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ベース 音の違い
良く好きなバンドなどを聞いている時に、このベーシストはどんな演奏をしているのだろうと思います。ベースでは、ツーフィンガー・スラップ・ピック弾き・タッピングなどあるのは存じております。しかしどの演奏が何だかサッパリ解りません。弾き方によってどのような音になるのでしょうか?後、どのような時にその演奏の仕方を使用するのでしょうか?
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とりあえず、それぞれの奏法での発音について、整理して認識できるようにしておくのが良いと思います。また、その上ではお手元にベースがあるのであれば、実際に自分でその発音を試してみて、直に感触を聞き取ってみるのも有益でしょう。 どの発音がどういった感触なのかを知ることができれば、完全とは言わないまでも、音源から聞こえるベースの発音でどういった奏法を選択しているのかを想像することもできるようになると思います。 フラットピッキングについては、全体的にアタックが強めで尖ったような音になる傾向があると思います。音の粒も比較的揃いやすいでしょう。ただ、音の強弱や表情など微妙なニュアンスを作ることなどに関しては、ピックのコントロールを相当練習しないと難しいことが多いとも思います。ルート弾きなどでゴリゴリと押していくときなどは、ピックを使うと音の粒も比較的揃えやすく、やりやすいでしょう。ロック系のベーシストには、比較的こちらの奏法を好む人が多いように思います。 フィンガーピッキングに関しては、フラットピッキングよりもアタックの時のエッジが丸い音になる傾向があると思います。フィンガーピッキングについては、音の強弱や表情のニュアンスをつける上では、指先の動きがダイレクトに弦に伝わるので、ピックを使うよりもやりやすいでしょう。ジャズなどにも通じているベーシストには、こちらの奏法を好む人が多いように思います。 スラップ(チョッパー)については、これは少々特殊なアプローチになると思います。スラップでは、基本的に弦をフレットに叩きつけて、その衝撃で音を出します。そのため、音のアタックには強い金属音が付き、独特の感触になります。基本的にはドラム的なアプローチをベースでもやるような、リズミカルな奏法といえるでしょう。 タッピングについては、これはピッキングをせずに、ハマリングとプリングで音を出す奏法です。ピッキング自体が難しい楽器(スティックや特殊な多弦ベースなど)などでは基本的な奏法になりますが、通常のベースでは速いパッセージだったり、音程の移動が激しく片手ではカバーできない範囲に及ぶ場合などに主に使われることになると思います。音質的にはアタックは非常に弱く、滑らかな音程移動になるでしょう。 いずれにしても、どの奏法を使っているかについては、音の出だしの瞬間、アタックの感触を聴き取ることである程度判断できると思います。 どういった状況でどういった奏法を選択するかについては、それはベーシストの感性と能力、あるいは楽曲の要求によると思います。 特にスラップやタッピングなどの奏法を必要としない楽曲の場合、ピックを使うか、フィンガーピッキングでやるかについては、ベーシストの勘に任されることも多いと思います。これらは特に奏法上の特殊性が少ないので、どちらを選択するか比較的自由に判断できることが多いでしょう。その場合、ピック弾きを得意とするベーシストはピックを使いたがるでしょうし、フィンガーピッキングが得意なベーシストはフィンガーピッキングを優先したがるでしょう。 スラップやタッピングなどについては、演奏する楽曲が要求する音質やフレージングなどに依存すると思います。スラップで演奏されることが要求される曲の場合、スラップ特有のアタックやゴーストノート、フレージングがないとらしくならないでしょうし、それは他の奏法では代用しにくいとも思います。タッピングについても、使いどころは楽曲の要求に左右されるところが強いと思います。 いずれにしても、奏法の選択については、その楽曲を演奏するのに必要な音質・フレージングを基に判断するのが妥当でしょう。また、楽曲の要求を満たす奏法が複数ある場合に、そのどちらを選択するかについては、ベーシスト自身が自由に判断を下して良い領域だとも思います。 参考になれば。乱文失礼しました。
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- ship-e
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皆さんが詳しく答えておられるので、くだけて書きますね。 ツーフィンガーというのは人差し指と中指の2本の指で交互に弦をはじく弾き方。 一番オーソドックスですね。ボンボンという音になります。 ピック弾きは文字通りピックを使って弦をはじく弾き方。 音がはっきりでますので、ハードロックやパンクなどの激しい音を出す人が好み、ビンビンという音がでます。 スラップは親指で弦をたたき、人差し指に弦を引っかけてはじいて音を出す弾き方。ペンッ!とかバシッ!という音も一緒に出ますので リズムが強調されます。ダンスミュージックによく使われます。 タッピングはソロなどで使われますが、距離がありすぎて片方の手だけではおさえられないフレットを 反対の手で指板に打ち付けて音を出す弾き方。 フレーズの中でいきなりかけ離れた音を出すことができます。 それぞれに出てくる音が違いますので、曲の雰囲気によって使い分けます。 しっとりしたバラードをすべてスラップで弾いたりすることは、まず考えられません。 (それはそれで個性が出るかもしれませんが・・・・。)
- too3
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エレキベースは楽器としての歴史が浅くまだイイトコ50~60年位の「最近」の楽器です。 エレキギターより浅いものなのでまだ楽器自体「試行錯誤中」のものかもしれません。 演奏はなおさらその試行錯誤してる感が有ります。 演奏方法は究極的には決まりは有りません。「この場合はこの方が合うね」位のモノです。 (少々乱暴な意見ですが・・・) スラップ奏法も確立したとされているラリー・グラハムと言う人(これは諸説有ります)も当時キワモノ扱いされた様ですし、スラップ=チョッパーと言う図式もロカビリー関係の人にはウッドベースのスラップ奏法と捉えるので決行あいまいです。 余談ですけど、誰か忘れましたがドラムのスティックを右手に持ち弦を「叩く」様に演奏するベーシストも見たことがありました。 結局「音」が違うのでその奏法のベースを聞いて覚えるのが一番なんですが、答えになってませんね・・(笑) MIDIと言うものが有ります。 http://www.b-sharp.com/midi/spec1/midi001.html これは電子楽器で色々な音を出す規格です。 最近のものは一般的には一昔に比べると結構リアルな音がします。 これの「MIDI音源」という物はピアノやオルガン、ギター、ベースそれ以外にも色々と音が出てそれぞれに名前が付いてます。 例えばべースだけでも「フィンガーベース1」とか「スラップベース2」「ピックベース1」etc・・とかです。 この音を聴けば結構解かりやすいかも知れませんね。 このためだけにわざわざ買うのもバカバカしいので、電子楽器を売ってる所で音を出せばいいでしょう。