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犬の癌について
我が家には12歳になるメスのダックスと10歳のオスのダックスがいます。 12歳のメスの方が、現在乳腺にしこりがあることに先日気付きました。 私が現在実家にいないので、もう少し早く分かればと悔やみますが、此方のサイトを中心に勉強した所やはり癌かなという結論です。 断定できないのは病院には連れていったんですが、組織検査をしておらず触診で終わった為と現在食欲も旺盛で健康そのものな為です。 父と母は、ペットトレーナーの方の意見も踏まえて手術はせずに犬として自然に生きさせてやりたいという考えなので、開腹などの検査も転移を伴うので反対のようです。 手術中、術後の犬の様子の写真や状況などもある程度ネットで見て回りましたが、余りにも痛々しく。 それに一番初めに飼い始めた犬を、先天的な心臓病で2歳で入院中に失くし、最後を看取れなかったのもあって、私も一度は両親の意見に賛同し漢方での自宅治療にあたった方が良いとは思いました。 それに、このメス犬は以前ヘルニアによる下半身麻痺になった際も手術成功率は20%といわれ、漢方のみの治療で現在は通常に歩行し、後ろ二本脚で偶に立つほど完全回復したので、漢方治療は向いているのかと思われるところもあります。 それでも、ふとした瞬間に手術をしないのは人間のエゴではないか、とか。 実は良性の腫瘍で除去した方が最善ではないのか、とか色々考えてしまいます。 そうなれば、現在学生の身ですが自分でお金を出してでも手術を受けさせるのも可能です。 自分の飼い犬に一番良い方法を決めるのは、良くも悪くも飼い主次第です。 少しでも長く一緒にいられるように、私が確りしなければと思いますが、未だに西洋治療か東洋治療かで悩んでいる情けなさが拭えません。 様々な角度からの皆様の意見をお聞きしたく、乱文ですが投稿させて頂きました。 手厳しい意見も覚悟の上です。 どうか、よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
様々な角度からの意見とのことですので診断、治療する側からの考えを述べさせてもらいます。 通常「おっぱい周辺になんか出来た」で来院された場合、やはり真っ先に乳腺腫瘍を疑います。 ついで検査を希望される場合は1の方も言うように針で腫瘍を刺し そこから吸引したわずかの細胞を顕微鏡で診てはたして腫瘍なのかどうかを診断します。 もし腫瘍の可能性が高い場合今度はそれが果たして良性なのか悪性なのかという話になりますが、 残念ながらこの針を刺す検査では確定診断は出来ないのであくまで目安にしかなりません。 さらに悪性の場合は肺に転移することが多いのでレントゲンにて転移の確認をします。 また全身状態の確認として血液検査も行います。 以上の細胞診、レントゲン、血検の結果からオペ適応かどうかを決定しますが、 場合によっては針による生検は端折る場合もあります。 今回質問者さんのご実家のワンちゃんは何処まで検査をされているのでしょうか? 文面からは触診のみとのことですが血液検査やレントゲンも未実施なのでしょうか? というのは例えばレントゲンにて肺転移が確認された場合、 残念ながら手術は通常適応外となります。 また血液検査で明らかな肝臓や腎臓の数値の異常がある場合も麻酔のリスクが高くなるため手術の実施が難しくなることもあります。 もし上記のような場合でなければ患者さんにはメリットとデメリットを説明した上で手術を勧めはしますが、 最終的にはオーナーさんに決定してもらっています。 ただ盲目的に手術や痛いことはかわいそうと言う方には 今後この子がもっと痛くてかわいそうな状態になる可能性もあることをキッチリ説明してます。 それでもやはり切りたくないと言う方はたくさんいますよ。 ただこの仕事をしていると腫瘍がはじけてしまい化膿して全身状態も悪化してから 「やっぱりあの時手術しておけば・・・」と言う方もたくさん目にするのも事実です。 長くなってしまいましたが私自身仕事を離れ、一飼い主として自分の犬がこうなったらどうするか? と聞かれたら躊躇なく「手術」すると答えます。もちろん手術が適応ならですが。 最後に2点気になったのがご両親の「犬として自然に生きる」と「開腹などの検査は転移を伴う」というくだり。 犬と人間が共生する時点でそれはもはや「自然ではない」のでは? まあこれについては個々の考えがあるのでどちらが正しいとは言えませんが。 また開腹については通常レントゲンやエコーで明らかに腹腔に転移が疑われなければ 乳腺腫瘍の検査で開復することはないと思いますよ。 手術するなら早いにこしたことはありませんが簡単には決めれないと思います。 ご両親ととことん納得するまで話し合って下さい。 長文失礼しました。
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Q、手術をしないのは人間のエゴではないか? A、正に、その通りです。 仮に悪性の乳腺腫瘍ですと、数ヶ月で腹部全体に広がり血膿が出てきます。 その内にお腹には数センチの穴があきます。 実に悲惨な苦悶の果ての最後を迎えさせることになります。 漢方などでガンは治療できるのならば、誰でもしています。 先ずは、生検を!
お礼
そうですね。やはり苦しい最後は迎えさせてあげたくありません。 手術はまだ悩んでいますが生検を受けさせる意思は固まりました。 回答、有難う御座いました。
お礼
専門家の方の意見を頂き大変参考になりました。 私が病院でしたのは触診のみです。検査は乳腺を実際に見るという開腹でのものになると説明を受けたもので、私一人では判断できかね一度帰宅した次第です。 病院がよくなかったのでしょうか。今度違う病院にも行って針による生検を行ってくれる場所を探したいと思います。 私自身、現在手術が可能ならしてあげたい気持ちが強いです。 それでも、両親の説得はかなり厳しそうなのも現実です。 「犬として自然に生きる」とは「犬の好きなことを存分にさせる」という意味合いで。「もっと長く一緒に居たい」という人間の都合本位で年老いた寿命間近の動物の体にメスをいれていいのか。術後も痛い思いをして、病院通いのストレスを溜めさせつつ不自由に暮らさせるのかといった両親の見解です。 私は回答者様の考えにも両親の考えにも頷ける所があるので、何とも言えない感じです。どちらも正しいと思います。誰も動物の本当の気持ちは分からないですから。 為になる回答有難うございました。 両親と、もう一度根気良く話し合ってみます。