Q/逆にデュアルコアでは最大で50%のCPU稼働率しか出せない状況になりうると言うのですが本当でしょうか?
A/作業内容によってはなりうるでしょうね。タスクマネージャーでのCPUの使用率が100%でないと気分が優れない人は、きっとそれを不快に思うでしょうが・・・
ただ、今後はDualCoreが主流になります。Office2007などはDualCoreでも十分な動作をするようになってくるでしょうから、そういう意味では今後100%に近い処理をするソフトも増えてくるでしょう。
こういう意味での投資と考えれば、そういう人は満足するかな?
ただ、効果という意味では性能を発揮しないわけではない。
スクマネージャーだけで考えれば、意味なく見えることもあるでしょうが、それは現実の性能とは違うのですよ。
基本的に、DualCoreのプロセッサは同じ製品で同じ周波数のシングルプロセッサよりは、必ず性能が向上するか同じ性能を発揮します。
そのため、コストパフォーマンス(プロセッサの価格)をどう判断するかという点をのぞければ、DualCoreに投資すればそれ相応の性能向上はあるということができます。
最近は、ウィルス対策ソフトなどもかなり重量級になっていますので、DualCoreであれば、バックグラウンド(常駐)で動作するプログラムの負荷の拡散もできますからね。
そもそも、サーバなどでは古くから2つのCPUや4つのCPUを実装し同時に複数の処理が発生したときに、ビジー(処理が逼迫して見た目で固まったように見える症状)が発生しにくくなるようにしていたのです。
DualCoreでは2つのプロセッサが1つに統合されていますから、1つのソフトが2つのコアを枯渇させるようなことは希です。まあ、2つのプロセッサの使用率が100%になることは、動画処理ソフトなど複数のプロセッサを使うアプリケーションで優先度をRealTimeにしない限りは、あまり発生しなくなります。
要は、これまでは動画を再生しながら、オフィスソフトを使っていると動画が乱れたりするということがあったなら、それが軽減される可能性もあるのです。
それだけでも用途によっては効果が大きいでしょう。
まあ、考え方次第です。長く使う意味でもDualCoreは良い選択になるでしょうし、負荷を拡散する意味でも効果があるでしょう。ただ、これまでの性能の向上と複数のプロセッサまたはコアによる性能の向上は違うというだけの話です。
お礼
大変分かりやすく丁寧なご返信をいただきまして、誠にありがとう ございました。 せっかく買い換えるというのに、シングルコアのCPUだと少し寂しい 気持ちもありましたので、救われた気持ちです。