• 締切済み

水墨画の上達に水彩経験は邪魔?

数年水墨画の教室に通っています。最近水彩画の勉強も始めました。ところが水墨の先生に水彩画の技法は水墨の上達の妨げになると言われて悩んでいます。そうなのでしょうか。筆使いが立てと横の違いだそうです。

みんなの回答

回答No.2

基本的な、ものの捉え方などは、日本人が描いている範囲では、どちらも大差はないように感じます。 水墨画では、色を塗るとか置くとかいう表現よりも、書く(描くではなく)という感覚に近いと思います。 これは、筆の持ち方にも影響してくるでしょうね。 線を主体に、それの強弱で描くのには筆を立てに持った方がやりやすいです。ただそれだけです。 水墨画でも、側筆といって筆を寝かして描く方法もあります。 筆の持ち方自体は、水墨画の持ち方の方が、繊細なコントロールが可能です。 これは水彩画にも応用出来ます。 また、最初は、見たものをそのまま写す事が多い水彩画に比較し、水墨画では、一度頭の中で何をどう描くかを整理して一気に描く事が多いです。 もちろん水彩画でもそういう事は多々ありますが、初歩の段階では、そういう傾向があります。 水墨画では、あるものの象徴的な形を習いその形の組み合わせで、あたかも文字を書くように描くことが初歩の段階では多いですね。 一度、水彩画の事を忘れて、水墨画だけを描いてみることも良いと思います。 水墨画を水彩画に応用出来る事は多くあります。 上達して、自分のものになってくれば、どちらも大きな違いはないと思いますよ。技法や道具の使い方が違うだけで、それらを描くものに合わせて上手く使いこなすのは人ですから。 水墨も、水彩も、表現技法の一つとして捉えた方が良いですね。 ですから、それらの基本を学ぶ上では、片方の事は忘れてしまった方が良いでしょう。 そして、それらの基本を得た所で、それらを同時に使う事ができれば表現は広がります。 そして再び、水彩画を描いた時に、新しい発見があると思います。

kohituji03
質問者

お礼

難しい問題なのですね。ありがとうございます。

回答No.1

うちの母も水墨画を習っています。 たしかに水墨画は水彩画のように多くの色を使うのではなく 墨色の微妙な変化に応じた筆の運びが必要になります。 でもそれは経験していく中で会得していくもので 普通、水彩画しか経験が無いものですから 最初はその違いに戸惑うのは無理の無い事です。 先生も悪気があるのではなく、絵筆の癖を直すのが大変だと言うぐらいの 意味だったと思いますよ。もしかしたら、過去に水彩画の経験がある人が 得意げに語った事があり不快に思ったのかもしれませんね。 風景描写や遠近感などすべての絵に共通する点もありますから、 邪魔や無駄と言う事は無いでしょう。 あくまで趣味なのですから、あまり気にせずに楽しむようにして下さい。

kohituji03
質問者

お礼

ご丁寧な意見をさっそくにありがとうございました。

関連するQ&A