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白塗り化粧法
私は男ですが、先日、京都で舞妓に変身しました。舞妓に変身するときに、顔などの白塗り化粧をいたしました。 そこで、疑問に感じたことは、何故あのように白塗り化粧をするのでしょうか。芸妓も同じように白塗り化粧をしますし、日本の歌舞伎なども同様です。また、昔、花嫁もあのように白塗りで結婚式を挙げましたした。 何故、あのように白塗りにするのでしょうか?これは想像ですが、神様に人間の本性を隠すというような意味があるよう泣きがいたしますが、いかがでしょう???
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昔、夏休みの宿題の課題にしたことがあります(笑) 詳細な出典は、ポーラ文化研究所「日本の化粧」などからです。 「白粉」の記述が歴史文書に最初に登場するのは、日本書紀とされています。 唐から来日した僧が、持統天皇に唐製の白粉を献上したところ、女帝は 大変よろこばれた、という記述があります。 奈良時代の流行(学問もですが)は、唐が発信地といっても過言ではない状態と 推測されます。さらに唐の女性の化粧や衣装の流行は、宮廷で仕える 女性たちだったと考えられます。 日本では奈良時代のみでしたが、眉間に花びらのような模様を描く化粧や、 中国ではその後長く残った纏足の習慣は、いずれも宮廷の女性が発祥といわれています。 よって、白粉を顔に塗るという化粧法は、中国から入ってきたと推測されます。 その後白粉を塗るという化粧法は日本に長く残ったので、白粉を塗るという 行為が日本人の美意識にあったからだと考えられます。 また江戸時代以前は、白粉や紅は高価だったようで、考えようによっては 権力や富の象徴だったとも考えられます。 これは余談ですが、アジアの女性は美肌であることの執着は、ヨーロッパ 女性より強く、ファンデーションはアジア圏のほうがよく売れるそうです。 (これはソースがありません、ごめんなさい) 日本の化粧は、縄文時代に、魔よけとして朱(辰砂からとった思われる)を塗ったり 刺青をしたことから始まると考えられているようです。神社の鳥居も朱色ですね。 エジプトでは目のくまどりは、濃い色を塗ることで、強烈な日光から目を守る サングラス効果を得たものと考えられています。 化粧は宗教的意味があったり、健康上の意味(意図はしてなくても)あったのだと 思います。 詳しいソースがかなり欠けていますが、ご参考になれば。 男性でも舞妓さんになる方がいらっしゃるのですね!拝見したかったです^^
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- lovely_corgi
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#3です。お礼ありがとうございます。 もしよろしかったら、質問させてください。 >屋外での白塗り化粧はなかったのではないかと思います。 この屋外の化粧とは、どういうことでしょうか? 場所で化粧法を変えるということでしょうか?私の中では、場所で化粧法を変えるということを知らないので・・・ ちなみに、栄華物語(巻十九 御裳ぎ)には、太皇太后に田植えを見せる際、田植えをする女性が おはぐろ、紅、白粉のお化粧をしていたという記述があります。 この女性たちがどのような身分の女性なのか、貴族女性と同じように白粉をぬっていたかはわかりませんが、 イベントで貴人の前とはいえ、屋外でも白粉を使っていたことになると思うのですが。
お礼
屋外での化粧とは白塗り化粧をして屋外に出ることの意味で使いました。いろいろ調べた結果での、私の解釈です。 このような事例があることを知りませんでした。ありがとうございました。 ただ、この事例が本当としましても、この時代に田植えをする女性が白塗りの化粧品を購入できたとは考えられないので、太皇太后に日焼けした黒い顔を見せられないからということで、朝廷が白塗りをさせたのではないでしょうか? それに、遠くから見ると、白塗りでも綺麗に見えるではないかと思うのですが、しかし、これも白塗り化粧ですよね。
- 0White0
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こんにちは。 私も何故お面の様な白塗りが美しいのか疑問に思っていた者です。 私なりにその答えが出たのは、以前テレビで「大奥」について詳しくやっていたのを見たからです。 が、うろ覚えですので正確では無いかも知れませんので参考までに・・・。 No.1さんも仰る様に、昔の女性は肌の白い事が美しさの基本中の基本であり、どんなに着飾っていても肌が黒くてはも~台無し、逆に笑い者です。 なぜかと言うと 色黒さん(焼けている)=畑仕事をする田舎娘 色白さん=育ちの良い箱入り娘 となるからです。 これは誰でもすぐに思いつく理由で、私も以前まで「色白=美人」はこの程度の理由だろうと思っていました。もおちょっと付け加えても 色黒=畑仕事をする田舎娘=たくましい=男らしい 色白=育ちの良い箱入り娘=弱々しい=女らしい くらいの事だろうと・・・ しかし色黒を健康美と思えば、働く女性も美しい・・・う~ん、色白が圧倒的に勝る理由が無い。 <(_ _)>前説が長くなりましたが その圧倒的に勝る理由は大奥にありました! 昔は電気が無いので明るい昼間は少なく、すぐ暗くなります。明かりはぼんやりと揺らめくロウソクの光だけでした。その光に映し出された顔は暗く、シワもくっきりと陰になりホラー物の老け顔です。 それでは殿に嫌われると、正室(奥方様)や側室(そばめ)たちは白粉(おしろい)をこれでもか~と顔にはたき、暗闇の中でも顔が白く浮かび上がる様にしたそうです。 それが「色白=美人」の原点では!と私は思いました。 今となっちゃそれのがホラーですが、当時は美徳とされ、ちょっとでも汗をかいたり袖で擦れようものなら大騒ぎで塗り重ねていたそうです(昼間も)。御付きの女中は大変ね。 しかし皮肉な事に、当時の白粉の原料は鉛白であったため鉛中毒にあい、肌はますます汚くなり、気もおかしくなり、時には死に至ったそうです。美人薄命もそこから来ているのかしら? ちなみに、麻呂眉(本当の呼び名が分かりませんが、自分の眉を消しておでこに丸く眉を書く事)は喜怒哀楽の表情が眉で分かってしまうのを防ぐ為だそうです。笑う時口元は扇子で隠します。 神様のごとくお慕いする殿に本性を見せず、お人形の様にお側に置いて可愛がって欲しいのだと思います。 私事ですが、ドラマや映画でやる大奥のメイクもちゃんと当時を再現してほしいなと思います(^^) 本当は歩き方や礼儀作法も全然違うんですよ。 長くなりました。
お礼
ありがとうございました。 私も調べて見ましたが、概ねそのようですね。江戸時代でも白塗りは高価であったと思いますが、大奥はだからこそできたのでしょう。 そのような、化粧法が現在の歌舞伎や舞妓に残っているのではないかと思います。 暗闇の化粧法ですので、屋外での化粧法ではなかったのではないかと思います。また、白塗りは顔の表情を表に表さない用におもいますので、そのような意味もあるかもしれません。
舞妓変身楽しいですよね! 私も2年前に1度だけ体験したことがありますが、 もう1回行きたいです☆ 聞いた話ですが、 「肌の白さは七難隠す」(?)といわれ、 やはり日本の女性=肌が白いのが美しい、 と古来からされてきたからだそうです(^-^)
お礼
舞妓変身楽しかったです。また、変わった良い体験をしてきました。 回答、ありがとうございました。 そうかもしれませんね。 ただ、白塗りで屋外の自然光に当たりますと、顔の微妙は変化がはっきり分かってしますので、屋内では良いのですが、屋外では一部の肌の美しい女性以外は返って、厳しいのではないかと思います。 歌舞伎俳優の女形は恐らく、屋外では「お化け(女形さんごめんなさい)」のように見えると思います。(残念ながら舞妓変身で経験?済み) 対外の人は、屋外では今風の化粧の方が美しく見えると思いますが、如何でしょう?
お礼
ありがとうございました。私も調べて見ましたが、概ねそのようですね。 白塗り化粧は紀元前のエジプト、中国にさかのぼることができるようです。それが、日本に伝わり、日本の歌舞伎、舞妓、芸妓の世界で受け継がれて今日に至っているようです。 そして、この白塗り化粧は薄暗いところで綺麗に見えるということのようで、主として屋内での化粧というようです。屋外での白塗り化粧はなかったのではないかと思います。 なお、京都では男性も舞妓変身をしていますよ。インターネットで検索するとお分かりになりますよ。珍しいことではないとのことです。