが、巧くなってくるとどうしても自分の機材が欲しくなってくるものです。スクールも商売ですからそのころになると言葉巧みに買わせようとします(笑)。このころからパラ貧乏人生が始まります。普段着る服とか金をかけなくなったり、土曜日の夜エリアの駐車場で車の中で平気で寝るようになってきます(笑)。すみません、話が横にそれました。  値段はパラグライダー本体は初級機で30万円位、上級機で50万円くらいです。だいたい2~3年が買い替えサイクルですね。経年劣化しますが実際には古くなって使えなくなると言うよりもより性能が良い機体が欲しくなったり、破いてしまったりして買い替えるという場合の方が多いです。  あと必要な機材はハーネスといわれる身体とパラグライダーを繋ぐ椅子状になっているものです。これもピンキリですが、5~10万円ぐらいですね。機体よりは長持ちしますが、これも5~6年ぐらいが買い替えサイクルかな。頭を守るヘルメット1~3万円。それといざというときに投げるレスキューパラシュート8~10万円、トランシーバー(アマチュア無線機ですのでライセンスは取得してください。4級無線なので簡単です)2~4万円、ここまでが飛ぶために最低必要なものです。その他自分が飛んでいる高度や上昇しているかどうかを気圧で計測するアルチバリオメーター(通称バリオ)3~20万円はあった方がいいですね。エリア外に何十キロと空の旅に出るXC(クロスカントリーフライト)に役立つハンディGPS(原理はカーナビと同じ)2~4万円、フライトスーツ3~4万円(はじめはGパン、トレーナーで十分)、ブーツ2~4万円(専用もありますが、安売りの靴屋で売っている5千円前後のトレッキングシューズで十分です。) グローブ(軍手でも用は足りますがいまいちおしゃれじゃない。もっとも私はホームセンターで売っている千円ぐらいの工事用革手袋を長年愛用しています)、ツリーラン(=ツリーランディング、木に引っかかって不時着すること)したときのレスキューセット(のこぎり、ザイル、エイトかん)等々書き出したらキリがありませんのでこれくらいにしておきます。  まあ、機材一式、スクール受講料、行き帰りの交通費等を含め、おおざっぱに言って初年度投下資金として「100万円はかからないだろう」ぐらいの気持ちでいてください。これが高いとみるか安いとみるか?私はパラを初めてから正直言って人生観変わったし、老若男女友達もいっぱいできたし、そう言った仲間とよそのエリアにフライトツアー行ってバカ騒ぎしたり、他のクラブの人と交流したり、コンペに出て闘争心をかき立てたり巧い人の技術を学んだり、時には孤独に数時間に及ぶクロスカントリーフライトを楽しんだり、海外ツアーにもたまに参加したり、転勤多いけどパラやっているおかげで友達すぐできるし、嫁さんも見つけたし(笑)・・・やっていてほんとに楽しい生活送ってますよ。最近は以前ほどガツガツ飛ばなくなってきましたが、平均すれば年間50~60万円程度は使っているのかな・・・全く無駄遣いしているという感覚はありませんね。  本屋に行くと「パラワールド」、「フライヤー」という本が売っています。現在の日本ではこの2誌だけが専門雑誌です。立ち読みでもしてください。  それと、全国のスクールやクラブもHPはいっぱいあります。以下を参考にしてください。  日本最大のパラグライダーイエローページ       (全国の関係サイトが相当数あります)  http://www.geocities.jp/y_yarita/parayellow.html  社団法人日本ハンググライダー連盟  http://jhf.skysports.or.jp/  雑誌「フライヤー」  http://xcjapan.com/flame/frame01.html 日刊スポーツ新聞パラグライダーサイト http://www.nikkansports.com/news2/para/para.html  まず、スクールに電話かメールしてこの連休からでも早速、はまりましょうよ。一人で始めるのも・・・なんて考えることはありません。いやいやながら友達をさそったってどうせ長続きしませんし、友達なんてすぐスクールでいっぱいできますから心配することは全くありません。  それでは、どこかの大空でお会いできることを楽しみにしています。

atuy
質問者

お礼

大変丁寧に説明してくださって本当にありがとうございます。学生という身分なので金銭面には不安がありますが、昔から空を飛ぶ事に憧れていたので、パラグライダーに対する熱意だけは有り余るほどあります!ライセンスを取るのも難しそうだけど、その熱意で乗り越えてみます。 まずは、スクールに入ってライセンス取得を目指しながらバイトをして、自分の機体を買うことが当面の目標です。 いつか、大空で御一緒出来る日を心待ちにしています。

その他の回答 (1)

  • 423304
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回答No.1

ちょっと質問と違っているかもしれませんが。。。。 パラグライダーなら一日体験とかよくやっているので、 実際体験されてから決めてはどうでしょうか?  

atuy
質問者

お礼

確かにあれこれ説明されるより、実際に体験してみるのが一番ですね。今度の休みにでも一日体験に行ってみようと思います。ありがとうございました!

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