お寺を3軒知っており、1軒は身内ですが、「集めたお布施を湯水のように使っている」印象は特にありません。
私の家の菩提寺(曹洞宗)は、檀家へのサービスが非常に良い寺です。家内の実家の菩提寺と比べるとかなり違います。
1. 本堂は20年ほど前に新築したが、メンテナンスを怠らない。畳は定期的に表替え、最近は畳の周りに敷き詰めてある絨毯を総交換。毛足の長い高級品。
2. 寒い時期の法事の際は、始まる前からストーブを何台も焚いて暖めてある。暑い時期は床置き扇風機を何台も置いて風を通している。冷房はあまり必要ない地域です。
3. 座布団に加え、正座用の椅子や普通の椅子を常に準備、適宜更新。法事への列席が辛くありません。
4. 墓参用のバケツや柄杓は常にチェックしているようで、子供の頃から壊れているのを見たことがない。しおれた花も適宜回収しているらしい。
5. 盆と彼岸にお布施を持ってくる檀家には、住職がお茶を出して自家製の餅菓子を振舞う。相当な量を仕込んであるようです。
住職一家の懐具合のことは知りませんが、企業顔負けの顧客サービスといつも感心しております。最近は、お寺の傍に土地を買って檀家用駐車場を設置しました。土地が安くない市街地ですし、駐車場を増やしてもお寺の収入は変わらないわけですので、思い切った檀家サービスだなと驚きました。
私の家では、5千円のお布施を年に三回持参し、法事の時は別途お布施を出していますが、これだけ立派にお寺を維持しているなら妥当な金額と考えています。質問者様のご父君のお寺はいかがですか?
家内の親戚にお寺さんがあるのですが、確かに「墓地造成販売」で多少儲けているようです。ただ、外車を乗り回す派手な生活はしていないようですので許容範囲でしょう。現在、儲けたお金で本堂を改築中ですが、住職の若い頃からの念願だったそうです。