髪の毛の専門家,理容師です。
側面,つまり,耳の周りの髪の毛が薄くなってきたと言うことですよね?
それでしたら,原因は,円形脱毛症にならない程度に強い精神的ストレスだと考えられそうです。(まぁ,この場合であれば,遺伝は無関係といっても良いかもしれませんね)
また,それほど強くないストレスの場合でも,四六時中感じ続けている(本当は,比較的短めの周期で繰り返し感じているのですが・・・)ような場合でも,サイドの髪の毛が薄くなってしまうことがあります。
ですから,一応,病院に行く必要はないと思いますが,もし,どうしても行く必要性を感じているのであれば,神経内科や心療内科を受診することをお勧めします。
ただし,治療にかかる時間は,年単位になるかもしれませんよ。
また,精神的なことが原因ですので,育毛剤等の使用は出来れば避けるようにしてください。
強めのストレスを感じることで,体内の免疫機能がパニックになり,毛根を攻撃している可能性があるため,比較的簡単に入手出来る育毛剤のほとんどには,血管を拡張する作用があるため,パニックになったために間違って毛根を攻撃してしまう免疫が,より多く,毛根に届けられてしまう可能性が高くなってしまうためです。
精神的ストレスが原因ですから,悩みを気にしないことが一番効果的なのですが,しかし,これは逆に難しいかもしれません。
そこで,もし,精神的ストレスを感じたと思いましたら,やり慣れている仕事や勉強に没頭するようにしてみてください。
仕事や勉強に没頭することは,実は,精神的ストレスの一つなのですが,ストレスの中では比較的弱いストレスになるため,これよりも強いストレスを感じた後に,このような弱いストレスを感じるようにしますと,ストレスは後から感じたものだけが残る性質があり,また,ストレスを感じたことで上昇した血圧が下がるとストレスが解消されることから,強いストレスを感じたときよりも弱いストレスを感じたときの方が血管の収縮率が低くなるため,強いストレスを感じた後に弱いストレスを感じますと,血管が収縮するのではなく,拡張するため,血圧が降下するようになり,ストレスを解消させてしまうことが出来るのです。(医師が教えてくれたストレス解消の荒技です)
この他にも,いろいろなストレス解消法はありますので,自分にあったストレス解消法を無理したり焦ったりしない程度に探してみてはいかがでしょう。
なお,もし,サイドの皮膚が,他の場所の皮膚と比べて明らかにピンク色が強まっていたり,毛穴の周りがぶつぶつと赤っぽくなっているようでしたら,この場合は,精神的ストレスが原因ではなく,頭皮の炎症が原因ですから,取り急ぎ,皮膚科を受診するようにしてください。
病気(または炎症)を患っていますと,それを治癒しようとして,患部や患部の周りの生きている細胞を活発に細胞分裂させられるように働くため,細胞分裂を促すホルモンも体内に吸収されている栄養も毛根には届きにくくなってしまい,髪の毛が非常に細くなったり,酷いと脱毛してしまうこともあります。
ですから,この場合は,必ず,皮膚科を受診するようにしてください。
そして,もし,脂漏性皮膚炎と診断された場合は,シャンプー剤のすすぎ不足に原因がある場合もありますので,シャンプー剤のすすぎの仕方はもちろん,シャンプー剤の使用量や使用方法に間違いがないかを確認するようにしてください。