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ロゲインの使用について
ロゲインを使用している、使用していた方、効果や副作用など教えてください。
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最初にお断りしておきますが,私は,ロゲイン,リアップ,および,その他の発毛剤は一切使用していません。 ですが,仕事柄,この手の情報を収集している理容師です。 ロゲインの有効成分「ミノキシジル」は,血管拡張作用を持ち,髪の毛を作っている毛根により多くの栄養を届けようとして,脱毛を防ぐことで発毛を促しています。 つまり,髪の毛が発毛しても,すぐに普通の髪の毛と同じになることはなく,最初は産毛のようになります。 そして,産毛のようなときは,毛穴が大変浅く,少しのテンション(引っ張る力)が加わりますと,簡単に脱毛してしまいます。 そのため,産毛のような状態が長く続いてしまいますと,普通の髪の毛に成長する前に脱毛してしまい,どんな状態の髪の毛であっても,また,脱毛の原因が何であっても,脱毛してから約120日間は発毛しませんから,産毛のような状態で脱毛してしまう髪の毛が増えてしまいますと,禿げたようになります。(発毛が全くない状態を禿というのですから,このような表現が正しいですよ) そこで,ミノキシジルによって血管を拡張することで,髪の毛を作っている毛根により多くの栄養を届けられるようにしますと,その分,髪の毛を一生懸命作るようになり,その結果,毛根が太り,より脱毛しにくい髪の毛になっていき,そして,髪の毛が太くなることで,頭皮を覆いやすくなります。 ミノキシジル系発毛剤を使用して発毛出来ない場合がありますが,これは,脱毛の主な原因がジヒドロテストステロンという男性ホルモンの一種に由来している場合と,体内に吸収されている栄養のバランスが崩れている場合が挙げられます。 ジヒドロテストステロンという男性ホルモンの一種が主な脱毛原因だった場合は,5α-リダクターゼに型の働きを抑制してくれる「Finasteride系発毛剤」を使用することで,発毛を促すことが可能になります。 もちろん,この発毛剤を使用する場合でも,体内に吸収されている栄養のバランスが崩れていますと,発毛剤の効果を得ることは難しいですよ。 体内に吸収されている栄養のバランスが崩れていると発毛効果を得られにくい理由は,髪の毛の材料が体内に吸収されている栄養だからです。(呆気ないくらいに単純な理由ですよね) 実は,体内に吸収されている栄養というものは,どの場所にも均等に分配されているのではなく,生命維持にとって重要な場所から順に多く分配していき,髪の毛などのように生命維持にはほとんど関わりがない場所には,その他の場所に分配されて残っている「残りカス」が回されているのです。 そのため,体内に吸収されている栄養のバラスが整っていれば,ミノキシジルの作用で血管が拡張されることで,園までよりは多く栄養が届くようになり,発毛につながるのですが,もし,体内に吸収されている栄養が少しでも不足していますと,血管がいくら拡張されても発毛に充分な栄養が届けられなくなってしまいますので,発毛剤としての効果を得られにくくなってしまうようです。 しかも,不足している栄養が髪の毛には全く関係のない栄養であっても,同じことが言えるのですよ。 副作用はあります。 というのは,実は,ミノキシジルは,高血圧症の治療薬として開発していたのですが,その副作用として発毛があったため,発毛剤としても開発するようになり,発毛剤として世に出てきたのです。 つまり,発毛は副作用だったわけです。 となれば,発毛剤として使用した場合,本来の作用である「血圧低下」が副作用としてあるといえますね。 もっとも,その副作用がより顕著に表れるためには,ロゲインを服用することだと思われ,皮膚に塗布しただけでは,肌からの吸収は非常に少ないと言えますから,副作用らしい副作用にはならないと考えられそうです。 あと,これは副作用ではないのですが,継続使用開始後約3カ年経ちますと,身体にミノキシジル耐性が出来てしまい,効果を得ることが出来なくなってしまうようです。
お礼
大変勉強また参考になり、ありがとうございました。 こんなに詳しく教えていただき感謝いたします。