まぁ,校則でスキンヘッドにしなければいけないという学校は,今まで聞いたことがありませんから,これは,たぶん,丸刈り(坊主刈りとも言う)のことを勘違いしているのでしょう。(ちなみに,坊主刈りと坊主(これがスキンヘッド)は全く違うヘアスタイルです)
さて,長年スキンヘッドにしていたご住職(少なくとも,20年間はスキンヘッドにしていましたよ)で,世の中の流れなのか,ただ単に面倒になったからか,毎日,頭を丸めていた(剃っていた)のをやめてしまった人を知っているのですが,今は,丸刈りにしています。
つまり,髪の毛が伸びてきたと言うことです。
しかも,別に薄毛になっているとか禿げていると言うことはありません。
スキンヘッドにしても,毛穴の中には髪の毛が残っているわけでして,その髪の毛もきちんと自然脱毛して,生え替わっています。
もちろん,切れないカミソリ(シェーバーや電気シェーバー)で毎日剃っていますと,生え替わったばかりでほとんど産毛と同じくらいの髪の毛ですと抜いてしまいますから,少しずつ,ハゲに近づいていく可能性が高くなるかもしれません。
まぁ,定期的に刃を交換していれば,または,定期的に刃を研いでいれば,このような心配は皆無と言っていいですけどね。
一つ気になるのは,円形脱毛症を患っていると言うことです。
円形脱毛症が治るパターンは,患部の周辺から治って発毛するようになり,これを繰り返しながら徐々に患部を狭めていき,最後の最後に,患部の中心が治って発毛します。
また,円形脱毛症ですから,通常の自然脱毛とは違い,患部の周辺で発毛すると言っても,通常の発毛よりも抜けやすい状態にあります。
通常でも産毛のような髪の毛ですと,毛根が細い上に毛穴が浅いため,テンションに対しての抵抗がほとんどありませんので,意外と簡単に抜けてしまうこともあるのですが,円形脱毛症の場合ですと,毛根自体くっついている力が通常よりは弱くなっていますので,ちょっとしたことでも脱毛してしまうかもしれません。
治りかけている髪の毛はきちんと生えさせてしまい,生えることに対して「クセ」をつけなければならないのですから,そういう意味では,頭を剃る際に,患部周辺の生え始めた髪の毛を抜いてしまう可能性も少なくありません。
ですから,どちらかといえば,可能な限り,正常な部分の髪の毛を伸ばして患部を覆い隠してしまう方が無難だと思います。
それと,スキンヘッドにしますと,剃ってから数時間後くらいには,患部が目立ち始めるかもしれません。
少なくとも,朝剃って,夕方には目立つようになっていると考えられます。
そういう意味からも,伸ばした髪の毛で患部を隠す方が良いのではないかと思います。