NO5です。再度、回答・アドバイスいたします。
やはり、ヘルニアは、腰椎椎間板の4番目と5番目の間ですね。
ヘルニアによる神経麻痺が出ているということは確かみたいですが、必ずしも手術をすることが正しい治療ではありません。
ヘルニアは右の神経根を圧迫していると考えられますが、もしも正中(真後ろ)を圧迫しているなら、膀胱・直腸障害といって、おしっこが出にくい。便が出ない。などの症状がでます。この場合なら絶対的に手術の適応です。それ以外は基本的に手術はしない方が一般的です。
牽引や腰を温めたりすることを保存療法といいます。これで、十分な効果は期待できませんが、そのうち治ると思っていて間違いありません。
とても痛くて歩くこともできない、寝返りすら痛くてできない。という人も手術なしで時間が経てば治ります。ただし、このように痛みが強い人(急性期の状態)の場合、まず「神経根ブロック」、「硬膜外ブロック」という注射を背中からします。少し痛いですが、これを数回すればたいがいの人は痛みが和らぎます。そして、地道にリハビリをして筋力をつければ足関節の筋力はもとにもどります。痛み止めの薬(非ステロイド消炎鎮痛薬)、神経を回復させる薬(ビタミンB12)なども効果的です。
皮膚の知覚麻痺もしだいに治ります。なぜなら、椎間板ヘルニアL4/L5のレベルは「末梢神経」と呼ばれ、これは回復の見込みがあります。
急性期(痛みが強い)かどうか調べるテストを教えます。イスに座った状態で右膝の裏を強く指で圧迫してみてください。(=bow string test)これで痛みが増強するなら、もう一度確実に整形外科を受診したほうがいいです。
手術に関しては、MRI(画像診断)をして主治医と患者さん本人でどうしたらよいか話合って決めるのが妥当です。(※手術をしてもしなくても効果に差がない場合が多いですが。)
手術は「LOVE法」という一般的な手術や、顕視鏡で行う「MED」という方法、また、「レーザー」の3種類あると考えてください。
※レーザーは椎間板を熱で照射して蒸発させて元にもどす方法で一番体に害が少ないものですが、保険の適応外です。また、これができるヘルニアなのかどうか、画像を見なければわかりません。
あ、しかし、手術すること勧めているわけではありませんよ。。。時間がかかっても痛みはほとんど取れますので。筋力ももどりますから。。。
あと、椎間板にかかる圧力(重力含む)は寝ている状態を1とすると、立っていて2、イスに座って3、あぐらをかくと4です。なるべく椎間板に圧力をかけないで安静に、そしてコルセットを付けて筋力を鍛えていけば、時間が経てば治ります。焦って手術することだけは避けましょう。おだいじに。
お礼
丁寧にお答えいただき、ほんとにほんとにありがとうございますm(_ _)m ご回答いただいた文章をそのまま友人に読ませてみます。 回復の見込みがあるとわかればきっと病院へ行く気になると思います! 手術しなければ治らないと思ってるようですので、 「安静にしてコルセットを付けて筋力を鍛えていくと時間が経てば治る」と知ると頑張って鍛えられそうですよね☆ 私自身も今日、整形外科で、頚椎・腰椎ともに椎間板症と言われたので(そのうえストレートネック)、アドバイスいただいたことを参考に日常生活を送りながら治療を受けていきたいと思います。 おかげさまで友人は手術という大事にいたらなくてすみそうですね。 再度ご回答いただき本当にありがとうございました。 感謝いたしますm(__)m