ピックスクラッチについては、巻き弦にピックをこすり付けるだけです。 ブリッジ方向からネック方向に滑らせるのが普通でしょう。 歪ませていると際立って耳に留まるノイズになると思います。
ピックスクラッチをするときは、ピックを持ち替えて、いつもピッキングするところではない縁を弦に当てるようにしてください。 ピックスクラッチをするとだいたいのケースではピックに溝が掘れてしまうので、普段ピッキングしないところ(ティアドロップタイプなら持ち手側の縁、おにぎり型なら弧の真ん中あたりの縁)で弦を擦るようにしないと、その後の演奏に支障が出ます。
ピックを当てる角度などについては、あまり気にしなくて良いでしょう。 どんな角度であれ、ピックの縁がワウンド弦の巻き線にゴリゴリ当たればピックスクラッチのノイズが出ます。 持ち替えなどのことを考えると、ピックを返しただけのピックの縁がネック側に突出する角度の方が操作しやすいと思います。 また、ピックをこすり付ける速さによって、ノイズの音程にも変化が出ます。 このあたりの感覚は、試行錯誤してみるのが良いでしょう。
8vaについては、五線譜上の表記についての注意書きで、オクターブ記号といいます。 これは、譜面上の音程が実音とはオクターブずれて表記されていることを示す記号です。 表記が五線の上にある場合は音符が実音の1オクターブ下で書かれていることを、表記が五線の下にあったり、同様に同じ位置に「8va bassa」「8vb」と書かれていたりする場合はその区間の音符が実音よりも1オクターブ高く書かれていることを示しています。
五線譜を読んで演奏している場合は、上記のことからオクターブ違いの音程を当てて演奏する必要があります。 TAB譜を読んで演奏している場合は、これは特に何も変えずに演奏して構いません。 TAB譜に影響する表記ではないので、TAB譜はTAB譜通りに弾きます。
参考まで。
お礼
なるほど ありがとうございます