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紳士スーツ・長く着られるデザインは?
34歳の主人のスーツを新調しようと思っています。 今は年に数度しか着ないため、今流行のラインではなく、長く着られるデザインのものがいいかなと思っています。 しかしそのデザインがどんなものか、全然見当がつきません。 2つボタンの方がよいのでしょうか?ズボンのタックは? またお薦めのお店などあれば教えてください。
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ゴージライン(上襟と下襟の繋ぎ目)の位置やら襟の幅、ウエストシェイプやら細かなディテールの変化や、アメリカントラディショナル、クラシコイタリア、ブリティッシュトラッドなどその時代の市場に好まれるスーツの型というのはありますが、紳士物のスーツの場合レディースのトレンドと違って極端に移り変わるということはありません。 例外的にかつてのアルマーニのオーバーサイズや一部のモードブランドによる4つボタンスーツなど極端なトレンドもありましたが、そういったものはスーツの様式上「邪道」なものとお考えください。 さて、その上でどのような商品を購入すべきか、という点を申し上げると個人的にはイージーオーダー、お金に余裕があればフルオーダーでの購入をお勧めします。この分野も今ではだいぶ低価格のものが増えてきているので敷居も高くはありません。特別な要望がなければデザインも定番の型に仕上げてくれます。なお、ボタンの数やタックの本数などはトレンドを意識しないのであれば体型との相性や好みで選べばよろしいと思いますので、フィッティング時に販売員などと相談の上、お決めになればよろしいかと思います。
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いきなり私的なことで恐縮ですが、3週間ほど日本へ出張してニューヨークへ戻ってきたばかりなのですが、相変わらず日本は 日本独特だなとつくづく思わされました。 人間、それぞれの”芸風”とは なかなか変わらないもののようです。 最近スピルバーグが絡んだ映画で、 " SAYURI "でしたか、ある芸者さんの人生をモチーフとした映画でしたが、着物の着方がおかしいの、どうのと日本では随分話題となったようですが、実は何のことはない、日本人の洋服姿も 逆の立場に立って、つまり西洋人のそれなりの人たちの見識で見れば かなり”?”で、手短に言えば 実は御互い様なのです。 そして日本の洋服屋に関して言えば全般に西洋に関する教養に欠け、英語はもとより 仏語、イタリア語など まともに会話の出来る人も ほとんど見たことがありません。彼ら西洋人の言葉を理解せずに、彼らの文化、ものの考え方、即ち西洋の本質などについて理解出来るはずもなく、従って、日本におけるスーツスタイルは、日本の業者が、日本のマーケットにとって都合のいいように西洋のスーツスタイルを勝手にアレンジをしたものがほとんどで、しかもそれらは ほとんどとるに足らないものばかりで、世界の檜舞台では ほとんど通用しないものばかりです。それが証拠に日本発の紳士服のメーカーで世界水準のビジネスをしている会社は一社もないでしょう。縫製については 高額品であっても、やたらミシンを多用して、硬く、立体感に欠ける、着物のような服作りがいまだ当たり前のように行われており、ただ日本人の目で見て、縫い目がきれいに揃っているだけで、なんの魅力もない服を縫製がいいと称して、珍重さえしている。滑稽です。 例えどんなに安価であっても そんなものに金を払う価値があるとは思えません。 それから、日本では”ファッション”とは どのような意味なのでしょうか? 西洋では”ファッション”とは一般に流行という意味であって、特別に服飾のことを”ファッション”は言いません。従って、料理にも家、車のデザインにも全て”ファッション”はあるのです。ファッションも全体主義を意味するファッショも語源は、ラテン語のfascesで 同じです。古代ローマで、棒束のことを意味し、いつしか団結を意味するようになりました。日本では、ファッションは、どうも何々の”装い”とかの意味で、スーツの”ファッション”などと使われているようですが、結局 世界では 意味が通じないので 日本でも 使いのを止めた方がいいでしょう。 さて、34歳のご主人は 新しいスーツをどのような場にて 必要とされるのでしょうか? まずは このことをよく考えられたら如何でしょうか。 仕事では あまり着られないようですし。 西洋ではスーツは、ビジネススーツとタウンスーツに大別されます。 ビジネススーツは、文字通りビジネスを中心に、あらゆるオフィシャルな場面で着られるスーツという理解でいいでしょう。 対してタウンスーツは 晴れ着、おしゃれ着のことです。 日本では、第二次大戦後は、まったくこの区別がついておらず、スーツであれば、どんな色でも仕事にOKと勘違いしている人が多いようです。 ビジネス用のスーツについては 紺とグレーしかありえません。以前、商社マンでグリーンや紫のスーツを着ている人を知っていましたが、西洋では まともな会社であれば即 首でしょう。その点、タウンスーツは、晴れ着、おしゃれ着ですから、比較的 自由に色、柄を選ぶことが出来ます。 スーツを購入する時には、その用途、目的をしっかりと検討した上で、もっともふさわしいものを選択するようにするべきです。 あれにもこれにも着たい、というのは貧乏くさい考えで、結局 中途半端な選択となってしまいます。 ビジネスなのか、プライベートなのか、オフィシャルなのか、遊び着なのか、よくよく考えてみられるとよいでしょう。 デザインについても、シングル2つボタン、3つボタン、ダブルの 6つボタン、4つボタンなど、いくつか基本になるスタイルはありますが、ボタンの数などはどうでもよいことで、大事なことは、Vゾーンが 広い方が似合うのか、狭い方がしっくりくるのか、ということです。 今、日本の既製のスーツを見ていると、デタラメにボタンの位置が高く、デタラメに衿の刻みの位置が高く、デタラメに肩幅が狭い服をよく見かけますが、もしご主人が 頭や顔が大きいタイプの方でしたら、 あまりお薦めはしません。 よけいに頭や顔を大きく見せることになるからです。 もともとこうしたデザインは、細身で小柄、顔も細面の人に合うというか、適したデザインなのです。スポーツをされて体格が良い方で、背も高いのであれば、今 流行のデザインは逆効果にさえなります。 一番我慢がならないのは、デタラメなボタンの位置についてです。 今の日本の既製服の多くは、ボタンの位置が不自然に高すぎ、著しくプロポーションを壊して、大人を子供っぽく見せてしまっています。服のボタンを留める位置は、ナチュラルウエスト、つまり、おへその指数本分上の位置であることが鉄則です。今 日本で流行っている、 ボタンの位置の高い、ピッタリとした服は、伝統的にローマのゲイやナポリのチンピラの着ている服と一緒で、あなたのご主人を知的で品性のある人物には見せません。 うそだとお思いでしたら、フェリーニやビスコンティの映画を見てみてください。 ひとつのアドヴァイスとして、もしあまり スーツは、されないものの、いざとなった時に恥をかかないものが必要ということであれば、 カスタムという手があり、値段は安売りスーツの10着分以上ですが、 まじめにスーツのことを考えておられるのでしたら、検討する価値は 大と思います。 カスタムとは、日本ではオーダーメイドとか言うものと基本的には同じです。(オーダーメイドは和製英語で 西洋では通じないので使うのは止めましょう。イージーオーダーとかフルオーダーとかも汚らわしい言葉で デタラメな英語なので禁止です。まず日本の服を世界水準にするためには、正しい外国語を使うことから始めたいです。) 私が お薦めをする洋服屋は、以下のお店です。 1) 金 洋服店 (広尾) 2) 高橋 洋服店(銀座) 3) マリオペーコラ銀座 4) バタク(代官山と伊勢丹) 5) ミリオーレ(自由が丘と伊勢丹) 2)の店主は、英国で、3)の店主はフランス、イタリアで、4)の店主はイタリアで勉強された方々で、西洋の本質を理解し、それを日本人の服に活かせる方々です。また、1)と4)の店主は、日本で修行を積んだ方々ですが、特にアイロンで ウールの服地を立体化する作業に優れた方々です。(ちなみに私の仕事もカスタムテーラーではあります。)こうしたお店では、まず どのような服を望んでいるのか 素直に話、そして虚心坦懐に話を伺うことです。デザインについても あまり細かいことは言わず、プロ中のプロに任せた方が 結果としてグロテスクな服が出来ません。 いい服とは、あなたのご主人が 世界であなたのご主人にしか出せない味のある服のことで、どっからみてもあなたのご主人にしか見えない、唯一の美しいラインを持った、バランスの良い服のことです。 従って、背中の型紙を起さず、直線的で個性のない 既製服とは違い、きれいに肩と背中にフィットしたバックラインがカスタムの服の真骨頂なのです。 少しレベルの高い内容の話かもしれませんが、せっかくタマにしか購入されないスーツであるのならば、楽しく 一生懸命に選んでみてください。 スーツは 男にとっては、自身の フィロソフィの表現でもあるのです。
お礼
回答ありがとうございます。 教えていただいたお店、調べてみたいと思います。 高価そうな気がしますが。 でもせめて一着はそういう高価な上質なものを持たせてあげたいとは思います。 節約がんばります。
- letterman
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メンズの服の流行は、毎年毎年大きく変わる事はありません。 今は3つボタンの長い流行が2つボタンに移行しつつありますが、3ボタン全盛時も2つボタンが消滅した訳ではありませんし、今3ボタンを着ない人が増えているという事もありません。 昔の2ボタンと今のものは、第一ボタンの位置が高めになり、ウエスト位置をやや高めに設計されているので、スラリと見えるし、足長に見えるようです。パンツのシルエットもすっきりしています。 これは、今だけの流行ではなくて、女性のパンツも美脚、美尻に完全に興味が移っていますから、この先も続くでしょう。スッキリ見えるものをわざわざ悪くする意味は無いですから。 私は、第一ボタンの位置と、Vゾーンのバランスが好きで、3ボタン派です。顔とネックのバランスで、ネクタイをゴロッと大きく結びます。シャツは自然とワイド衿です。 ファッションに邪道はありません。好みのものを自分の個性で選んで着れば良いのです。 年に数回しか着ないのであれば、なるべく安く購入して、好みを探っていっても良いでしょう。今売っているものを、その通りに着るので構いません。 2プライススーツ店や、紳士服大市的な格安スーツイベントでの購入がおすすめです。 3ボタン2ボタンの、Vゾーンの感じのどちらが好きか、色は黒、濃紺、鉄紺、グレー系、どれが好きか、合わせるシャツも、ネクタイも好みのもので良いのですよ。 分からなければ、試着して、実際にネクタイ、シャツを合わせて、スーツ1着、ネクタイ2本、シャツ2枚くらいかえば、いろいろ対応できますよ。 好みで買わないと、着る側の心理が窮屈になり、着る事を楽しめなくなります。
お礼
たまにしか着ないから、安くて流行のものを楽しむ。 たまにしか着ないから、高くて長く着られるものを買う。 どちらがいいのか私もまだ迷っております。 でも結局は着る本人の好みですよね。 いろいろ試して決めたいと思います。 回答ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。 イージーオーダー、まだ不相応な気がしていたのですが、低価格のものもあるのですね。足を運んでみようと思います。 フルオーダーは「部長になれたら作ってやる!」と決めているので、まだまだ先です。