熱が毛髪に及ぼす影響は乾いた状態と濡れた状態では異なりますので注意が必要です。
毛髪が完全に乾燥した状態で熱を加えると外見的には120℃前後からふくらみはじめ130-150℃で変色がはじまるそうで、科学的には150℃前後でシスチン(髪の毛の成分)の減少(髪の内部の空洞化)がはじまり180℃ではα-ケラチンがβ-ケラチン(髪の毛が切れやすくなる)に変わります。
髪の毛が濡れた状態ではもっと低い温度で上記の現象がはじまり髪は完全にドライの状態でアイロンを使用するよう注意書きがあるのはそのためです。
従いまして毎日使用するアイロンの温度は最高でも140℃以下で使用するのが髪をいたわるためにも望ましいと考えます。
1999年頃?と記憶していますが美容室でも180℃の高温アイロンの使用が法律で認められ180℃で使用出来る市販のアイロンが発売されていますが、美容室などでは高温アイロンを使用する場合はPPT毛髪成分などで髪の毛を保護して使用していますので一般家庭で180℃で毎日使用するのは髪をいたわるためには少し危険な気がします。