- ベストアンサー
のどに物を詰まらせると窒息するの?
のどに物を詰まらせると苦しいのは分かりますが、これは、窒息しているのでしょうか? と言いますのも、のどに物を詰まらせても、息はできるからです。 わざとのどにご飯を詰まらせて実験してみたところ、とても苦しくなるのですが、息はできました。 これはなぜなのか? 詰まったものが、のどを圧迫して、頭へ上るもしくは、頭から下るのどの血管をふさいでしまっているからで、これにより血管がふさがれて、血が脳にいかないことによる酸欠での窒息と考えたのですが、本当はどうなのでしょうか? 少なくとも、のどに物が詰まって息ができない、ということはおかしいように思うのです。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
のどにものが詰まったときの「苦しさ」=「息が出来ない」ではありません。 「のど」と言っても、部分として「咽頭」「食道」「気管」とあります。 「咽頭」とは食道と気管が別れる前の部分で、扁桃腺とかの周辺です。ここにものが詰まると「おえっ」となってはき出したくなる「嘔吐反射」がおきます。 「食道」は普通食べ物が通るところですので、ものが入っても苦しさを感じる事はありません。詰まると「つっかえた感じ」はしますが、当然息はできますし、窒息する事はありません。 「気管」とは声門から下の部分で、非常に敏感です。一滴の水が入ってもひどく咳込みます。非常に苦しいです。これは気管内に異物が入らないようにする「咳そう反射」というものです。もしも気管内に空気が通らないほどのものが詰まると、咳をしようにも息が吸い込めないために自力でははき出せずに窒息してしまうことがあります。 ご質問者様が仰る「のどにご飯を詰まらせて」というとき、「息が出来」ていたのなら、それは窒息による苦しみではありません。窒息とは息が出来ない事だからです。では何が苦しかったのでしょうか? 恐らくは嘔吐反射や咳そう反射による苦しみであったと考えられます。のどを強く押さえても息は出来ますが、苦しいですよね。あれも同じ原理です。 息が出来ているのなら、窒息して死ぬ事はありませんし、窒息の苦しみを味わう事もありません。 あとは「のどに物が詰まって息ができない、ということはおかしいように思う」ですが、肺に空気を送り込む部分は気管しかありません。気管がふさがれば当然息は出来なくなります。ですから、ものによっては「のどに詰まって息が出来なくなる」事は充分にあり得ます。 ですから、「のどにものが詰まった苦しみ」というのは上記のように様々な「苦しさ」が絡みますので、確かに「息が出来ない苦しみ」と一様に捉える事はできないかも知れません。しかし、息が出来なくなると苦しいのは事実です。水中に長い事潜っていると苦しくなるでしょう。あれが純粋に息が出来ない事による苦しさです。機序的には血中の二酸化炭素濃度が高くなると「息苦しさ」を感じるようになってます。余談ですが、酸素濃度が低下する事では息苦しさは感じません。血中の酸素濃度がある程度低くなると、意識を失います。そのまま息が出来ないと死んでしまいます。 あと、「血管がふさがれて、血が脳にいかないことによる酸欠での窒息と」お考えのようですが、のどを詰まらせても血管はふさがりませんので、この考え方は違っています。外から首を絞めると場合によっては動脈が締め付けられて御記載のような状態になる事はあります。柔道の絞め技は気管を締めて苦しめるのではなく、動脈を締めて脳を虚血状態に陥れ、意識をなくさせるので、これに当たります。
その他の回答 (6)
詳しい説明がなされているので必要ないと思いますが、回答を誤解されたくないのでしつこいようですが書き込ませていただきます。 >窒息というと、通常、息ができないというのを想像するのですが、喉に物を詰まらせる苦しさは、そういう窒息ではないのではないか?というものです。 窒息=息が出来ない状態であり、息が出来ていて苦しいことを”窒息”と表現しているのをが間違いであると言っており、だからこそ窒息がどういった状態なのか分かるリンクを張ったわけです。
お礼
どうもありがとうございます。 >>窒息=息が出来ない状態 息がふさがる、ですからそうですよね。
>気道確保というのは、意識のない人が、舌を気道に詰まらせるのを防ぐためで 貴方の中では「舌が気道に詰まる」というのと「舌が喉に詰まる」というのが繋がらないわけですね。 物であろうと液体であろうと空気の通り道をふさいでいるという事実にはなんらかわりがない。 >喉に物を詰まらせたときに、気道確保をすることは 詰まらないように予防することと、詰まってしまった後の対処をごっちゃにしないでください。 また、貴方の疑問は”窒息”という言葉を使用しているから誤解を招いています。 ですから窒息に関するリンクを張ったのです。 更には、「喉に物が詰まって息が出来ない」ということがおかしくないという事例を述べているだけです。 自分で息を止める時と、不意打ちで呼吸が妨げられるときには違いがあることも、実験などしなくても想像で分かると思います。
お礼
どうもありがとうございます。 喉に物を詰まらせる苦しさの原因は、本当に息ができないという原因なんですか?という発問でした。。 窒息というと、通常、息ができないというのを想像するのですが、喉に物を詰まらせる苦しさは、そういう窒息ではないのではないか?というものです。 とはいえ、違うのかも知れません。 気道確保の話は予防と事後対処をごっちゃにしてましたね。失礼しました。
- vnekov
- ベストアンサー率0% (0/5)
きっと質問者さまは詰まらせた訳ではなかったんじゃないでしょうか。 小さい頃に、喉にアメ(大き目)を詰まらせた事があったんですが、呼吸はもちろん声も出せずみるみるうちに顔が赤黒くなっていきました。 なんとか吐き出したものの本気で死ぬかとおもいましたよ(;O;)
お礼
どうもありがとうございます。 多分、回答者様の場合も同じではないかと思うのです。息ができないと思い込んでいるだけで、本当は、息はできると思います。 誤解しないでください。息はできても、とても苦しいのです。そのままだと死ぬこともあると思います。その苦しさは、何の苦しさだろう??というのがポイントなんです。 考えてみてください。回答者様の場合も、息ができない苦しさではないはずです。 普通、息が止まっても、そんなに急に苦しくならないですよね?それは息を止めてみれば分かります。息が止まって、顔がみるみる赤黒くなるということもないのでは? つまり、私たちは、喉に物が詰まると、息ができなくて苦しいと思い込んでいますが、息ができない苦しさではなく、別の原因の苦しさだと思うのです。では、その原因は何なんだろう??というのが、質問です。。
http://www.city.kyoto.jp/html/shobo/kyukyu/kyukyu5.html http://www3.kmu.ac.jp/legalmed/lect/choke.html ご飯・物・吐しゃ物などを喉に詰まらせて死亡する例は、新聞などでもよく見かけますね。 応急処置などの講義でも気道の確保について指導があります。(呼吸停止などではなくても、内臓が傷ついて気管を血液が逆流した場合、窒息する危険性がありますよね) なぜそんな実験をする気になったのか分かりませんが、行動を起こす前によく考えてみてください。
お礼
どうもありがとうございます。 喉に物を詰まらせたときに、気道確保をすることは、多分ないように思うのですが、どうなのでしょうか? 気道確保というのは、意識のない人が、舌を気道に詰まらせるのを防ぐためで、ちと事情が違うように思います。
- chirashizushi
- ベストアンサー率22% (571/2533)
口と鼻をふさいでみてください、息ができますか?(^^;
お礼
どうもありがとうございます。。
- scon
- ベストアンサー率22% (77/342)
のどは途中から気道と食道に分かれます。 ご自身で実験された時には食道の途中で詰まった状態か、別れる前に詰まったが完全には塞がれていなかったのではないでしょうか。 分岐前の場所で完全に塞がるようなつまり方をしたり、気道に誤って食べ物が入って塞がった場合には、呼吸は出来ません。 その場合には呼吸が出来ずに窒息します。 くれぐれも危険ですので、追加の実験はしないで下さい。
お礼
どうもありがとうございます。 >>分岐前の場所で完全に塞がるようなつまり方をしたり、気道に誤って食べ物が入って塞がった場合には、呼吸は出来ません。 喉に物を詰まらせる場合、分岐後の詰まりが多いように思うのですが、どうなのでしょう。老人がもちを詰まらせたとか言うのも、このケースが多いように思います。 ポイントは分岐後でも、すごく苦しいんです。これはなぜだろう、ということです。 ご心配くださり、ありがとうございます。
お礼
>>「血管がふさがれて、血が脳にいかないことによる酸欠での窒息と」お考えのようですが、のどを詰まらせても血管はふさがりませんので、この考え方は違っています。 以前、ご飯を多めに飲み込んだとき、喉に詰まり、とても苦しくなりました。その時、少し冷静になり、息をしてみたのですが、息は吸えたのです。でも、とても苦しいのです。嘔吐や咳き込むというものではなく、頭に血が上るような苦しさでした。すぐに水を飲んで、元に戻ったんですが、その時思ったことを、今回書いたのです。 その時の結論が、これまで書いたようなものだったのですが、回答者様の話を読むと、その結論では、何かが違うようですね。 多くの解説を本当にありがとうございます。